CV. 水樹奈々
概要
なのはのライバルでもあるもう1人の魔法少女。
なのは同様魔導師としての才能は非凡なものがある上に、幼い頃から母の使い魔であったリニスから戦闘訓練を受けて驚異的な速度でその教えを習得しており、その実力は出会った当初のなのはを手も足も出させずに敗北に追い詰めた程。
魔力光は金色。魔力変換資質「電気」を保有し、変換プロセスを踏まずに電気を発生できる。
AAAクラスの優秀な魔導師で身体能力も高く、射撃・砲撃・広域攻撃・近接格闘とオールラウンダーな能力を持つが、自慢のスピードを生かすため中・近距離格闘や高速移動からの斬撃による一撃離脱を得意とし、射撃・広範囲魔法も優れた前衛戦闘型だが、バリア出力の低さなど防御面に難があり、また攻撃に傾倒し過ぎるためトラップに弱いと後にクロノに指摘された。
A's以降は防御を捨てて更にスピードに特化したソニックフォーム(strikers以降は真・ソニックフォーム)を使い分けるようになった。
あまり表に出さないが、本来は争いごとを嫌い心優しい性格で、プレシアから虐待同然の酷い仕打ちを受けながらも懸命に尽くそうとするなど、強い意志とプレシアを救いたいが故に頑固な一面を持ち合わせている。またプレシアの自身への仕打ちや自身の記憶の曖昧さなどをまったく疑わずジュエルシードを集めをするなど、純粋で素直な一面を持つ。
クレーンゲームの景品のフィギュアとぬいぐるみのCMでは今でもなのはをライバル視している節を見せている。また、ミッドチルダ最強のエースとして名を知られて優遇されがちななのはに比べ、敗戦が多く母親に罪を擦り付けられる他、意外と周囲からも評価される描写も少ないなどリリカルなのはシリーズの主人公キャラとしては損な役割が多く貧乏くじを引くことが多い。
なのはの女の子らしい容姿やフェイトの運動神経の良さと剣が武器であることからファンや声優の水樹からは「なのはの王子様」や「イケメンキャラ」など女の子扱いされないことが多いが実際はなのはよりも女の子らしい面があり、キャロからは「守ってあげたくなるお姫様キャラ」と評されている。
使い魔のアルフとは「使い魔と主人」の関係を越えた深い絆で結ばれており、姉妹のような関係である。
正体はプレシアが事故で娘のアリシアを失い、彼女を生き返るために研究していた「使い魔を超える人造生命の作成と死者蘇生の研究『プロジェクトF.A.T.E』」で生み出されたアリシアのクローンであり、その肉体にアリシアの生前の記憶を持たせるために「記憶転写」を施し、誕生した。
当初はアリシアの生前の記憶を持って目覚めたが、アリシアとは似ても似つかない事で、失敗作と判断し、その部分の記憶は消された。
作中での活躍
無印におけるフェイト
週刊少年ジャンプよろしく高町なのはのライバルとして登場。母「プレシア・テスタロッサ」のために「ジュエル・シード」を集めていた。「ジュエル・シード」を探す過程で高町なのはと出会う。「ジュエル・シード」を奪い合ううちに少しずつ交流を重ね、互の全ての「ジュエル・シード」を賭けて全力の勝負を行うも敗北。更にプレシアに自分がアリシアのクローンであったこと、プレシアが自分を嫌っていたことを突き付けられて一時は絶望するも立ち直り、なのはのピンチを救った。全てが終わった後、なのはと和解しお互いのリボンを交換した。
「A's」におけるフェイト
ライトニングフォーム | ソニックフォーム |
なのはが強襲されたと聞いて応援に来るのが始まり。のちに介入したシグナムと対決となるが、フェイトは負けてしまい、バルディッシュも破壊されてしまった。
この出来事の後、彼女はなのはと同じ学校に入る一方、強化されたバルディッシュ改めバルディッシュ・アサルトを手にシグナムとの再戦を繰り広げた。
終盤では闇の書の意思(リインフォース)に本の中に吸い込まれ、プレシアとアリシアのいる幻想の中に入る。フェイト自身も天国だと思ったが、しょせん幻想だと振り切り、アリシアとの会話の後脱出する。
劇場版ではこの時白いマントを纏ったブレイズフォームとなった。
その後、仲間たちと共に闇の書の闇を破壊して事件の解決に一役買った。
「Strikers」におけるフェイト
19才。リンディ・ハラオウンの義理の娘(クロノ・ハラオウンの義理の妹)となったため、名前が「フェイト・T・ハラオウン」になっている。
