概要
ネオ・オオエドシティを舞台に、主人公のトノサマン(演:荷星三郎)とライバルであるアクダイカーン(演:衣袋武志)が戦いを繰り広げるヒーローアクション特撮作品である。逆転裁判作品中の続編としては「小江戸剣士ヒメサマン」「大江戸戦士トノサマン・丙!」が存在する。
また逆転検事では「大江戸亭主トノサマン・OTTO」という舞台公演が、アレバスト王国主催のイベントとして永世中立劇場にて上演された。逆転裁判3の7年後、2025年の設定である逆転裁判4でもシリーズは続いており、「電動伝道師サマンサマン」に続く最新シリーズのタイトルは「ボージャク武人ナニサマン」らしい。
登場人物たちからの評価
メインヒロインの綾里真宵のほか、大滝九太少年や御剣怜侍もトノサマンのファン。御剣は当初はファンと言う設定はなかった(荷星三郎に対して「いつも楽しく拝見しております」と言っていたがそれを聞いた成歩堂龍一は本気にしていなかった)ものの、攻略本に書かれたおまけ漫画で「実は隠れファン」というギャグが描かれてから定着した。「逆転検事」では、検事局の執務室にトノサマンのフィギュアが置かれたり、六法全書のカバーでカモフラージュされたトノサマン大百科が置かれたりしている。また、成歩堂や真宵はトノサマンのテーマの着メロを使用している。アニメでは成歩堂がトノサマンと同シリーズの過去作品と思われる「シグナル侍」のキーホルダーを小学生時代から所持している描写がある。
社会的影響
英都プロダクションの看板番組の一つ。同撮影所を再建した凄腕プロデューサー・姫神サクラが、当時は無名でB級映画を撮影していた宇在拓也を発掘、監督に起用することで誕生した。
関連商品であるトノサマン・カードが大流行し、社会現象となったほか、2017年にはシリーズ作品である「トノサマン・丙!」がライバル番組である「忍者ナンジャ」とヒーロー・オブ・グランプリを最後まで争った結果、見事受賞するなど、10歳くらいのヤングには絶大な人気を誇っている。
主題歌について
「トノサマンのテーマ」には、逆転裁判のクリエイターである巧舟により公式の歌詞が付けられている。子供番組という設定であるのにもかかわらず、「息の根止めるまで」だとか「ぶち殺せ」という物騒な歌詞になっており、非常にカオス。
ゲーム中では逆転検事でこの歌詞が登場した。
余談
逆転裁判6では、『冥界戦士トリサマン』という作品が登場。テーマ曲もキャラクターも本作をかなり意識したようなものであり、成歩堂が『パクリだ』と口にしてしまうほど。一方で本作のイメージをぶち壊しにされたことにより、御剣はかなり激昂していた。
放映・公演一覧
タイトル | 放映年月 | タイムテーブル | 登場作品 |
---|---|---|---|
大江戸戦士トノサマン | ~2016年10月21日 | 毎週金曜17:00 | 逆転裁判1 |
小江戸剣士ヒメサマン | 2017年ごろ | 毎週金曜17:00 | 逆転裁判1 |
劇場版大江戸戦士トノサマン | 2017年 | 劇場版 | 逆転裁判1 |
大江戸戦士トノサマン・丙! | 2017年~2018年3月 | 毎週日曜8:00 | 逆転裁判2 |
大江戸亭主トノサマン・OTTO | 2019年3月14日 | 舞台公演 | 逆転検事1 |
主要キャスト
大江戸戦士トノサマン
小江戸剣士ヒメサマン
大江戸戦士トノサマン・丙!
大江戸亭主トノサマン・OTTO
- トノサマン・OTTO(SA:矢張政志)
- ヒメサマン・YF(SA:大場カオル)