ランサー(標準モデル)
三菱のセダンを中核とする乗用車。日本でも一応現行モデルが販売されているモノの、ランサーとしてではなく日本で販売中止になったギャランの後釜という位置づけにされており、エボでない一般グレードは「ギャランフォルティス」と呼称される。
ちなみに初代モデルはあの悪名高きヒュンダイの初のオリジナル車・ポニーのベース車にもなった(エンジン・プラットフォームがランサーの流用なのでオリジナル車とは言い難い)。
ランサーエボリューション
ランサーをベースにして製作されたホットモデルであり、高い人気を誇る。
尚、エボⅩをギャランフォルティスベースと言う場合があるが、これは半分正解、半分間違いである。確かに日本仕様車だけを見ていた場合は間違いない。だがそもそもギャランフォルティス自体がランサーそのものであり、実際海外では同車をランサーとしているためである。
ランサーMR
シリーズ中の一部に用意されるMRグレードはエボのターボチューンではなくNAチューンに特化したモデル。
駆動方式はFFのみだが前後ディスクブレーキが装備される。インテグラTYPE-Rあたりをライバル視したと思われる。
ランサーの消えた日本市場
先述のように2011年4月現在、標準車はモデルチェンジにあたり日本市場の特殊事情故にギャランの名を冠され「ギャランフォルティス」を名乗っている。ちなみに、本当のギャラン(11年4月現在海外専売)は全幅1.84m・全長4.85mもあるラージセダンであり、とても日本で売れるようなサイズではない。また、日本仕様車最後のギャランと現行ランサーのディメンションが近く、またギャラン及びディアマンテユーザーの代替車となりうる車種が存在しない事が日本仕様車の名称変更の理由として挙がる事もある。
そのためか、現状ではランサーの名称は日産・ADのOEMモデルであるステーションワゴン型ライトバン「ランサーカーゴ」(2代目。初代は内製。)およびランエボにのみ残っており、標準モデルがクルマ自体は存在するのに名称上は存在しないという少々いびつな状態となっている。
イメージリーダーとしてのランサー
ランエボはパジェロと並んで同社のイメージとなっており、同社が登場した作品も頭文字D、湾岸ミッドナイト、ワイルドスピード、デッドヒート、フー・アム・アイ?、超速伝説ミッドナイトチェイサー、TAXi・・・などなど、多岐にわたる。
またラリー最高峰であるWRCにおいてもランサー時代から参戦しており、90年代のラリーシーンではトヨタ・セリカ、スバル・レガシィ、インプレッサと共にその名を轟かせている
現在ではレギュレーション違いにより撤退しているが世界各国のラリーやPCWRCで健在であり、性能の高さを裏付けている。
生産終了
しかし、近年はハイブリッド車などエコカーの人気に押されたことや2000年・2004年に発覚したリコール隠し問題の発覚によって三菱全体のイメージダウンによって売れ行きが激減したことから、三菱自動車は7年前に発売した今のモデルで生産を終了する方針を固めた。
これによって、共に日本のスポーツカー・ラリーカー市場を盛り上げてきたスバル・インプレッサWRXと明暗が分かれる形となった。
関連イラスト
初代
2代目(ランサーEX)
ランサーフィオーレ
3代目
(画像募集中)
4代目
・標準車(画像募集中)
・エボⅠ(画像募集中)
・エボⅡ(画像募集中)
・エボⅢ
5代目
・標準車(画像募集中)
・エボⅣ
・エボⅤ
・エボⅥ
・東南汽車(中国)・リオンセル
6代目
・初期(ランサーセディア)
・中期(ブーレイ顔)
・後期(画像募集中)
・エボⅦ
・エボⅧ
・エボⅨ
7代目
・ギャランフォルティス
・エボⅩ