概要
人物像
騎士団領の若き騎士見習い。平和が長く続いて騎士たちが腐敗してきている中、腐敗していない数少ない人物であり、主君ハインリヒからは特別に目をかけられている。エリートコースを歩んでいるが、当初はモンスター討伐もテオドールがついていながら窮地に陥る程度で、当時はその頼りない様子が、逆に地元の女性たちから「守ってあげたいタイプ」として見られていたとか。
後に短期間で一人前の騎士に成長する。成長した彼のその腕前はオイゲンシュタット中最強とも。
モブ騎士の語った「金もかかるし現状問題なければモンスターなんか無視しろよ(大意)」という言葉に対して発した代名詞ともいえる「金!金!金! 騎士として恥ずかしくないのか!」という台詞は、ハインリヒの「騎士以外の発言は認めない!」という返答に便乗したモブ騎士たちの権威を笠に着た態度と、その後のフラーマの「騎士ではないけど発言よろしいかしら?」という皮肉とセットでしばしばネタにされる。
テオドールが偽物にすり替えられた事件では多くの騎士たちがテオドールを盲信して偽物に騙されてしまうものの、彼は騙されることなく事態の収拾に尽力する。
コンスタンツと恋仲で、とある事件をきっかけに結婚が許される。
仲間キャラクターとして
ロマンシングサ・ガ
イベントで加入。パラメータは平均的で正式加入が終盤になるため育て直しの手間が大きく、使いづらい・弱いキャラとして評価は低い。しかし成長率は悪くないので、オールラウンダーとしてパーティーの便利屋として立ち回ることはできる。
ミンストレルソング(リマスター)
初期クラスは「見習い騎士」。見習いとはいえ騎士らしく物理関係全般に高い適正がある。また優れた才能という評価どおり知力以外の成長率は高いので、しっかり育成すると頼れる前衛になる。腕力が高いので重い武器を持たせられるし、体力が高いのでちょっとやそっとでは倒されないタフネスさも備えている。器用さと素早さの成長率がやや心もとないが、弓や小剣をメインで使わせるのでなければ十分。
BPの初期値は低く、回復量も30%と平均的なので序盤は息切れが早いという弱点があるものの、BP回復量が+5(たいていのキャラクターは+4)まで成長するので、時間はかかるが克服は可能。
加えてリマスター版ではパーティ外成長システムがあるので、ゼロから育成する手間がかなり軽くなっており、従来よりも圧倒的に使いやすくなっている。
直接ラファエルの性能とは関係しないが、強装備の武神の鎧の入手や海神ウコムの恩寵値を得られる陣形・龍陣を習得するには彼を加入させたうえで強敵とのバトルがあるため、そういう意味でも育てておいて損をすることは少ない。
弱点はLPが低いことに尽きる。
LPシステムが刷新されたミンストレルソングでは攻守にLPを必要とするため、LPの低さは生存力のみならず火力全般にも影響を及ぼしてしまう。LPは基本的に補強するすべがなく、強敵相手にはギリギリになることも少なくない。そういう意味ではLPの低さは致命的なアキレス腱。
正式加入が終盤になってしまう点もラファエルの使いづらさに拍車をかけている。それまでは仲間にできるものの期間限定、騎士団領から出るとパーティから強制離脱してしまうので、レギュラーメンバーとして固定できない点は飛び抜けてマイナス。わざわざ正式加入を見越してパーティを編成していくくらいなら、序盤から最後まで同じメンバーで固めたほうが運用面では面倒がない。
これまでは育成し直しの手間がかかるという弱点もあったが、これは前述の通りリマスター版では解消されているので、むしろ最序盤に(イベントを進めるつもりがなくても)騎士団領で1度でも仲間にしておけば放っておいても強くなるというメリットにもなる(といっても技ひらめきや武器の強化段階、クラスレベルなどはまっさらなので、そこは手を入れる必要はある)。
総じて優秀なキャラクターだが、ゲームの仕様が逆風となってとにかく使いづらいもったいないキャラクター。よほどの思い入れがない限りは他のメンバーを選択したほうが無難。しかし「使えない」「弱い」ということは決してなく、愛さえあれば十分に最終メンバーとして十分すぎるほどに優秀。せめて強制離脱がなければ……。
リ・ユニバース
通常のガチャと3.5周年の配布キャラクターとして実装。
評価はまちまちだが配布キャラクターとしては強めの調整になっており、ラファエルガチ勢からの評価は悪くない。