概要
騎士団領の首都ミルザブールの城主にして、騎士団の剣という別名で呼ばれる騎士たちのリーダー格。老齢だが戦いの腕前は衰えておらず、平和な時代が続いて腐敗の進む騎士団で自らが行動をもって見本になろうとする。ラファエルを短期間で一人前の騎士に育て上げたのは彼によるところが大きい。
この事から判るように、正義感の強い熱血漢であり、かつ大局を見据えた政治力も兼ね備えるが、少々融通がきかない面も。それゆえに騎士団攻略を任されたヘイトからは目をつけられており、融通の効かない性格を利用されて洗脳されラファエルを処刑しかけたり、正義感の強さを利用されて彼を支持する騎士たちを味方につけた状態で偽物とすり替えられた挙句に本人は拉致されその間にフラーマを殺す計画を立てられたり、多くの策略の的になっていたりも···。これらは見方を変えれば正義感の危うさを(本人の意志による行動ではないとはいえ)見せ付けられるエピソードにもなっている。