「あら~ボーイさぁん?ワインならそこに置いといてくれる?それとも一緒に飲むゥ?」
声:本多真梨子(アニメ版)
概要
『逆転裁判』第2話『逆転姉妹』に登場。年齢23歳。身長157cm。
「小中とは愛人関係にあるとの噂」があり、それを示唆する様な描写が散見されるが、実際は利害関係の一致から協力しているだけで、まともに恋愛感情を共有している訳ではない(どころか彼を恐れているフシすらある)。
「典型的なワガママなぶりっ子」を突き詰めた様な性格と口調をしており、常に周囲の男性を魅了しては意のままに操ったり翻弄する等して、何らかの利益を獲得する事を楽しむ享楽的な魔性の女である。攻略本やファンブックでは「ぶりっ子モードとは裏腹に、性格はかなりねじれ気味」、「黒くねじれた性格を豊満な体とピンクの洋服で包んだ超絶悪女」だと割とボロクソ言われている。開発者曰く「この様な性格に設定したのは、プレイヤーが倒した時スッキリする証人にする為」と説明されている。
持ち前の美貌と猫の様な可愛らしい振る舞いで、男性を虜にするのが趣味にして特技。
業務の主軸である情報収集を目的に、潜入先の男性から色仕掛けで情報を引き出して来たと思われる。
「小悪魔的な魅力を持った悪女」を意識して演じているが、腹黒い本心や粗暴な一面が言動の節々から垣間見える。上司と同じく他人を馬鹿にするのが好きで、露骨に相手を見下す発言や態度も多い。
攻略本及び『逆転裁判事典』では「ひらがな多用の猫なで声で、ホテルのお堅いボーイをもメロメロにしてしまう」との記載があり、恐らく英語等カタカナ語を多用する小中との対比と思われる。
劇中では『板東ホテル』に宿泊し、ルームサービスで好物のワインを注文している。テレビドラマ鑑賞が趣味で、宿泊中にも楽しんでいる。303号室に宿泊しているが、これは「宿泊客の2人が3拍子揃った名前の持ち主」なのに引っ掛けているのだろうか。
実写映画版では名前のみが登場し、劇中の雑誌『雑都Weeks』にアイドルグループ『TAR69』のメンバーとして名前が記載された。映画版では、小中は原作での最初の職業ジャーナリストを続行していて『コナカルチャー』の開設はしていない。その為「梅世は小中とも事件とも無関係の他人という設定」に変更されている。
容姿
髪型はピンクのセミロング、巨乳と美脚を兼ね備えたグラマーな容姿をした美女。劇中では板東ホテルのボーイが「キレイな方」と見惚れている他、留置所の看守も見惚れて動けない様な反応を示している。ちなみにノーメイクでもかなりの美人。
爪には赤いマニキュア、耳にはハートのピアス、ハートのボタンが付いたピンクのボディコンスーツ、同じくハートのアクセサリーが付いた赤いピンヒール、側面に深いスリットが切れ込む白いミニスカート(膝上26cm)と全体的にピンクずくめかつ、ハートをあしらったファッションをしている。
スーツの胸元は大きく開いていて胸の谷間を露わにしている上、ミニスカートとピンヒールによって腰辺りから踝までが露出している為、全体的に露出度の高い格好となっている。
ピンクのスーツは小中とお揃いであると同時に、ハートの装飾品と相まって可愛らしさが前面に出ている。攻略本では「ラブリーテイスト」と称された。ハートの装飾品は全6個。後述する初期設定では今とほぼ同じ衣装だが、ハートの装飾品が過剰で20個近くもあった。どんだけハート好きなんだよこの人。
実写映画版ではアイドルグループのメンバーだが、こちらでもグラビアクイーン級のナイスバディを引っ提げて人気を集めていることだろう。
事件当日からの動向
『綾里法律事務所』所長・綾里千尋が殺害された事件発生当時、事務所向かいのビジネスホテル『板東ホテル』に宿泊しており、事件の一部始終を目撃し通報。翌日、警察からの通達もあり同ホテルに引き続き滞在していた。
この時に宿泊中の303号室を千尋の部下にして弁護士・成歩堂龍一が捜査目的で訪れているが、検察側の証人である事を理由に、彼から何を聞かれても話をはぐらかすばかりで、一向にまともな情報を話そうとしなかった。ちなみに、この時点で同室にあったテーブルにはワインボトルとグラス2本が置かれており、彼女以外に何者かが宿泊していた事が窺える。
