概要
1972年5月30日生、福島県会津若松市出身。アーツビジョン所属。B型。
東京アナウンス学院、俳協ボイスアクターズスタジオ、日本ナレーション演技研究所(第8期特待生)出身。
1990年代の中盤に声優デビュー。
保志総一**郎**は誤記。実例として、カカオ役で出演した『ドラえもん のび太の太陽王伝説』では、この誤記でクレジットされている。
挨拶は「ぱっぴぃ」。この挨拶は近年はあだ名として使われる事も多い。
※尚、「ぱっぴぃ」は平仮名表記が正式である。伸ばす場合は「ぱっぴぃ~」になる。
ルナと言う名前の猫を飼っており、2022年9月にYouTubeチャンネルで初のルナの動画をアップロードしている。以後、同年冬よりラジオ形式のライブを行う他、2023年にはゲーム配信を行うようになる。
2023年2月には、小寺可南子と森本貴大の3人による男女ツインボーカル3ピースユニット、『Isla・la』を結成する。
人物
性格は非常にマイペースな天然ボケであり、先輩か後輩を問わずいじられている。
トークをまとめることが苦手で、ラジオのパーソナリティや座談会などの進行役が特に苦手なため、彼に司会をやらせるとだいたいgdgdかつカオスになる。
また非常に酒癖が悪いことで有名。
好きな食べ物と飲み物は鰻、ぬれ煎餅、蕎麦、プリン、コーヒー他。
お菓子を差し入れされた際の彼の反応はとても可愛いらしい(加隈亜衣マネージャー談)。
好きな酒は日本酒(ぬる燗)。
若々しい少年のような高い声が特徴で、その演技力もあってか主人公格の役を多く演じている。
その反面、狂気に陥り凶暴化した前原圭一のような狂気・殺伐とした態度の演技も得意であり、新規の主人公役の少なくなった2010年代以降はこちらを活かして悪役を演じる機会が増えた。
また、早口を得意とし、『機動戦士ガンダムSEED』や『ひぐらしのなく頃に』などでその才能を遺憾なく発揮し、早口長台詞をアフレコ一発撮りで成功させている。ちなみに、『ひぐらしのなく頃に』のドラマCD版公式サイトでは実際に保志がアフレコに使用した台本の画像が公開されていたが、漢字のフリガナだけではなく息継ぎのタイミングや単語の細かなイントネーションに至るまでびっしりと書き込まれており、その入念な準備に驚嘆混じりのコメントが添えられていた。
『無限のリヴァイアス』、『スクライド』、『プラネテス』、『ガン×ソード』、『コードギアス反逆のルルーシュR2』など、谷口悟朗監督作品の常連声優の一人であり、主人公やライバルなど重要ポストを担う事が多い。
谷口監督は、漫画版『ガン×ソード』の巻末付録である保志との特別対談で、(谷口氏が持つ)保志の声のイメージについて…
「すごく敏感でナイーブなところがありつつ、けれどもそれは内側に隠して、外側では少し刺々しく出てしまう……そういう声質だと認識しています。対極にある2つの部分がセットになっているのが保志さんの魅力であり、だからこそナイーブな部分だけの役柄でその声を使おうとする発想が、私には無いんです」
と、独特な見解から来る評価をしており、これについて保志は…
「なんて言うか……見抜かれちゃうもんなんですね(笑)」
と、苦笑いを浮かべた。
また、同じ声優である石田彰との共演が多く、保志本人も石田のことが大好きであると発言している。
『最遊記』や『炎神戦隊ゴーオンジャー』で共演した徳山秀典とも交友を持っており、2人でカラオケに行ったこともある。
自身も声優として出演しているスマフォアプリゲーム『RenCa:A/N』では、スーパーバイザーとしてキャスティングやキャラクターデザイン監修などに携わっている。
酒ネタ武勇伝
保志には様々な声優との酒にまつわる伝説的なエピソードがある。
(声優以外にも漫画家、イラストレーター、マネージャーなどが被害にあっている)
