解説
MARVELコミックを原作とする実写映画作品群「マーベル・シネマティック・ユニバース」は、「シネマティック」のとおり、映画が主体のシリーズであった。
しかし、映画『アベンジャーズ』のあと、同作に登場したフィル・コールソンを主役とした連続テレビドラマ『エージェント・オブ・シールド』が製作され、その他にも協力会社(放送局)やメディアを変えて、いくつものドラマが製作された。
これらのドラマはMARVELのテレビ部門「マーベル・テレビジョン」が製作しており、映画を作っているマーベル・スタジオとは、親会社は同じであるものの別会社だった。
そのため、映画作品との連携はさほど密接ではなく、映画の内容がドラマに影響することはあっても、その逆はほとんどなかった。
作品一覧
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MCUの一部へ
その後、ディズニーによるMARVEL各社の再編により、マーベル・テレビジョンはマーベル・スタジオに吸収合併され、消滅。以後、マーベル・スタジオがドラマも制作することになった。
これによりDisney+で配信されるドラマ作品はMCUに正式に組み込まれ、ストーリーが密接に関わるようになったため、フェイズ4からはドラマも観ていないと映画を完全には楽しめなくなった。
例えば2022年公開の『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は『ワンダヴィジョン』を観ていないと理解できない、とワンダ役のエリザベス・オルセンが明言している。
当初は月額料金の発生するサービスへの加入が必要なため「あくどい商売だ」などと批判的な声も少なくなかったが、フェイズ4が始まるのと同時期にコロナ禍が発生。相次ぎ閉鎖した映画館に出かけなくとも同等のクオリティを自宅で鑑賞できるため、直ぐに受け入れられた。
状況が落ち着いた2021年後半以降は、ドラマと映画が交互に配信 / 公開されている。
また上記に挙げた作品も、順次Disney+での配信が始まっている。
作品一覧
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