しかし、成歩堂に「タンスの引き出しに引っ掛かっているドライバー」を怪しまれると、引きつった表情とキツイ口調で止めようとした。案の定、数時間後に入浴していた頃、再び訪れた成歩堂によって盗聴器を発見されている。入浴中の梅世自身はそんな事にも、先程ルームサービスを運んで来たボーイが退室していた事にも全く気付かずボーイに声を掛けるや否や、成歩堂は「尻尾を掴んだ」とばかりに潔く退室した。
翌日の法廷では、入廷時に胸を揺らす等して、担当弁護士・成歩堂と担当検事・御剣怜侍を除いた法廷中の男性のハートを鷲掴みにする。そして事件当夜、目撃した事を証言するも凶器『考える人の置き時計』が時計なのを知っていたりと、不審な点が次々と発覚。それを突破口にした成歩堂に厳しく追求され‥‥。
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以下ネタバレ
美人秘書の凶暴な本性
「何だっつーのよ!このギザギザアタマがぁ!あんな時計のことなんて、どうだっていいんだよ!あのコムスメがやったんだ!とっとと死刑にしちまいな!」
追い詰められた梅世は突如として叫び出し豹変。
先程までのぶりっ子はどこへやら、恐ろしい形相となり、人としての倫理観を疑う程の最低な暴言を吐き散らかした。その姿は成歩堂も恐怖を感じる程。それと同時にハートのボタンも逆転し、それまでしていた猫手の様なポーズもやめている。この時の豹変は画集『逆転裁判イラストアーカイブス』でも『般若』と呼称されていた。
その豹変振りに法廷中の人々は驚きを隠せず、裁判長に「被害者を殺害したのか」と問われると、般若状態のまま顔を背けて「梅世は盗聴しただけ‥‥」と消極的ながらも、殺人を否定し部分的に犯行を自白した。裁判の最終局面では窮地に陥った現状を堪えられず、泣き出してしまった。この時には普段の姿に戻って可愛げのある泣き顔だったが、今更これを見せ付けられた所で法廷の人々の彼女に対する印象が変わる訳が無かった。
前述の自白通り、実は梅世はホテルで綾里姉妹の会話を盗聴しており、その上ボーイ長の青年の証言時に「もう1人の人物と2人で宿泊していた事」が判明。ルームサービスで注文したアイスコーヒーをきっかり9時に受け取っており、その際アリバイ作りで自分を印象付けようとボーイの頬に接吻している。呑気な事にボーイは「ワタクシにホの字だったのでは」と惚気気味に語っていた。
逮捕後の様子
閉廷後、偽証と盗聴の容疑で緊急逮捕、留置所に勾留される。留置所に聞き込みを目的として面会に来た、成歩堂が証言を纏めるも結局偽証ばかりだったので「被害者は攻撃をかわし右に向かって逃げたが、追い付かれて殴られた」という一文のみが手掛かりとなる。
余談だが、梅世との話題の選択肢の1つにお遊び要素として『ねじれた性格』が含まれている。この話題を選ぶと、成歩堂が昨日の法廷での恐怖感はどこへやら、やけに図太い物言いで彼女に尋ねるも、梅世からは般若顔で罵倒されて即行で会話を打ち切られる。見ている分には面白い一幕であるが、2人にとっては完全な寄り道となっている。
梅世と一緒に宿泊していた人物は「真宵が千尋を殺害したという偽証、事件現場の盗聴」を命じていたが、その事を成歩堂に追求されると梅世は突如「喋るのが怖い。あの女弁護士みたいに消されたくない」と怯え出した。それが彼女と共に宿泊していた人物『コナカルチャー』社長・小中大であった。
彼は翌日の法廷で、真犯人であると発覚し逮捕された。『コナカルチャー』は日本中の司法関係者や警察関係者、富裕層にいる権力者の弱味を探り出して脅迫し、被害者達から多額の金品を巻き上げたり、各界の上層部に都合の良い奴隷達を作り出しては、私腹を肥やして来た巨大な悪徳企業である。全国各地に『コナカルチャー』の悪事によって失脚や自殺等、破滅へと追いやられた犠牲者は数え切れない程いる。
