三日月(モンスターハンター)
ふぁるかた
漫画版の『モンスターハンター 閃光の狩人』に登場したモンスターであり、ケレスと特に強い因縁を持つ個体。
概要
外見は通常のティガレックスと同じだが、顔に名前と同じ三日月の傷を負っている。
たった一匹でポッケ村の生態系を荒らすほどの凶悪な強さを持っており、事件終息後のギルドナイツの調査によると上位相当の個体ではないかと推測されている。
過去にケレスの村を襲った事があり、彼の父親を仲間共々行方不明にしている。この時にケレスは三日月をほんの少しだけ目撃しており、傷口から彼の父が与えたものではないかと考えている(彼の父は大剣を使っており、作中でもライガが同じモーションでダメージを与えている)。
ティガレックスと同じく非常に獰猛だが、性質の悪い事にハンターとの戦いを経験しており、狩場までの道中で油断したハンターを強襲して重傷を負わせたり、ライガ達との戦いでも後方支援を担当するケレスを真っ先に潰そうとした。
作中では三日月自身の独白とも言えるシーンがあり、その中には村は豊富な餌場である事、それを守るハンターがいる事、遠距離攻撃を行う者の厄介さを理解した上で攻撃のパターンを変えている事から見た目以上に知恵が回る事や非常に狡猾な事が伺える。
ちなみにこの様な個体がギルドに発見されずに今まで生き延びていたのは、ケレスの村を襲撃後にハンターでも近寄らないような狩場の奥地に逃げ込み、人知れずに傷を癒していたらしい。
作中での活動
上記の様にポッケ村付近の雪山に潜伏してその生態系を荒らした。中でもババコンガが群れを成せないほどに弱らせた。ただし、弱点属性の関係上フルフルは襲わなかった。
事件の元凶だと思われたフルフルを討伐したライガ達の油断を突き、ポッケ村に常駐していたハンターと派遣されたハンターに重傷を負わせた。
ライガ達との戦いでは上記の狡猾さと圧倒的なタフネスで追い込み、ケレスの左腕に重傷を負わせた(本来であれば腕ごと持っていかれるが、ライガが事前に牙を数本折っていた事で最悪の事態は避けられた)。
それを好機と感じ、ケレスに更なる猛攻を加える中で共に崖から落ちるが、その時にはなった貫通弾が致命傷となり、後日の調査で狩場からはなれた場所で息絶えている姿が発見された。
余談
小説版で登場した個体はギルドの監視を潜り抜けて雪山に襲来し、ポッケ村在中のハンター(ミモリの父親)に重傷を負わせている。
この時の個体は、何者かとの戦いによって傷を負い、通常以上に凶暴化した個体である。
手負いの獣の如く暴れ回り、ライガを抑え付けて弱点属性であるはずのフルミナントソードに喰らいつくなどの凶暴性を見せた。
因縁云々は漫画版だけの設定である。