概要
声:西野真人(アニメ版)
『逆転裁判』第3話『逆転のトノサマン』に登場。年齢32歳。身長167cm。
子供達に大人気のヒーロー番組『大江戸戦士トノサマン』の撮影監督。『英都プロダクション』の所属者でもある。肥満体型の中年男性で、オタクを絵に描いた様な外見と性格の持ち主。ネット愛用者が多い分、現実でもネット用語を繰り出す「オタク感丸出し」の口調で喋る。(笑)や(怒)等の文字を語尾に付ける事で、感情表現しつつ会話する。
アニメ版では「~だぞぅ」という口調で喋る。初期設定では「顔文字を使って会話するアイデア」もあったが、ゲームのロムカートリッジに収録出来る、データ量の制限から不可能となり、現在の話し方に落ち着いた。
『トノサマン』グッズの1つと見られる、ちょんまげ付きキャップが特徴。汗っかき体質でもあり、いつも首からタオルを下げている。汗だくになりながら、髪の毛がへばり付いた顔で、無駄に濃密なオタトークを展開する姿に引く者は多い。
かつてはマイナーなB級映画ばかり作っていたが、プロデューサーの姫神サクラによって『トノサマン』の監督に抜擢され、番組が社会現象を巻き起こした事で一躍、有名人となった。名監督との呼び声も高い。自分を大出世させてくれた恩人である、姫神には頭が上がらず、それ所か彼女に怒られる事に快感を覚えてすらいるマゾヒスト。アニメ版では、ゲーム版での公式イラストに基づいて「姫神の椅子になりながら脚本を作っている一幕」もあった。
ロリコンの多いキモオタらしく「萌えられる美少女、若い美女にしか興味を持たない」と思っていたら、この有り様である。姫神は萌え系とは乖離した、30代半ばの妖艶な美女の上、後述の真宵への反応からも「宇在の女性の好みが、本当に美少女または美女であれば、どんなタイプでも良い」という嗜好だと察しが付く。
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以下ネタバレ注意
キモオタ監督の熱意(燃)
実は真犯人の共犯者であり、絶対服従する相手に命じられて偽証や現場工作を行った。なのにシリーズでも異例と言える程、短期間で釈放されている。ひょっとしたら歴代共犯者の中では、逮捕から出所までの最短記録を樹立しているかもしれない。
「共犯者となった動機は、真犯人に圧力を掛けられた為」なのは松竹梅世と同じだが、キモオタ全開の怪しい見た目に反して、偽証と現場工作以外の悪事は働いておらず、真犯人も梅世の逆らえない相手と違って、情状酌量の余地のある人物だから処置が軽く済んだのだろうか。あるいは「突然、国中で大ブレイク中の番組を打ち切っては、各所に大きな損害が出るから等の理由で、警察及び司法関係者による、ファン達への配慮あっての処置」なのかは定かではない。
事件解決の直後は、打ち切りになった『トノサマン』の続編として『小江戸剣士ヒメサマン』を製作し、こちらも大ヒットした。作中の描写からして『トノサマン』の打ち切り&逮捕から『ヒメサマン』の開始&出所までの期間は僅か1、2週間しか経過していない様に見える。衣袋武志殺害事件の捜査の中で出会った、綾里真宵の姿から瞬時に『ヒメサマン』を閃き、即座に新番組の構想として有効活用した。
ちなみに「天真爛漫な和服の美少女である真宵」との初対面では、彼女をいやらしい目で見ており、ロリコン臭い言動に及んでいた。更にアニメ版では「ヒメサマンをモチーフにした衣装を着て、何故か現実よりも胸が増量した真宵が、蠱惑的に振る舞う場面の妄想」まで繰り広げていた。極度のキモオタで、如何なる時もキモオタとしての姿勢を改めない等、幾つかの難点はあれど、監督やヒットメーカーとしての才能は高いのは確かである。
『逆転検事』第2話『逆転エアライン』の背景にも登場。空港のロビーで、弁当を食べながら『トノサマン』シリーズの新作の構想を練っていた。
名前は「ウザイ」と「オタク」に由来し、両者を掛け合わせたもの。英語版の名前は「Sal・Monella(サル・モネラ)」でサルモネラ菌が由来。幾らキモオタだからって、あんまりな名前である。こちらも海外のネットスラングを用いた口調で話す。