概要
『近代麻雀』(竹書房)に2013年6月1日号から同年6月15日号に掲載された前後編読み切り漫画。運の悪い麻雀打ちの男から、冷徹な天才雀士の少女に代打ちを引き受け、超高レートの闘牌に望む痛快麻雀漫画。
『近麻」誌上掲載当時は、一部話題となりPixiv内でもイラストが投稿された。また、物語の始まりの出だしが『アカギ』に似ており、そのためか上記のイラストが描かれた。
キャッチコピーは『氷結の一打、炸裂ッ…!!』。
後編のオチのあおりで「再登場にご期待ください。」と書いてあった(本当)ことから再登場する可能性もある。しかし、2014年9月現在になっても再掲載されていないことからこの話は風化した可能性がある。
あらすじ
高レートの麻雀を打っていた峰岸雄志は、6500万円もの借金を返済すべくネットで最強の雀士L・カポネに代打ちを依頼する。その当日、峰岸は負けが込んで絶望していたが、後ろに立っていた少女に囁かれる。その彼女こそ、依頼したL・カポネ本人だった。高級ウィスキーを頭からかけられた峰岸は冷静さを取り戻し、彼女に代打ちをバトンタッチする。
登場人物
本作の主人公である、12歳の小学生の少女。
ネット麻雀「王鳳」にて「ネット最強」「幻の雀士」「ありえない強さ」「日本最強じゃね?」などと噂される少女雀士。雀力は牌のヒキや、運・ツキの流れ、聴牌気配、当たり牌の読みに長け、それを冷徹な打ち筋で「トップを取ること」を建前に麻雀に望む。また、ブラフも使用する。
峰岸から最低10万円の代打ち料を貰い受ける条件だったが、当たり牌を回避したことで「あと1000万円払うなら残りの全局を打つ」と峰岸に委ね、それを了承したことで続行し、終盤で完勝。
性格は冷徹で「おませさん」。オチで峰岸に大勝した祝いにフグをおごろうとするなど、子供の域を超えている。
『アカギ』でいう赤木しげるのポジションに相当する人物。
峰岸雄志
Lに代打ちを依頼した男。
『アカギ』でいう南郷のポジションに相当する人物。