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カードテキスト

魔導化士マット

効果モンスター

星3/地属性/魔法使い族/攻1600/守900

1ターンに1度、デッキから「魔導書」と名のついた

魔法カード1枚を墓地へ送る事ができる。

この効果を発動したターンのエンドフェイズ時、

自分の墓地の「魔導書」と名のついた魔法カードが5種類以上の場合、

このカードをリリースする事で、

デッキから魔法使い族・闇属性・レベル5以上のモンスター1体を特殊召喚する。

解説

地属性・魔法使い族の効果モンスター。カードのモチーフはタロットカード愚か者

一つ目の効果はデッキから任意の魔導書を墓地へ送る効果。セフェルの魔導書とはイラスト通り相性の良い効果であり、グリモの魔導書などの通常魔法の魔導書を選択すれば効果をコピーできる。通常ならば扱いにくい魔導書庫ソレインも発動条件を無視して効果を使うことができる。

二つ目の効果は闇属性魔法使い族モンスターをリクルートする効果。ただし、墓地の魔導書が5種類以上という難しい条件である上、効果の発動もエンドフェイズとやや遅い。リクルート対象は魔導冥士ラモールとの相性が良い。

OCGにおける立場・元ネタ

ブースターパック「RETURN OF THE DUELIST」で登場した「魔導」シリーズのモンスターの1体。このカードは「COSMO BLAZER」で登場した。

「海馬コーポレーション 出張所」の第3号では、このカードを軸としたバックストーリーが明らかにされた。

「彼は魔導法皇に認められるほどの資質を持ちラメイソンに籍を置いていたが、魔導端末も持たず気ままな日々を送る少年であった。

しかしラメイソンの勢力拡大を恐れた魔法都市の王が同時に魔導の英知の統一化を画策し総攻撃を仕掛けてきた際、彼も戦火に身を投じる事になった。

戦う力を求めてセフェルの魔導書にアクセスするも、セフェルの魔導書に封じられた邪悪な魔力に侵され彼は魔導冥士ラモールとなり暴走、敵味方無差別に死を与える存在と化してしまう。

多くの被害を受けた敵は撤退するも、それと引き換えに彼自身もまた瀕死となってしまった。

魔導皇聖トリスと魔導法皇ハイロンはそんな彼を救うために、彼自身の光の魔力を増幅させる儀式「神判」を実施。

結果、光の魔力が邪悪な魔力に打ち勝つ事で奇跡の復活を遂げ魔導天士トールモンドへと生まれ変わったのであった。」

なお、元ネタであるタロットカードにおいても愚か者が(吊るされた男)→死神→世界と様々な過程を経て完全な存在へと変わっていく過程が描かれていると解釈される。

イラストでは杖を肩に担いだ姿がタロットカードのデザインと共通する。

なお、愚か者のカード番号は0であるとされる場合もあるが、マルセイユ版などでは番号を持たない物が多い。

また一般的な意味としては、正位置では「自由、純粋、可能性」、逆位置では「軽率、愚行、気まぐれ、無責任」などを意味するとされる。

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