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カブトクワガタの編集履歴

2023-03-24 15:02:11 バージョン

カブトクワガタ

かぶくとくわがた

雑誌『月刊コロコロコミック』企画の昆虫ゲーム

概要

小学生の大半が知っているであろう人気漫画雑誌『月刊コロコロコミック』と後のゲーム業界へも影響を与えた人気アーケードゲーム『甲虫王者ムシキング』のプロデューサーを務めたブラック博士こと植村比呂志(掲載時はウルトラひろし名義)が手を組んで送り出した昆虫RPG。


もちろんコロコロコミックとも連動しており、宣伝としてコラボ漫画『ゲーつくっ!!』の連載や、コロコロチャンネルでは進捗状況を伝える動画シリーズ『世界初!!完成まで、ぜんぶ見せます!ゲーム“つくるまでっ!”実況!!』の配信も成された。


nintendoswitchダウンロード専用ソフトとして3月15日より発売。価格は1980円(税込)。初セール価格は980円(コロコロ発売前の4月14日まで)。


コロコロオンラインにてかつて週刊ファミ通にてモンスターハンターシリーズやパズル&ドラゴンズ等の記事を、コロコロオンライン内では原神のプレイ記事を執筆していた大塚角満が記事を手掛けている。


インディーズゲームの体裁を取っており、低予算で制作されていることが事前情報では明かされている。

しかし小学館の図鑑NEOの編集部が協力しているため登場する昆虫のモデルはさながら本物と見紛うほどの完成度。本件は同社なので低予算でも可能だったと言える。

更には昆虫飼育の醍醐味である「つがいを手に入れて卵を産ませ、孵化した幼虫を大きな(=強い)個体に育て上げ、より強力な昆虫と戦う」という育成要素も発表されている。


王様戦隊キングオージャーとのコラボも発表されており、2023年注目の1作となりそうだ。


あらすじ

主人公はカブトムシクワガタムシが大好きな小学5年生の少年。

ある日、公園の木の洞にいたオオクワガタを捕まえようとして何故か巨大昆虫と人間が共存する異世界へ飛ばされてしまう。

そこでは突然凶暴化し、目を赤く輝かせた虫達が暴れていた。

主人公は「虫使い」となり赤い目の虫達と戦い異世界の謎を解いて行く。

果たして主人公は地球に変えることができるのか!?


登場人物


主人公


つよし


さなぎ


まなつ


村長


科学者


よろず屋の店長


みかん


ゆず


はるか


主人公の母


虫ショップの店員


実態

制作発表から発売直前まで殆ど音沙汰が無かったことや発売日直前にもかかわらず公式のフォロワー数が1000人程度であったことから企画を危惧する声が散見されていた。

更には公式が発売数日前になっていきなりゲーム内容とは関係ない意味不明なCMを公開しまくるという暴挙を行ったため、当初期待していたムシキングのファンも不安がる者が現れ出した。

それでも小学館と名作ゲームの生みの親の底力を期待していた者も多かった…


3月15日0:00分より本作の配信が開始されたがその直後からSNS上では本作をプレイし出したムシキングファンの悲鳴が上がっていた。特に顕著なのはゲームバランスだ。


・ホーム画面(ソフト管理画面)で『カブトクワガタ』と盛大に誤植しているのでソフトアイコン上のタイトルの文字とは異なってしまっている


・ボイスが合成音声で、音声の設定でミュートにすることも不可能(他のインディーズゲームには声優が希に起用される事があるが、一方こちらでは合成音声であるため、人件費等の予算不足だったのか?)。


・そのためゆっくり劇場AI拓也などと言われることもしばしば。


文字があればとりあえず読み上げる。名前入力でカーソルを動かす度に読み上げ、ステータス項目も一言一句読み上げるという謎の徹底ぶり。ちなみに下ネタ等の特定ワードを使った名前で始めることはできないが、普通に読み上げてしまう。


機械翻訳したようなおかしなテキストやセリフにあまりにも電波かつぶん投げで終わるストーリー


・戦闘はルーレットで敵より多い数字の出目を目引きで2回引いたら勝利というもの。UIではHPバーは5段階で表示されているがこれといった意味はなく、実質2段階


・ルーレットの出目の数値は昆虫の強さに依存し弱い昆虫は強い昆虫には絶対に勝てないためムシキングのようなカタルシスも存在しない。


・一応昆虫ごとの固有スキルはあるが、上述のようなゲーム性皆無な内容のため殆ど役に立たない。


・戦わせるたびに昆虫に餌を食べさせて元気を回復させないといけないため非常にテンポが悪い


・全ての昆虫のモーションは共通で1回目は攻撃時に足をカートゥーンのようにバタつかせて突進する、2回目はその昆虫の所属する属性(炎・水・草の何れか)のオーラを纏って敵を跳ね上げるというもののみで、非常にダサい


