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無断転載の編集履歴

2022-10-24 22:41:20 バージョン

無断転載

むだんてんさい

無断転載は著作権者に報告せず作品などを転載すること。pixivなどでは規約違反になる。

読んで字のごとく、無断に転載されたイラストなどにつけられるタグ。


これは著作権上では「著作権者の許諾を得ず著作物を利用する」ことであり、


利用規約などで

  • 無断転載・再配布OK
  • 無断使用OK
  • 改変OK
  • 使用の許諾は不要
  • 著作権者の名前を出す必要なし
  • 著作権自体を放棄しているので許可等は一切必要ない

のように、

著作者が一定の利用法に対して予め許可を与えることを公言している場合及び、

著作権そのものを完全に放棄していると著作者自身が明確に宣言している場合においては該当しない。


なお、同人誌の無断アップロードなどは、今の所「グーグル八分」(googleに「このサイトは著作権違反を行っている」と連絡し検索結果から除外させる、こちらに詳しい)が有効の模様。




pixivと無断転載

インターネットは転載を行いやすいメディアであり、無論その中には無断転載が多く見られる。インターネット上の開かれたサービスであるpixivでも例外なく無断転載が多く見受けられている。


無断転載は著作権を侵害する行為であり、pixivなどでは規約違反となるため、運営による削除アカウント停止の対象になる。


またたとえ個人による、非営利な著作物であっても、漫画アニメ等の作品を著作権者に許諾を得ずにキャプチャあるいはスキャンした画像を投稿したりすることはもちろん、それらをコラージュおよび改変を加えることも無断転載に該当する。

また、これらの行為は著作権侵害に加えて同一性保持権(元著作物の形・内容を好き勝手に改変されない権利)に抵触し、損害賠償および刑事罰の対象となる。


無論、その作品が「実在の人物」を描いたものであるならば著作権の侵害だけではなく、肖像権の侵害にもなり、これも規約違反とみなされる。


ちなみに、pixivに投稿された作品を著作権者の許諾を得ず外部掲示板まとめブログTwitterなど、インターネット上やその他の媒体に掲載すること、ピクシブ百科事典の内容を紙媒体などに転載したり、有償のサイトで用いることなども、無断転載となる。

これらはいわゆる「引用」の範疇に入るが、引用そのものも法律で満たすべき要件が明確に定められているため、引用・転載を行いたい場合は権利者にきちんと許可を取り、法律で定められた要件をきちんと踏まえることを心がけなくてはならない(詳細は「引用」の項目も参照のこと)。


無断転載されたことを理由に作品の公開が取り下げられるケースや、そうした理由で公開が取り下げられた作品を求めて無断転載を漁りに行く者がでるという悪循環を作ってしまうケースも多い。

参考


無断転載を見つけたら

pixivでそれらしい作品を見つけ、このタグを利用する前に、まずどこのサイトから転載されたかを確認すること。早とちりはトラブルの元になる。

何者かがいたずらで「無断転載」のタグを付けた可能性もあり、pixivに投稿した人物が著作権者、あるいは著作権者の許諾を得て掲載している場合も存在する。

また、ややこしいことに許諾を得ているものの許諾元が無断転載だったという事例や、許諾を得ていたものの後に許諾を取り消した事例も存在する可能性がある。確認も取らぬまま疑いのある相手に突撃するなどは決してしてはいけない。


その後「この絵に対する情報提供」を押し、「著作権に違反している」を選び、その絵の正しい著作権者や転載元などを記入して送信しよう。

この際、漫画やアニメの画像をスキャンおよびキャプチャ、あるいはそれらを改変したものであれば、その出典、たとえば「単行本○巻○ページ」、「○話のシーン」のように明確に記入するとその後の作業がスムーズに進む。

このタグを利用する場合、どこからの転載か他の人が分かるようにコメントに情報を書き込むと情報提供しやすいが、場合によっては本人により削除される場合もある。


また、本ページ下部の「pixivに投稿された作品」および「pixivで「無断転載」のイラストを見る」のリンク先にも無断転載されたイラストや写真も出てくるのでで、そこも確認してみよう。