本人は酔っ払うと記憶が無くなるため、ほとんどは被害者本人または周りで見ていた人物が話したエピソードである。
また、被害と書いているが、被害者本人たちの多くは保志の一連の行動を「かわいい」「面白い」「最高」などと肯定的に捉えている模様。かわいいは正義。
ネタとなっているがすべて事実である。
深夜に電話 | 関智一・小西克幸・小野坂昌也・鳥海浩輔・鈴村健一 | 一人で酒を飲んでいると寂しくなり、アドレス帳の一番上から電話をかけていくため最も被害者が多いと見られる。だいたいの第一声は「僕ね、今、お酒飲んでるの!」大概の声優は面倒くさくなりすぐに切るが、後輩声優はその立場上なかなか電話を切ることができない。関智一は「体当たりしてもいい?」と尋ねられた |
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噛みつく | 高木渉・平井久司・竹崎忠 | 高木渉は自ら保志に肩を差し出している。平井久司は利き手の左手を噛まれた。噛む場所は二の腕が好きらしい。噛む人の共通点は本人曰く「お父さんぽい人」 |
抱きつく | 関俊彦・石田彰・平田広明・鈴村健一・檜山修之・大塚芳忠・杉田智和・鳥海浩輔・子安武人・櫻井孝宏・福山潤・茂呂田かおる | その場にいる人にはだいたい抱きついているらしい。電車内でも誰彼構わず抱きつく。また大塚芳忠は押し倒されている |
タクシー内で告白 | 森川智之 | 静かなタクシー内で突然「森川さん、好きです」とだけ言い残し帰っていった。森川本人がいたるところで話している。 |
脇腹を延々と撫でる | 鈴村健一 | 鈴村は隣りに座っていた保志に何故かずっと脇腹をナデナデされていた |
お尻を触る | 杉田智和 | たまたま同じ飲み屋に来ていた杉田は泥酔した保志に抱きつかれさらに尻をすごく触られた |
ベルトをカチャカチャ | 鈴木達央 | 仲良しな声優チームで飲んだ際、ズボンのベルトをカチャカチャさせながら鈴木の服を脱がせようとした |
先輩の服をヨダレで汚す | 檜山修之 | 飲み会で隣りに座った保志に檜山は服をヨダレで汚されてしまった。その後檜山は保志の隣りには一切座らないことにした |
後輩のコートにすっぽり収まる | 星野貴紀 | 保志が星野のコートにすっぽりと収まった |
人のベッドで勝手に寝る | 高橋直純 | クリスマスに高橋宅で一緒に酒を飲み、そのまま彼のベッドで朝まで就寝。仕方なく高橋はソファーで夜を明かす羽目になった |
袖を掴みついてくる | 峰倉かずや | 打ち上げにて「あ、峰倉せんせーだ!」と酔っ払った保志が寄って来ると何故か峰倉の袖を掴んで離さず、ずっと後ろについてきた |
抱き合う | 鈴木達央 | こちらは被害者というより共犯者に近いが、「もう俺、ダメになっていいっすか」と言う鈴木と、でろでろに泥酔しながら抱き合っていた |
名前を呼び捨てで呼ぶ | 広瀬裕也・安元洋貴・井上和彦 | 普段は後輩声優を名字+君付けで呼んでいることが多いが、酔っている時のみ下の名前を呼び捨てで呼ぶ。先輩声優まで呼び捨てで呼んだことがある |
なかなか帰らない | 広瀬裕也・安元洋貴 | 飲み会から帰りたがらないため慣れた者は保志を強制的にタクシーに詰め込んで帰らせるが、広瀬は朝の11時まで保志と飲んだ。(驚くべきことにライヴイベント後の飲み会である) |
この他にも、酔って店の階段から落ちたり、ネットゲームのダンジョン内で迷子になったり、電車を乗り過ごし山奥の終点駅まで行ってしまう、など様々な逸話がある。
酔って人を噛んでいる保志に林原めぐみが「(私を)噛んでみるか!?」と言うと保志は「いやいやいや……」と拒否した。
また別の日、林原は保志に噛みつかれそうになり、避けて保志を叩いた。(叩かれたショックで保志はこのことは覚えている)
