実は俺、最強でした?

じつはおれさいきょうでした

『実は俺、最強でした?』とは、澄守彩によるライトノベル作品。

作品情報

書籍版

著者	澄守彩
イラスト	高橋愛
レーベル	Kラノベブックス
既刊	5巻（2023年現在）

コミカライズ版

原作	澄守彩
漫画	高橋愛
レーベル	月刊少年シリウス
既刊	7巻（2023年現在）

概要

2018年9月、オンライン小説投稿サイト『小説家になろう』にて連載開始。作者は澄守彩（WEB版では「すみもりさい」）氏。

後に月刊少年シリウスのWEBサイト「水曜日のシリウス」からコミカライズ版が連載。

書籍版と同じく高橋愛氏が作画を担当。

異世界に転生した主人公が、手違いから最弱認定されて捨てられてしまうが、女神から授かった絶大な魔法の力を駆使して楽して生きることを目指す異世界ファンタジー。

2022年9月7日にアニメ化が決定し、2023年7月からABCテレビ・テレビ朝日系列24局ネットのANiMAZiNG!!!枠にて放送中。アニメーション制作はStaple Entertainment。

あらすじ

いじめにより5年も引き籠っていた主人公の元に突如女神が現れ、魔力が絶対視されている異世界へ転生してもらうこととなった。さらに女神から絶大な魔力を授かり、彼はそれを駆使し怠惰な生活を送ろうと目論んだ。

二度目の人生を国王夫妻の子・ラインハルトとして生まれるが、ある手違いで魔力が最低値を計測されて最弱認定されてしまい、亡き者と扱われて遠方の森に捨てられてしまう。

幸いにも辺境伯に拾われ、その息子ハルト・ゼンフィスとして生きることになった彼は、自分のことを弱いと勘違いしながら、チート能力を駆使して自堕落な生活を送ることを目指す。

登場人物

ハルト・ゼンフィス（CV：村瀬歩）

主人公で、日本人男性の前世を持つ転生者。

中3の時にいじめによって引きこもりとなり、そのまま5年も自堕落な生活を続けた果てに突然死。そこに女神が現れ、彼女から魔力が絶対視される異世界への転生と膨大な魔力を授かったうえで、オルテアス王国の王子ラインハルト・オルテアスとして生まれ変わる。

だが、女神の調整ミスのせいで貧相な魔力しかないと勘違いされ、死産扱いとなり森に遺棄。この扱いに憤った辺境伯ゴルド・ゼンフィスによって保護され、彼の養子として育てられた。

この世界で観測されている人類の最大魔法レベルは77だが、彼のレベルは最初から最大1002。しかし、現存する測定器では2桁までしか計測できないため02までしか表示されず、ハルト自身が作成した3桁用測定器でも002と表示されるため、本人ですら「さすがに4桁はないだろう」と思い込んでおり実際の数値を知らない。

使える魔法は無属性の結界魔法のみ。ただし、高い魔力レベルで形状や大きさも自由自在な結界を作り自在に操ることができ、自身を覆うことで身体能力補助、敵を覆うことで攻撃など、規格外の汎用性を持つ。

ただし、本人は「転生チートで面倒事を避けて自堕落な生活を送る」ことを第一としているため、物事に対して真面目に取り組まず、適当に振舞っては無自覚に周囲を勘違いさせている。ただし、今生の自身を育ててくれたゼンフィス家の人々や異母姉マリアンヌなどは大事に想っており、彼らに害を及ぼす者は黒仮面の怪人シヴァに扮して粛清する。

フレイ（CV：清水彩香）

フレイム・フェンリルのメス。

森に捨てられたハルトから膨大な魔力を感じ取って捕食しようとしたが、彼の力の前に平伏する。そして、ハルトから「フレイ」の名を賜り彼の従者となると、人間の女性に変身し、以降は彼のメイドとして付き従う。彼を転生した魔王だと思い込んでいる。

シャルロッテ・ゼンフィス（CV：種﨑敦美）

ハルトの3歳下の義妹。最大魔法レベル51と高い伸びしろの持ち主。

ゴルド・ゼンフィス（CV：加藤将之）

ハルトの義父で国王派に属する辺境伯。

国王と王妃の所業に憤り、捨てられたハルトを「平民の子供を養子として引き取った」ことにして育てた。

ナタリア・ゼンフィス（CV：後藤邑子）

ハルトの義母。

マリアンヌ・オルテアス（CV：石見舞菜香）

オルテアス王国第一王女で、ハルトの異母姉にあたる。