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「使ってやる。暗黒に…染まれ!」

「"弱肉強食"って言葉を知ってるか?強き者が弱き者を喰らう…弱者に生きる価値はない!!」


演:宮原華音


変身する仮面ライダー

仮面ライダードレッド


概要

特撮番組『仮面ライダーガッチャード』の登場人物。

錬金術を悪用する錬金術師の集団《冥黒の三姉妹》の一人にして、その次女。ライオンのようなペイントが施されたフェイスベールを愛用しており、機動性を重視したような黒い衣装を纏った鋭い眼光が特徴。


宝太郎が初めて交戦した相手であり、劇中でも何度かドライバーを奪い取ろうと画策するなど宝太郎が持つガッチャードの力(=ガッチャードライバー)を奪う任に忠実なほか、第15話では自分の命を犠牲にした必殺の一撃を情けを掛けられた形で無駄にされたことで更なる憎悪を抱くなど、幾度の交戦を経て武人として宝太郎個人への敵視を強めていく。


その類稀な身体能力や宝太郎に敗北した後の第16話では「まだ修復に時間が掛かりますわ」とラケシスに忠告されていることから、普通の人間とは肉体の構造から別の存在と思われていたが、第32話にて自身はあくまで作られた人形のホムンクルス(人造人間)」であることを明かした。


長女のアトロポスに対しては名前で呼んでいる。クロトー自身も三女のラケシスから名前で呼ばれている。


人物像

クロトーさん

男性的な口調が特徴で普段は冷静だが、一度戦闘に入れば感情を露にするなど本性は好戦的。その本質は弱肉強食であり、力そのものを強く渇望している。

その一方で、私情に走ることなく目的を優先するなど任務には忠実。


他の姉妹との関係も悪くはなく、第8話ではマルガムの作戦を建てていたラケシスに「必要になったら助太刀する」とも話す、第16話ではグリオンに操作された彼女を心配し変身が解けたところを救出するなと、野蛮なだけの人物ではない姿も見せている。


中盤以降は一度グリオンへ反旗を翻そうと提案したラケシスに対しても、「もしそれを聞かれたら本当に消される」と口止めしていたりと冷静な描写も増えてきている。第30話に至っては、グリオンが不在となった後ですらラケシスに「アトロポスは自分が説得するから戻って来い(意訳)」と説くなど、作られた存在とはいえ姉妹への愛情は決して嘘ではないようだ。


なお、第32話でギギストに望む物を聞かれた際に彼女が思い浮かべたのは、力を手に入れ強くなった自分の姿…ではなく、自分達姉妹3人が全員で揃っている情景であった。


もっとも、グリオンへの心酔する場面や態度もアトロポスとは異なりグリオンへ心から忠誠を誓っている訳ではなく、グリオンのあまりの強さに逆らえば無事では済まないという恐怖から来た深層心理である。上述のクロトーの回想でもあくまで勢揃いしているのは三姉妹のみで、グリオンは一切脳裏に浮かんでいない。


能力

三姉妹の中では格闘能力に優れる武闘派であり、建造物を蹴り一つで破壊するだけでなく、ケミーの攻撃を足技のみで互角に渡り合うほどの実力を持ち、三姉妹では最前線でのオフェンス的役割を担う。


また、ケミーの意思を奪ってマルガム化するなど、錬金術師としての腕は他の二人にも劣っていない。なお、後にグリオンから力を授けられた後は属性を超えた金色の多重錬成マルガムにも変貌できるようになり、戦闘能力が大幅に上昇した。


仮面ライダードレッドへの変身後でもファイトスタイルは変わらず、力による真っ向からの格闘戦で敵を叩きのめす。しかし、流石に錬金術師としての力量そのものは主であるグリオンには劣るらしく、肉体に多大な負担の掛かる3重錬成タイプの仮面ライダードレッド参式は使いこなすことができず、当時格下であったスパナに敗退を喫している。


これらの強引な多重錬成は本来の強化型錬成に求められる補完などの掛け合わせの効果を全く無視した歪な物であり、クロトーの「より強い力で力を屈伏させる」思想を体現したかのような戦闘法となっている。


