ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

大百足の編集履歴

2023-05-06 16:42:07 バージョン

大百足

おおむかで

妖怪の一種。またはムカデの種類の1つ。本項は前者について述べる。

曖昧さ回避

  1. オオムカデ目に分類されるムカデの総称、もしくはその中の一種(ハブムカデ)の名前。一般には「オオムカデ」と書く。
  2. 妖怪の一種。本項で解説

大百足の伝説

大百足の伝承は日本だけでなく韓国などアジア各地にある。単に『百足』とも表記。

またはと敵対するのが目立つ。


たとえば近畿に伝わっている。中でも、後に平将門を討伐する藤原秀郷の武勇伝の一つとして有名。


若かりし日の秀郷は俵藤太の名で知られていたが、ある日近江の国(滋賀)の大蛇が出て通れないという話を聞き、早速退治しようと意気込んだ。人々が恐れる中、藤太は躊躇いなく大蛇をまたぎ、悠々と歩き去った。


その晩、藤太のに美しいが現れた。娘は琵琶湖に住む龍神の娘で、大蛇に化けて勇者を捜していたと告白する。娘は三上山にを七巻き半するほどの超巨大なムカデが出没し、龍神の一族を迫害していると告げ、これに対し藤太は「退治してやる」と快諾した。

デカイ百足三上山の大百足


気合を入れるべく藤太は白い鉢巻きを締め、弓矢を引っ提げて三上山に向かう。山には娘の言う通り大百足が巻き付いていた。人里に下りる前に始末してやると藤太は弓矢を打ち込むが、硬い皮膚に弾かれびくともしない。とうとうは最後の一本になった。


藤太は百足は人の唾液を嫌う事を思い出し、矢にを吐きかけると八幡大菩薩に祈り、渾身の矢を放つ。


矢は百足の脳天に突き刺さり、悶え苦しんだ百足はそのまま倒れ込む。絶命寸前に百足は「俺は七巻き半、奴は鉢巻(八巻き)…」と吐き捨てたという。


関東では赤城山の神が白蛇、男体山の神がムカデとされ、二柱が戦った場所が戦場ヶ原と呼ばれるようになったと言う。こちらも弓矢で退治されたのは興味深い。


関連動画

🏹俵藤太のおおむかで退治 【むかしばなしのおへや~伝えたい日本昔話~】 - YouTube


創作における大百足

原作、アニメ共に鬼太郎の敵として登場。原作では鬼太郎を言葉巧みにだまし毒でぬりかべを溶かしてしまう。水木センセイの妖怪画ではニヤニヤ笑いながら子供を追いかける姿で描かれている。


第3期第73話「シーサー登場!!」では沖縄の妖怪として登場し、キジムナーの畑を襲撃。

糸で鎧武者の軍勢を操り、溶解液を武器としていたが、シーサーに腹をぶち抜かれて倒された。


第4期第107話「山の神・穴ぐら入道」では穴ぐら入道のペットである虫の集合体として登場。

各節を分割して行動する能力を持ち、開発に怒る穴ぐら入道の乗り物として暴れまわった。

しかし、工事の影響で水脈が傷ついて洪水が起こった際には穴ぐら入道と共に石化して水害を防いだのだが、現場監督・古野国権造(CV:田中和実)にその思いが通じる事は無かった。尤も、現場監督にもトンネルを開発する事で急病人を助けやすくするという考えがあったのだが…。


第5期第13話「奮闘!ぬりかべ用心棒」では近江の御影石に封じられていた妖怪としての登場。

体の各パーツが独立して襲っており、一軒家を建てるためにねずみ男と組んだぬりかべがそれを退治して欠片を回収して回っていた。

やがて日没と共に各パーツが集結して正体を表すが、猛毒でピンチに陥った夫を助けるべくぬりかべ妻子が加勢に現れて退治される。

ゲーム『ゆる~いゲゲゲの妖怪ドタバタ大戦争』ではこのシーズンのデザインで登場した。


第45話「慌てん坊サンタ」にアメフト選手をモチーフにしたオオムカデとして登場。サンタクロースの国を乗っ取り人間を操る自身の眷属を配ろうとした。


宇宙忍群ジャカンジャ

敵組織宇宙忍群ジャカンジャの本拠地「寄生要塞センティピード」およびそれに巻き付く首領タウ・ザントは大百足の怪物である。


センシティブな作品

忍びの35「キンジ、妖怪への迷路!」に、電源タップを素体に生み出された上級妖怪オオムカデが登場した。


Satori & Rokurokubi

※イラスト右

最終話に登場したロクロクビは、本編未登場の魔化魍オオムカデの姿と能力を付加したという設定。


妖魔として登場。


大百足のお姉ちゃん

ジパングに棲む魔物娘大百足として登場する。


月歌の始まり 9巻発売中!【自主製作】月歌の始まり 第196話【自主製作】月歌の始まり 第209話月歌の始まり 11巻発売中です!

上述の「百足退治伝説」に因んだ造形がされた女妖怪・百足(ひゃくり)が登場する。主人の猛将・藤原秀郷(俵藤太)に仕え、全力を出す際はもう一体の妖怪と共に三位一体の陣形をとるため下半身は大百足の巨大な異形へ変化する。


雑魚キャラとして登場。俵藤太がかつて戦った龍神を害した大百足はかなりの強敵であったと推測される(※型月において竜種は幻想種の中でも上位、龍は更に格が高い存在とされる)。



関連項目

ムカデ 架空生物 百足女 モンスター 妖怪 妖虫 ムカデンダー

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました