正式名称は「サーチマトン」。電脳区間にはびこる違法電脳体の駆除のために大黒市が導入した。
電脳メガネを通じて見ると「赤く丸みを帯びた形で巨大」。高さはだいたい3mぐらいあろうか。
腹部にあたる部分にはキュウちゃんを4基格納できる。いわばキュウちゃんの母艦としての役割もある。
移動時には「ボクサッチー、ヨロシクネ」と愛らしいボイスを再生しながら移動する。その愛らしいボイスと裏腹にやっていることは結構アレなのだが。
距離を無視して駆除対象に近づく能力がある割に標的を感知できるのは20m程度である。なので普段は子機となるキュウちゃんが各所を巡回して小規模なバグを修復、キュウちゃん単体で対処できないバグはサッチー本体がその場所まで移動して対処する。
強力な駆除ソフトでありながら結構おバカで違法電脳体ではない電脳ペットですら攻撃対象とみなして攻撃してくる、子供の悪戯レベルの電脳アイテムすら攻撃対象とみなして攻撃してくるなど、大黒市の電脳メガネ使いの子供たちに恐れられている。
管轄は郵政局なので、郵政局の管轄外となる場所には侵入できない。例えば民家はホームドメインなので侵入できないし、学校は文部局の管轄なので侵入不可、病院や公園の敷地内、鳥居のある神社も同じである。縦割り行政のいい意味でも悪い意味でも副作用でもある。
なおサッチーの名付け親はある意外な人物である。詳しくは本編で確認せよ!