元々千尋は小中に破滅させられた母の仇を討つ為、弁護士となって彼を告発するべく追跡していたが、小中に盗聴を通じて動向に気付かれてしまい、隙を突かれて口封じ目的で殺害されるに至った。この時も梅世は小中の共犯者として暗躍し、彼の下した「現場工作、偽証、盗聴の3つの命令」を忠実に遂行したのであった。
小中大との関係
留置所での反応から「彼との本来の関係性の片鱗」が見える。小中は部下としても愛人としても、まともに梅世を可愛がっていた訳ではなく、動向次第ではいつでも彼女を捨て駒にするつもりで、それを梅世自身も認識していた事が見て取れる。
梅世が小中の共犯者となったのは、彼に好意を寄せていたのではなく、あくまで上司の小中から圧力を掛けられて忠実な部下として従っていたに過ぎない。千尋殺害に対しても、小中の役に立てた等と喜んだり、楽しんでいた訳でもなかった。ただ小中の圧力で従わされただけで、自由意思で犯行に及んだ訳ではなく、犯罪も盗聴や偽証等といった軽いものなので、後に「情状酌量の余地がある」と判断されたと思われる。
しかし梅世は今後の話でも何人か登場する「真犯人の共犯者で殺人は犯してはいないが、偽証や現場工作等に及んだ人物達」とは大いに異なる。自分も真犯人も日常から事件に至るまで私利私欲で行動し、悪事の報いを受けての破滅を恐れての自己保身が動機であり、逮捕された事件以外でも幾つもの罪を重ねて来た極悪人」である為、同様の罪で逮捕された他の人々と比べると重罰が科せられたのは確実であろう。
仮に数年後に釈放されても、悪徳企業だと暴かれた勤務先は倒産し「有名な凶悪犯の共犯者だった前科持ちの彼女」でも身を寄せられる場所はまず無い立場に陥った為、暗澹たる未来となった事は想像に難くない。
元祖・豹変美女
梅世が見せた「可愛らしい女性が凶暴な本性を露わにするという要素」は、後続作品にて彼女同様に豹変する女性キャラクター達にも継承され『逆転』シリーズの恒例にも加えられた。今では彼女達は「豹変美女」と呼ばれる様になり、梅世はその元祖となった。
前述の通り関連書籍にて「超絶悪女」と呼ばれた梅世であるが、彼女の後に登場した美柳ちなみ等「殺人犯にして各話のボスを担う豹変美女達」の影に隠れがちなものの、梅世も殺人こそ犯してはいないものの「超絶悪女呼ばわりされる程、悪行三昧に及んでいる事」は『コナカルチャー』の国全土に被害者を生み出す大規模な犯行、極悪非道な小中の右腕となって暗躍している事からも明白である。小中とは似た者同士なので彼女もまた「被害者達から恐喝した金品を利用しての豪遊三昧に走っていた」と想像が付く。悪事の規模で梅世を越えられる豹変美女は、国際的な密輸組織の幹部に当たる白音若菜位であろう。国全体や歴史にまで多大なる悪影響を及ぼした桁外れの被害規模からも、歴代豹変美女の中ではトップクラスの悪行三昧に及んでいる為、正に「超絶悪女」と言っても過言ではない。
アニメ版
『逆転姉妹』は第1期・第2話から第4話まで放送された。尺の都合上、ストーリーがショートカットされている為、梅世の出番は第2話では存在を仄めかす演出のみ、第3話では本格登場するも途中退場、第4話は小中の回想に姿が映るも一瞬だけと少ないものの、その少ない出番の中で視聴者にインパクトを与えた。また、劇伴として『おめでたい人びと』をアレンジしたと思われる「美人秘書・松竹梅世」というBGMが用意されているが、放送上彼女が登場するシーンでは使われていない。
美脚の誘惑(第1期・第2話『逆転姉妹-1st Trial』)
