いろは歌
いろはうた
いろは歌とは、日本の伝統的な歌の一つ。
いろは順
これになぞらえ、順番などに使われたのが「いろは順」という。
江戸時代の町火消は、それぞれ「い組」「ろ組」「は組」といろは順を使った組名乗りをしていた。
ちなみに「へ」は「屁」に通じて語呂が悪く、「ら」は「魔羅」を連想させて忌み言葉のようで、「ひ」に至っては「火」に通じるので論外であり、「ん」はそもそもいろは順に含まれない字なため、これらはそれぞれ「百」「千」「万」「本」の字に置き換えられた。
日本の法令では、号の下位単位としてイロハを使用している他、千葉県や石川県の一部の地域では番地の前に使う事もある。
例・七尾市役所:七尾市袖ケ江町イ部25番地
日本国有鉄道(現 JR)では現在でも車両の等級表記でいろは順を使う。
グリーン車・A寝台車に「ロ」、普通車・B寝台車に「ハ」の記号が用いられている。
今でも「五十音順」ではなく「いろは順」を使用することも少なくない。