ベレッタM12
べれったえむじゅうに
ピエトロベレッタ社が1959年から生産を開始した、サブマシンガン。
概要
M12はプレス加工等による大量生産が容易な形状にデザインされ、UZI等のようなL型ボルトを用いて機関部長を短縮した構造を持つ。作動方式は、オープンボルトのシンプルブローバック方式を採用し、セミ・フルオートの切り替え機能を有する。
弾倉は、20、30、40連発の計三種類の箱型弾倉が供給されており、9mmパラベラム弾を使用するタイプのみが製造された。
引き金を固定するマニュアルセイフティ、後部グリップの引き金下部に存在する引き金とボルトを固定するグリップセイフティ、射手から見て銃口の左側に配置されたコッキングハンドルに装着されたボルト前進防止式セイフティの三重の安全装置を備えている。
採用状況
1961年にイタリア政府が制式採用し、イタリア軍や国家憲兵「カラビニエリ」などに配備された他、南米やアフリカのいくつかの国でも採用され、ブラジルとインドネシアではライセンス生産も行われた。
基本データ
全長 | 418/645m |
---|---|
銃身長 | 200mm |
重量 | 3480g |
口径 | 9mm |
装弾数 | 20/30/40数 |