曖昧さ回避
- 『ウルトラマントリガー』に登場する怪獣→本記事
- RPG『チョコットランド』に登場するキャラ
データ
別名 | 破壊暴竜、破壊闇暴竜 |
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身長 | 66m |
体重 | 6万トン |
出身地 | クララシティ |
スーツアクター | 梶川賢司 |
デザイン | 井野元大輔 |
概要
第5話「アキトの約束」に登場した怪獣。
本作では初となる、派生種やリメイクではない完全オリジナルの怪獣である。
本作の世界で物語開始より6年前に最初に姿を見せた怪獣で、「始まりの怪獣」と言う異名を持っている。
アキトの両親を殺害した張本人でもあり、アキトにとっては両親の仇とも言える怪獣で、彼からは避難誘導という命令を無視してデスドラゴを攻撃したほど恨みを抱かれている。
頭部にある鹿やトナカイのような複雑な形状をした巨大な二本の角から強力な青白い電撃を放つが、片方の角は6年前にシズマ・ミツクニの乗るガッツウイングの攻撃で半分折れた状態であり、実は防御力自体はオカグビラやゴルバーと比べてもそこまで高くはない。現にウルトラマントリガーとの初戦では、彼のマルチ・スペシウム光線を受け逃走している。
ここまでの素の状態では格闘能力もマルチタイプのトリガーとほぼ互角、角からの電撃光線も広範囲かつ不明確な部分が目立つとはいえ攻撃力そのものはアキトを庇ってモロに直撃を受けたトリガーが電撃を弾いて反撃に持ち込む程度の威力であったのだが、カルミラに闇の力を与えられた影響で闇怪獣となり「破壊闇暴竜」に変貌、目が赤く染まった上に通常の青白いものに加えて超強力な赤い電撃を放つようになった。攻撃範囲も広くなった他、口からは範囲を一ヶ所に纏めてさらにもう一回り高い威力の電撃光線を使用することもできる。
GUTSファルコンを撃墜した後はトリガーと再戦、パワーアッブした攻撃力を生かして前回以上にトリガーを苦戦させるも、スカイタイプにチェンジしたトリガーに対しては次々と電撃をスカイアローに相殺されてしまう。最終的には口からの強化電撃光線とサークルアームズで防ぐトリガーの根比べとなるも、ケンゴの判断により電撃光線の力が蓄積されたアームズで発動した強化版ランバルトアローストライクを受け爆死、自身の電撃能力という強みを逆手に取られる形で敗北を喫した。
その後、謹慎を無断で破ったアキトはさらに三日間の謹慎期間を与えられるが、タツミ隊長に「頭を冷やして戻ってこい。仕事が山程残ってるからな!」と厳しくも暖かい言葉を受けた。
第9話にて世界各地で発見された怪獣の記録の一つに、ロシアから見つかったデスドラゴの壁画が登場した。
『エピソードZ』
角が両方健在の状態の個体が登場。ゲネガーグと共にゼット、トリガーの両名と対決する。
ゲネガーグとは登場話数は違えど「始まりの怪獣」繋がりのコンビとも言えるが、それぞれの着ぐるみの改造元に関しては、最初と最後の敵という対照的な関係にもなっている。
スカイタイプ時のトリガーにゲネガーグと総出で襲いかかり、救援のため乱入してきたゼット・ガンマフューチャー相手にも一歩も譲らぬ格闘戦を見せたが、流石にベータスマッシュ相手には分が悪かったのか徐々に劣勢に追い込まれていき、遂にはゲネガーグ共々ゼスティウム光線とデラシウム光流の同時攻撃で爆散した。
ウルトラマンデッカー
PVで登場が確定。
「初登場から直近の作品への2年連続出演」となる。
余談
出現地であるクララシティは、『ティガ』第2話に登場した「久良々島」に由来する。
ちなみに『トリガー』本編においては、既に角を片方ガッツウイングに破壊された状態でトリガーと激突しているため、角が両方健在の状態でウルトラマンと対決できなかった。
そして、上記の通り「ウルトラマントリガーエピソードZ」に角が両方健在の状態で登場し、そのまま対決する事が確定した。
着ぐるみは『ウルトラマンタイガ』のヘルベロスの改造。登場話数は異なるが、奇しくも『タイガ』の始まりの敵が、『トリガー』でも始まりの怪獣となった。なお、両者のデザインを担当したのはどちらも同じ井野元氏である。
最初に地上に現れた怪獣という設定のため、宇宙から飛来した宇宙怪獣ではなく、地上の野性怪獣らしさをイメージしてデザインされた。印象が角に残るように、シンプルな体にしたかったが、初稿にあった背中のヒレを足の付け根や胸などに這わせている。頭部や背中のヒレはタテガミのようなイメージだったが、火薬が引火して事故になる危険があったため、骨のようなもので立ち上げて毛先だけ残している。
当初は子供の目を引くように赤ベースでビビッドなカラーリングも提案されたが、地味な色合いにするために、デザイン画に比べてより地味めな配色に変更・調整されている。角はクワガタとヘラジカの角を組み合わせており、角を強調するために、ヘルベロスの体中にあったトゲを外している。ヘルベロスは白目だったが、生物的な印象が残るように瞳を入れている。
ソフビは、赤目で角が折れた闇怪獣状態のものが発売されているが、タグの名義は通常の「破壊暴竜」となっている。
関連タグ
ベムラー:ウルトラマンが登場する全てのシリーズにおける始まりの敵。
ナメゴン、テロチルス、ギーストロン:劇中にて登場人物の家族を殺害、もしくは死に追いやったことが語られる怪獣達。
スカルゴモラ:過去作品における始まりの怪獣で、こちらも登場人物の両親を殺害した。
シルバーブルーメ:円盤生物編における始まりの怪獣で、主人公の近しい人々を纏めて殺害している。
ディノゾール:過去作品における始まりの怪獣。登場人物のかつての仲間を全滅に追いやり、殺害したことにより彼から憎悪を抱かれたことがある。
グロッシーナ:かつて出現し、当時の防衛チームと戦って敗走した怪獣。
ゲロンガ:過去に出現した際、人間の攻撃で体の一部を失った怪獣。
スペキオン星人ジェニオ:こちらはヒーローの両親を殺害した犯罪者。