演:天羽尚吾
概要
『仮面ライダーガッチャード』第6話「超A級☆ネジれスター」に登場するゲストキャラ。
しかしスパナに瞬殺されてから逆恨みし、マルガムとなって彼を襲撃した挙げ句、りんねを誘拐する。
人物
実力こそあるが自信過剰で非常にプライドが高いが、才能にかまけて挫折を味わった経験が無い為か、敗北後に闇討ちを行ってしまう。
……のだが、錬金術として優れているスパナからは気にも止められず簡単にあしらわれており、そこから更に身勝手な憎悪を滾らせていたところ、冥黒の三姉妹の三女・ラケシスの目に留まり、ホークマルガムとなって破壊活動を始める。
錬金術の腕ではなく人質を取り、自分の優位を確保したうえで土下座を強要させるなど非常にみみっちい器量の持ち主。
この点は、クロトーからもハッキリと『クズ』呼ばわりされており、彼に目を着けたラケシスもすんなりと同意する程の非常に身勝手な人物。
末路
りんねを人質に取り優位に立ったと思っていたボルトだったが、逆にスパナの怒りを買ってしまう。
それを察した彼はりんねを上空から投げ捨て逃走を謀るが、ヴァルバラドとガッチャードの連携で敗北した。
その場から去ろうとするスパナに尚も負け惜しみを吐くボルトに対し、スパナは「お前は誰だ?」と一蹴されてしまう。
自分が彼の視界にすら入っていなかったことに愕然とする中、錬金術師の掟を破ったことでミナト先生の手によって記憶を消去され、抜け殻のようになってしまった。
この時も自分の才能を口にするばかりで、自らの行いの善悪に関して全く触れていないどころかマルガム化した原因すらも全てスパナに押し付けようとしていた。
挙句、情けない醜態と最期にクロトーからは罵倒され、楽しそうに観戦していたラケシスからは単なる動物園の動物以下の扱いしかされていなかった。
記憶を消される際にも同じ錬金術師であるりんねと宝太郎からは哀れみの目しか向けられなかった。
ミナトの残念そうな表情から、元は将来有望な錬金術師だったのは間違いないのだろう。
そもそもな話、スパナからすればボルトは最終試験でたまたま対面しただけの同期生の一人でしかなく、あっさりと敗北した彼のことを覚えていないのは当然である。また、仮面ライダーはともかく擬似ライダーになれる実力者のスパナに対し、討伐対象となるマルガムになってしまった時点で錬金術師としての格が決まったも同然である。
同じく宝太郎はボルトのように対抗心を燃やしていたが、自分の実力が未熟であることを認めたうえでスパナを超えることを決意するなど対照的になっている。
余談
演者の天羽氏は、以前ニチアサ30分後の番組への2度の出演経験があり、本作で3度目、仮面ライダーシリーズには初出演となる。
なお、その2度の出演においても、その役どころはたいてい不幸な目に遭って怪人になる、もしくは怪人に利用されるといった不憫なものである。
関連タグ
うずまきボルト:『ボルト』繋がりのキャラ。父親が偉大で才能ある人物、という点から似ていなくもないが、こちらは挫折を乗り越え仲間との絆を育む主人公であり、何より全てを失っても1ミリも揺らがない鋼メンタルで真逆。