なお、第32話以降はとある存在から更に力を与えられたことでより容姿が一変し、より凶悪さと強大な力を手に入れた「クロトーレビス」となった。


活躍

第1話ではカマンティスを悪意で飲み込み、マンティスマルガムへと変貌。ガッチャードライバーを託された宝太郎と、一緒にいたりんねを追い詰めるが、仮面ライダーガッチャードスチームホッパースチームホッパーフィーバーを受けて退散した。


その後は一般人が変貌したマルガムが起こす事件を静観していたが、グリオンの指示を受けたアトロポスに従い、強力なマルガムを生み出すように暗躍する。

ドレッド零式

第14話では遂にドレッドライバーの力により仮面ライダードレッドへの変身能力を獲得した。

第15話では己のプライドを賭けて数十枚ものレプリアントルーパーを読み込ませてドレッドライバーの力を限界まで引き出し、ラケシスが止めるほどの負担を帯びながらもガッチャードを倒しに掛かるがユーフォーエックスの力でドレッドと分離されて助けられてしまい、ドレッドを撃破された。

渾身の一撃を無駄にされた挙げ句下に見ていた敵に情けを掛けられてプライドを酷く傷付けられたクロトーは、宝太郎により強い殺意を見せて撤退するのだった。


「フザけた真似を……許さない……!!次こそ必ず、お前を地獄に落としてやる!!!」


第16話ではドレッドの負荷とガッチャードの攻撃による傷で休養しており、代わりによって洗脳されオロチマルガムへと変えられたラケシスを心配する姿もあった。


グリオンの活動が本格的になってからはケミー回収などに回されることが多くなっており、第19話ではヨアケルベロスを回収した…が悪意人形にカードを奪われて吹き飛ばされるという不憫な目にも遭っている。ラケシス程ではないにしろグリオンへの不信感、というより捨てられることへの恐怖と焦りが次第に強まってきているようである。

フード

第22話では自ら名乗り出たことでグリオンに力の一端を与えられ戦闘力が大幅に向上、服装が変化しただけでなく自身が変貌したマンティスマルガムは悪意人形と同じく「黄金マルガム」へと変化し、遂にはラケシスすらも成し得なかった異なる属性を掛け合わせた多重錬成のマルガム「サーベルマンティスマルガム」へと変貌した


その後、サーベルタイガーマルガムからの入れ知恵を利用してズキュンパイアの「フルパワーズッキュン」で全人類の生命力を吸収し、ズキュンパイアと結合することで更に強力なマルガムへと進化するためにズキュンパイアを捕縛、無理やりエネルギーを放出させるも、その凶行にブチ切れたりんねが仮面ライダーマジェードムーンケルベロスに変身したことで圧倒され、宝太郎の説得でズキュンパイアが解放され、仲間となってしまう。


ズキュンパイアを強奪しようと襲いかかったものの、スーパーガッチャードの「ズキュンパイアストラッシュ」(通称「ズッキュン斬り」)によりサーベライガーとカマンティスがメロメロ状態になり、悪意による結合が緩んでしまう。そこに後ろからマジェードの「ムーンケルベロスノヴァ」を喰らい、最終的に仮面ライダーファイヤーガッチャードの「スチームホッパーバーニングフィーバー」とのダブルライダーキックによりマルガム化を解除させられてしまった。


満身創痍のまま錬金アカデミーに帰還したが、グリオンから「君ともあろうものが、ズッキュン、させられたのかい…?」と聞かれた際には、「いえ!私はしてません!」と否定した。


第25話では前話にてプテラノドンマルガムがいちのせ連合等から奪い取ったゴリラセンセイバグレシアを使用しゴリラマルガム・ラフレシアミクスタスへと変身、マジェードとヴァルバラドへ攻撃を仕掛けるも仮面ライダードレッド壱式に返り討ちにされたり結局マジェード達に敗北を喫しケミー2体を奪い返される等散々な目に遭うが、なんとかドレッドライバーは回収し撤退した。


なお、本エピソードでは回想シーンにて10年前のかつてのグリオン事件においてジャングルマルガムやラケシスと共に錬金連合に襲来、風雅と2度目の戦いを繰り広げていたことが判明する(この時のジャングルジャンは一度目の対決時にどさくさに紛れて入手していたとのこと)。


この時代ではまだグリオンへの心酔も現在より強かったらしく、風雅にグリオンを呼び捨てにされた際怒りをあらわにしながら様付けしていた。

ロミジュリ

第26話では自分たちを裏切ろうとしたラケシスに対して「ラケシス…あれほど忠告したのに…」と呟き、自ら始末しようとしたがまだ仲間意識が残っていたこともあって葛藤が生じてしまい、アトロポスに始末を任せざるを得なかった。