時空管理局にて執務官となり、各世界の取り締まりに入っている。
機動六課ではライトニング部隊長も務め、エリオとキャロの面倒を見ている。
8話以降、ファンから「フェイトそん」と呼ばれ始める。
事件のクライマックスでは、事件の首謀者にしてプレシアとは研究仲間であるジェイル・スカリエッティとの対決を繰り広げる。
事件の後の最後の模擬戦において、フェイトは聞かされていなかったようで最初オロオロしていた。
「Vivid」におけるフェイト
なのはとヴィヴィオと一緒に暮らしている。
ヴィヴィオの「大人モード」への変身を初めて見たフェイトは「Strikers」でのヴィヴィオのあの姿を思い出して泣き出すなど、過保護の度合いはいっそう高まっているようだ。
後に行われた模擬戦では、エリオと対決を繰り広げていた。
なお、バリアジャケット時の髪型が、ツインテールから、ストレートにその下部分をリボンで結ったものになっている。
ちなみに16巻でのヴィヴィオの台詞から推察するに、ヴィヴィオからの認識では「実の母」呼びする程家事をしてる様子等をよく見ているなのは(ママ)よりも、フェイト(ママ)の方が女子力が上だと認識されているようである。
「Force」におけるフェイト
インパルスフォーム | 真・ソニックフォーム |
悪の秘密組織「フッケバイン」の捜索を行っている。
新たなる戦力・ライオットブレードⅡで立ち向かう。
再びバリアジャケット時の髪型が変わって、髪の毛を後頭部の下半部で結ったものになっている。
マギアレコード
私立聖祥大附属小学校に通う、物静かで優しい魔法少女。
異世界ミッドチルダの出身で、スピードを活かした一撃離脱が得意。
母親が起こした事件でなのはと衝突したが、
現在は同じ「時空管理局」の空戦魔導師を務める。シャンプーが苦手。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』と『魔法少女リリカルなのはDetonation』のコラボイベント開催に当たって、なのは・はやてとともに期間限定実装された。
なお、ゲーム表記上では「フェイト」と名前のみ(他に『魔法少女たると☆マギカ』のリズ・ホークウッドとメリッサ・ド・ヴィニョルがいる)、ストーリー上では「フェイト・T・ハラオウン」(Detonation準拠のため)となっている。
プロフィール
出演作品 | 魔法少女リリカルなのはDetonation |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 海鳴市 |
学校 | 私立聖祥大附属小学校 |
年齢/学年 | 11歳/小学5年生 |
肩書き | 空戦魔導師(時空管理局所属) |
願い事 | - |
固有魔法 | - |
ソウルジェムの形状/色/位置 | - |
キャラクターデザイン | セブン・アークス・ピクチャーズ |
声優 | 水樹奈々 |
ゲーム上の性能
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×1 | ×1 | ×1 | ×2 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 17,948 | 7,930 | 5,759 |
★5 | Lv.100 | 22,596 | 10,028 | 7,255 |
コネクト「…だけど、ふたりでなら」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 与えるダメージUP[VII] & 確率でクリティカル[VII] & 確率で回避無効 |
★5 | 与えるダメージUP[IX] & 確率でクリティカル[IX] & 確率で回避無効 |
マギア「ブリッツストライド」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体に属性強化ダメージ[V] & ブラストダメージUP(自/3T) |
★5 | 敵全体に属性強化ダメージ[VII] & ブラストダメージUP(自/3T) & 回避(自/1T) |
第2マギア「ホーネットジャベリン」