・そのためクワガタムシなのに顎を使って敵を挟んだりはしない。


・昆虫のグラフィックは高品質ではあるが24種+α(現:1種類)と少ない上にその色違いと同昆虫の亜種で水増ししている


・「ヘクレスオオカブト」が図鑑では「ヘクレスオオカブト」と表示されており、表記が統一されていない(図鑑以外のゲーム中UIやテキストでは全てヘ“ル”クレスオオカブト表記)。


・前情報で散々宣伝されていた育成要素は同種の昆虫のつがいを得て交尾させると卵が孵化、幼虫に餌を選択したら勝手に成虫になるだけ。


・しかも幼虫の餌はカブトムシ若しくはクワガタムシの餌がランク分けされているだけであり実質1種類


・交尾させるときの演出が不協和音のBGMが流れている中喘ぎ声を上げながら交尾する昆虫を、NPCの女性キャラクターが「オスと、メスが、こうびしました。」と合成音声で説明してくれるという非常に狂気を感じる代物。


・そのためノコギリタテヅノカブトを交尾させた場合一部で流れていたネットミームを想起させる絵面となってしまう。


原神ウェンティに非常に酷似したNPCキャラクターが登場する


・数時間でクリアできてしまう薄っぺらさのため発売日当日に完走した感想が上げられる


体験版では製品版へのセーブデータ引き継ぎができない。


・上述の通り内容が激薄な上にセーブデータを削除してはじめからプレイすることが不可能なため、セーブしてクリアした場合、色違い昆虫を捕獲することしかやることが無くなる。


天下の小学館が開発したとは思えないとんでもない出来だったのだ。

そのためクソゲーマニアに目を付けられ、(おそらく製作者が想定していたのとは違う意味で)発売日当日にトレンド入りしてしまう

2023年度KOTY受賞候補も囁かれている別の意味で話題作となってしまっている。尚、レーティングがIARCなので仮に本当にクソだとしてもルール上KOTYにノミネートされることはない。


評価

このゲームは前述の実態の通り芳しくないものが目立ち、「ムシキングの復活」(厳密にはSEGAの方ではないが)を期待していたファンにとってはあまり良い評価にはならなかった。しかし、上記の批判点を除けばキャラクターのグラフィックや色違いの存在によるコレクション性が評価されており、クソゲーハンター達は大いに楽しんだ上でお手頃価格なこともあり概ねバカゲーと評価している。


また、過剰なまでの合成音声ガイドもまだ文字が読めない年齢の小さな子供を持つ親や視力障がいをもつプレイヤーからは肯定的な評価をされており、更には自分がつけた名前(あからさまにな名前は弾く)もフルボイスで全キャラ言ってくれるため一概に問題点とは言えない側面を持つ。


なお、追加DLCも予定されているので今後の展開次第で変化する可能性がある。

コロコロコミック(月刊)にて作品の記事ページに掲載されているスペシャルコードなるものなどのコードを入力するところもあるので隠し要素にも期待できそうだ。


登場昆虫一覧


むらのごしんぼく

カブトムシ:つよき(炎)/げんきアップ

ノコギリクワガタ:つよき(炎)/すばやさアップ

コクワガタ:れいせい(水)/すばやさアップ

ヒラタクワガタ:ちょうわ(草)/かいふく

オオクワガタ:れいせい(水)/げんきアップ

ミヤマクワガタ(甲冑ミヤマクワガタ):ちょうわ(草)/すばやさアップ


なぞのごしんぼく

ノコギリタテヅノカブト

グラントシロカブト

ラコダールツヤクワガタ

コガシラクワガタ

ヒメカブト

エラフスホソアカクワガタ


たにのごしんぼく

ゴホンヅノカブト

セアカフタマタクワガタ

オウゴンオニクワガタ

ニジイロクワガタ

アトラスオオカブト

ヘルクレスオオカブト/ヘラクレスオオカブト


ひきょうのごしんぼく

モーレンカンプオオカブト

エレファスゾウカブト

グランディスオオクワガタ

パラワンオオヒラタクワガタ

サタンオオカブト

ギラファノコギリクワガタ


関連動画

公式プロモーションビデオ

関連タグ

インディーズゲーム 小学館 コロコロコミック 甲虫王者ムシキング

バカゲー

クソゲー ガッカリゲー:特に「ムシキングの復活」を願っていたムシキングの古参ファンにとってはこのような評価になってしまった。


異種最強王図鑑バトルコロシアム:こちらは昆虫とその他種族込み、最強ライバルのゲームで、昆虫に限らず絶滅動物までも参戦するゲーム。(こっちは異種最強王図鑑学研日本コロムビア)


ロジカル真王小学館からの誕生繋がりのゲーム。


水族館プロジェクト:グラフィックに極振りした収集ゲーム繋がり。ただしこちらは普通のゲームの感覚でプレイした際はとんでもなく苦痛。


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