ガンダムSEEDの飲み会の際、監督の福田己津央は「俺に絡んだら主役を降ろす」と言うと、保志は一度も絡まなかった。
節操なく見えるが、一応絡む相手は選んでいるようである。
「生きたATフィールド」こと石田彰とのエピソード
生きたATフィールドと呼ばれ打ち上げにもめったに参加しない石田だが、保志はその共演数もあってか、「他の人間よりたくさん石田さんのいる飲み会に参加している!」と自負している。
また、保志はよく他の共演者に「石田さんとどうやって仲良くなるのか」と相談を受けたりしていた。
・石田彰は保志と出会う以前、保志の事務所の先輩であり養成所講師の沢木郁也に「うちの事務所に可愛い奴がいるんだよ。もう、そいつのこと可愛くってしょうがない。すごい俺はそいつを気に入って、目掛けてる」と沢木が保志を大変可愛がっているという話を聞いていた。
・1996年、ちゃお「るりちゃん放送局」のドラマCD収録にて初対面。
保志に対しての第一印象は「男のくせに可愛らしいなこの野郎」。
初対面にもかかわらずその日、二人は一緒に電車に乗って帰ることに。
しかしお互いあまり喋るタイプではないため無言に。
気を使った石田が「僕は喋らないタイプだから大丈夫だよ」と声をかけた。
・幻想魔伝最遊記ドラマCDにて「最遊記やって一番良かったのは『保志君に出会えたこと』だね」と石田は答えた。
・保志の親は、娘(保志にとっての姉)に「石田さんなんかどう?」と石田の名前を良く出すらしい。
石田「保志くんのお義兄さんになるの?それ微妙に嫌だなぁ。仕事はいいよ?でも保志くんが弟になりました。毎日フォローしなきゃいけません…そりゃ無理だ!」
・「自分以外でカッコイイと思うキャラは?」という質問に対して保志は「石田彰さん全般!!」と答えた。
・『戦国BASARA』のイベントでは「竹中半兵衛に調教してもらえば?」という話題で
保志「あーでもちょっと、してもらいたいかも!」
石田「じゃあ……あとでね」 という謎の会話をしていた。
・保志は自身のセカンドライブのシークレットゲストに石田を召喚した。
ちなみにお互いメールアドレスを交換しており、メールでやりとりをしていた。
ライブでは石田が「僕は君(保志くん)の笑顔を守りたい」と言い、それを言われた保志は「…なんか キュンとしました!僕、石田さんのこと大好きなんですよー」と照れていた。
・石田は『最遊記』の原作者である峰倉かずやに「先生、この子(保志)を漫画のキャラに使えませんか勿体ない」と打診すると峰倉は「もう存在自体が漫画キャラなんで無理」と言い放った。
・朗読劇にて「(緊張して)記憶ないもん!」という保志に対し石田は優しく「大丈夫だよ。素敵だった。僕は覚えてるから」と言った。
・イベントの質問コーナーにて「どうしてかわいいの塊みたいな、年齢を感じさせないかわいげが出せるんですか?」と石田は保志へ質問。それに対して保志は「え、僕は石田さんみたいになりたいんです!」と回答した。
出演作品
アニメ
*1 画面右上の男性
イラスト未確認
カカオ@ドラえもん のび太の太陽王伝説 ※保志総一**郎**の誤記でクレジット。
ゲーム
イラスト未確認
ドラマCD
*1 難波克弘の代役
*2 TVアニメ「ACTORS-SongsConnection-」でも担当。
特撮
ラジオ・その他
- 林原めぐみのHeartful Station
- 保志総一朗のレトロゲームサンデー
関連イラスト
外部リンク
KING AMUSEMENT CREATIVEによるアーティストページ
Twitter『保志総一朗@HoshiSoichiro』
YouTube『保志総一朗ぱっぴぃたいむ☆』
関連タグ
保志総一郎……誤記。
平井久司……描いているキャラクターをよく演じている。