『魔法少女まどか☆マギカ』及びその関連作品における魔法少女の根本設定とは異なるため、ドッペルを持たない代わりに、それに相当する超必殺技を使うことができる。
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体に属性強化ダメージ[IX] & ブラストダメージUP(自/3T) & 回避(自/1T) |
専用メモリア「ふたつの魔力光」
模擬戦用に形成されたステージで
ふたつの魔力がぶつかり合い、巨大な爆発を引き起こす
金色はフェイトの光、桜色はなのはの光…
めくるめく光の奔流も、ふたりにとってはいつもの訓練メニュー
- 基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | フェイト |
イラストレーター | 都筑禰己 |
- ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 470 | 0 | 474 |
Lv.20 | --- | 0 | --- |
Lv.40 | 1,175 | 0 | 1,185 |
- スキル「スタンバイ・レディ」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | 回避(自/1T) | 10T |
限界突破 | 回避(自/1T) | 8T |
劇中における動向
コラボイベント。レティからの指示でなのは・はやてと共にトーナメント式のチーム戦に出場するよう言われ神浜市を訪れるが、たどり着いた先は「果てなしのミラーズ」だった。
魔法少女ストーリー
- フェイト
戦姫絶唱シンフォギアXD
イベントクエスト「唄いつなぐ小さな魔法」で共演。本作はシンフォギア装者が使う『魔導師型ギア』を装者の1人風鳴翼とペアを組む。
この2人には声が同じで斬撃武器を使う等の共通点があり、さらに言うと作品の主題歌が同じ音楽会社であるという共通点がある。なお、マギアレコードのようにDetonation準拠の「フェイト・T・ハラオウン」名義となっている。
余談
オリジナルであるアリシアとは見た目が似ているだけで内面は異なる部分が多く、性格(アリシアの記憶を受け継いだ筈のフェイトは目覚めた時点で大人しい性格になっていたり)利き手(フェイトは右利き、アリシアは左利き)、魔法資質(アリシアはプレシアの魔法資質をあまり受け継いでいない)などが挙げられる。
また本編内における彼女の年齢設定はあくまでも外見年齢であり、本当の年齢は違うか、あるいは不明だとする考え方もある。(アリシアが死亡してから1期までの空白期間についての解釈が様々あるため)
さらに誕生日についてもいくつかの説があり、アリシアと同じ誕生日であるとする説、クローンとして目覚めた日であるという説、ハラオウン家に養子入りした日であるという説など様々だが、現在のところ、なのはとリボンを交換した日(=本当の自分を始めた日)である5月29日を誕生日と考える説が有力である。(もっとも、この説も二次創作の過程で生まれた非公式設定である可能性は捨てきれない)
ちなみにアリシアの誕生日についても5月29日だとする噂があるが、明確な公式設定はない。
ソウルキャリバーのキャラクターのようにフォームの露出が多くなってきている。
名前の「テスタロッサ(伊:Testarossa=赤い頭)」は、フェラーリがかつて販売していたスポーツカーが由来。なお、「フェイト」仕様の「テスタロッサ」の痛車を作った猛者もいるらしい。
使用デバイス
バルディッシュ。リニスから託されるインテリジェントデバイス。
フェイトの得意とする、電撃攻撃と接近戦を強力にサポートする。
シグナムとの戦いでは壊れてしまったが、後に「バルディッシュ・アサルト」として復活した。
「Force」では、魔力無効化のメタとなるモード「ライオットブレードⅡ」が追加された。
ちなみに「バルディッシュ」とは、16~18世紀頃にロシアや東ヨーロッパで使われていた長柄武器の一種。三日月斧や半月斧などとも呼ばれる。
関連イラスト
関連タグ
エヴリン:こちらも故人を生き返らせるために作り出されたクローンであり、フェイトと同様に生みの親と言える人物から失敗作と断じられた。
フェイトの系譜
2代目:ティアナ・ランスター
3代目:アインハルト・ストラトス
4代目:リンネ・ベルリネッタ