ただし、pixivの場合作品の情報提供ページやユーザーの違反報告をしても運営はほとんど関与しないものの、運営に都合の悪い事象は即刻削除するようだ。→ピクシブ問題

ピクシブ百科事典の場合、記事自体には「~は(転載元)からの無断転載なので、新規執筆する」と記述し執筆しなおし、ユーザーが常習者だった場合は運営に通報しよう。


また、逆の例で言えばdeviantART等の海外のサイトでは一部の(外国人である)人間がpixivからの作品を自身のページに載せる例があり、例え(本人は宣伝行為だと思って)引用元のリンクを貼ったとしても立派な無断転載である場合が後を絶たない。

deviantARTにはDMCA(デジタルミレニアム著作権法)の通報ページが設けてあるので本人であれば通報して取り消すことは一応可能であるが、(気付いた第三者にとって)本人のものではないと判っていて自身のページにデカデカと掲載する行為は見ていていい気分にはなれないので出来るだけ本人に知らせた方がいいだろう。


外国人ユーザー特有の行動の例を更に言うと、コミッションアダプタブルズなどイラストやデザインの譲渡文化が盛んな海外では、これらを経由して買い取ったイラストを自身のページに掲載することは非常に一般的である。

この場合、イラスト製作者の多くは、依頼者や買取主に使用されることを前提でイラストを提供している。

pixivにおいても外国人ユーザーはこの感覚のままに利用していることが多いため、明らかに他人の絵を大量に投下しているからといって、即座に無断転載であると決めつけないように注意する必要がある。

このような前提や価値観の違いを知らないまま、日本人ユーザーとの間でトラブルが起きることも少なくない。 → ※作者は海外ユーザー


わざわざ個人情報(クレジットカードの番号など)を提供し、金を払う必要のあるプレミアム会員になってまで無断転載を働くのは全く割に合わないため、ほとんどが一般会員によるものが多いようだ。

しかし、プレミアム会員でも、本人でも気付かぬ内に無断転載にあたる行為をしてしまっている場合が多い(インディーズ曲の歌詞など)。プレミアム会員、一般会員を問わず、プロフィールに「無断転載禁止」等の注意書きをする際は、自分も気付かぬ内にやってないか、一度自分の作品群を見直してみることを推奨。


無断転載されてほしくなかったら

無断転載はもちろん法律違反の行為である。


しかし、ネットというものはそもそも「アップされた情報が大勢のユーザーの手でコピーされた上で伝播していく」という性質を持つものであるため、違法か合法かに関わらず、自分でネット上にアップした著作物がコピーされて拡散されること自体はどうあがいても避けられない。

極論を言ってしまえば、「閲覧やコピーをされて困るものはアップしない」という、Webを利用する上での原則に行き着くのである。


もちろん、これは違法な転載を容認するものではないが、転載されてほしくないもの、正確性を保証できない情報、個人情報にあたるもなどのアップすること自体が危険を招きかねない情報などの類は、投稿に当たって常に熟考を要するものであるという認識がユーザー側にも必要である。


何故無断転載が描き手側に見つかるかと言うと…

漫画家赤松健先生もそこらへんの事情をブログ上で少しだけ説明した事もあるが、より絵が上手くなる為に絵の資料やデータ量の増強の為に違法アップロード・無断転載系のサイトに立ち寄る絵師も多いからである。


「無断引用」という誤用

稀に、無許可の転載について「無断引用」という言葉を用いている文章を見かけるが、これは明確な誤用であるため注意が必要。

引用は、当該項目で説明されているように「ルールを厳格に守ってさえいれば無断でも許容される部分的な転載行為」であり、ルールをきちんと守って行われている限り、引用された側が理由をつけて咎めることは基本的に不可能である。引用という行為に対する誤解を生みかねないため、法律上も許容されない形での転載については「無断転載」と呼ぶようにしよう。



関連タグ

著作権 転載 規約違反 海賊版

盗作 オリカ スキャン トレス コピー トレパク

問題(pixiv) pixivマナー 運営仕事しろ


リンク


参照用

pixiv利用規約第13条およびピクシブ百科事典第9条の抜粋

  1. 当社もしくは第三者の著作権、意匠権等の知的財産権を侵害する行為、又は侵害する恐れのある行為。
  2. 本サイトにアップロードされている画像等の情報を、当該著作者(創作者)の同意なくして転載する行為。
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