第27話ではグリオン、アトロポスとともにウロボロス界へ赴いたが、暗黒の扉を開く儀式を阻止しようとする宝太郎達がテンライナーでウロボロス界に来たことで非戦闘員でありながら宝太郎達ライダーに力を与える存在である鶴原錆丸銀杏蓮華を危険視し、アトロポスとともに対峙。


しかし、思いの外彼らが粘り、肝心のアトロポスの洗脳もズキュンパイアの能力を応用した対洗脳シールドに阻まれたため、結果自身が対処する他なかった。しかし、格闘術で2人を圧倒しアイザックを破損させた。


しかし、宝太郎がケミー達を救出し、仮面ライダープラチナガッチャードに変身。グリオンの野望を砕き、敗北した主が扉の向こう側にいる得体の知れない存在に掴まれ、吸い込まれる様を目撃し唖然としたが、直後にアトロポスが「まだ終わってないよ。」と呟いたことで再起を図る決意を固めた。


ラケシスがグリオン達の元を去ってからはしばらく前線に出ていなかったが、続く第30話では、彼女を連れ戻すために錬金アカデミーを強襲し、仮面ライダードレッド参式に変身。しかし、強大な負荷に耐えきれず実力を発揮できないままヴァルバラドに大苦戦を強いられ敗北。


トドメを刺される直前でラケシスに庇われたものの結局彼女を取り戻すことすらできずミナトの機転で逃げられてしまったクロトーは、たった一人で慟哭するしかなかった…。


第32話では、ドレッド参式を使いこなせなかったことをアトロポスに指摘され、お兄様共々用済みとして見限られてしまう。新しく更なる力を求めてアノマロカリスマルガムを撃破していた宝太郎を襲撃するが、彼から「グリオン亡き後戦う理由」「自身のガッチャ」を聞かれたことで思い悩むようになる。


そこに、別世界からハンドレッドの軍勢が乱入し、とある存在によって宝太郎やハンドレッド共々異世界の迷宮に送り込まれてしまう。襲いかかるカッシーン達を前に迷宮を抜け出す間だけ共同戦線を張ることにし、私は、私が思うがままに戦う!と自分なりに答えを出したことで迷いを振り切り、宝太郎と共闘してカッシーン軍団と対決。


ドレッド弐式の力でカッシーン軍団を圧倒。ガッチャードとのコンビネーションを駆使してカッシーンの隊長であるアルファを撃破、遂に迷宮から脱出した後に宝太郎から仲間になるよう誘われるが、「いつかお前を倒す!」と本人の前で宣言し、誘いを断っていた。


しかし、突如現れた「冥黒の王」に捕まえられたクロトーは「望む力を与えよう」という言葉と共に邪気に包まれ、邪悪な鎧を身に纏ったクロトーレビスとして変わり果てた姿にされてしまう…。


余談



  • 衣装デザインの石川彩希氏曰く「アクションが映えるように翻るデザインにしている」「田崎竜太から腹出しの指示があり、宮原女史が乗った」「腹出しに伴いハーレムパンツを着用して露出度を調整しエキゾチックな雰囲気を出した」「腕ガードは大好きなアマゾンズへのリスペクト」という背景が、石川氏のX及び未完計画での宮原女史のセリフから語られている。
    • なおオリジナル衣装なので破損すると撮影の進行に支障をきたすことから、地面を滑るように転ばず「点」で着地するなど、衣装を大事にしながら激しいアクションをこなす結構な無理難題をこなしている。
    • ただ、さすがに冬場にあの腹出しの格好はキツかったのか、第22話からは(劇中では「強化」という形で)衣装が若干変わり、腹は隠されちょっと厚着になっている。
    • 視聴者のみならずスタッフ陣も宮原女史の体調を気にしていたらしく、石川氏もその声を受けて「冬服」として新しくデザインしたとのこと。
    • 第32話でまた衣装が一新されたことで、視聴者からは「強化する度に露出度が減っている」と指摘されている。

関連タグ

仮面ライダーガッチャード 錬金術師(仮面ライダーガッチャード)

冥黒の三姉妹 クロトー

武闘派 戦闘狂

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