ホテルでの入浴中、梅世はボーイがルームサービスを届けに来たものと思い、バスルームのドアから脚だけを覗かせて記事冒頭の台詞を発すると、自慢の美脚をこれ見よがしにアピールし色仕掛けで飲みに誘おうとする。しかし、その先には捜査目的で来訪していた成歩堂しかおらず、飲みに付き合う暇は無い彼にすげなく「結構です」と返された。程なくしてボーイが入れ替わりに現れた時、梅世は何を思ったのだろうか。恐らくは『ルパン三世』のヒロイン峰不二子の様な「小悪魔的な妖艶な悪女」と解釈されての演出だろうが、結果的に数秒とは言え「子供も見る夕方アニメとしては中々のお色気シーン」に仕上がっている。ここで梅世が見せた「ドアの陰から艶めかしい美脚を覗かせる」という仕草は、古くからこの手のお色気キャラの動作として見られるものであり、加えて自分を美しく見せる事に余念がない彼女の性質からして、日常生活での入浴時も不二子同様「バスタブで美脚を上げて入浴するタイプ」である可能性は高い。またこの時の動作から、相当身体が柔らかいことまで判明している。
アニメ版で成歩堂が梅世の宿泊室を訪問したのは、この1回だけで裁判初日まで彼女とは対面していない。故に原作における翌日の法廷で彼が「怪しげなピンクの女性」と形容する理由は消滅した。成歩堂はこの時点で必要な証拠品は一通り入手しており、退室する際に躓いたゴミ箱から盗聴機とカフスボタンを発見した。更に派手にデコられた状態と化したドライバーは、堂々とテーブルに置かれていた所を回収されている。因みに成歩堂が退室してすぐ、廊下ではルームサービスを届けに行くであろうボーイ本人が通りかかり、すれ違い様に会釈と気まずい表情をそれぞれ交わした。
そして梅世がシャワーを浴びるのと対比する様に、成歩堂がホテルを出た直後には夕立が降って来た。この時、千尋の師匠・星影宇宙ノ介に弁護依頼を断られた彼は、夕立でびしょ濡れになりながら「新人の僕では力不足だから、実力ある弁護士に真宵ちゃんの弁護を依頼しよう」と各地を駆け巡っていた。数十件もの依頼先全てに拒否された後、留置所へ面会にやって来た成歩堂と真宵は再会し、2人同時に「君の弁護を僕にやらせてくれないか!」「私の弁護をお願い出来ますか!」とハモる様に発言した。以上の経緯をもって彼女の合意を得た、成歩堂は正式に真宵の担当弁護士に着任した。「2人の強い絆が芽生える切っ掛けを秀逸に描いた、序盤での心に残る名場面の1つ」と言える。
この時点での梅世は取り敢えず「美脚の女性」という印象を与えており、顔は映っていない。
早すぎる豹変(第1期・第3話『逆転姉妹-2nd Trial』)
入廷シーンも、これまたお色気シーンとして描写されており、梅世の体が「ピンヒール→ミニスカート→胸の谷間」の順で、それぞれがアップに映し出される演出が加えられた。証言中の回想では「前話でルームサービスで注文したであろうワインを窓際のテーブルで飲んでいる時、事件を目撃するシーン」が挿入された。豹変の切っ掛けは「成歩堂に前述の証拠品・盗聴機とカフスボタンを突き付けられた時」に変更されて、激昂して般若に変貌した梅世は語尾に「つーの」を付ける荒々しい口調となっていた。こちらでも偽証と盗聴の容疑で緊急逮捕されるが、後に「成歩堂が梅世との面会に留置所を訪れる展開」はカットされた為、彼女のアニメ版での直接登場は今回で見納めとなる。
ホテルで2人(第1期・第4話『逆転姉妹-Last Trial』)
小中の証言中の回想で「宿泊中、小中が仕事の資料に目を通している横で、梅世がファッション雑誌を読んでいるシーン」が挿入された。この回想シーンにて「原作では1度も描かれていない、ホテルの部屋で小中と梅世が一緒に過ごしている光景」が初めて描かれる事となった。このシーンに数秒間だけ映るという形をもって、梅世はアニメ版での出番を終えた。
余談
名前の由来
日本語版の名前の由来は言うまでもあるまい、冬を越すめでたい植物「松竹梅」であり、上司の「小中大」とセットで考えると、大きさや等級から来ているとも捉えられる。
梅の花言葉は「上品」「潔白」「高潔な心」等、心の美しさや気品を象徴するものが多く占めていて、梅世の人間性とは沿ぐわない言葉が並んでいる。辛うじて似合う花言葉は「忠実」「喜び」「艶やかさ」「美と長寿」位であろうか。自業自得とは言え彼女の末路を思うと、花言葉に「忍耐」が含まれているのは皮肉にも捉えられる。
英語版では「April・May(エイプリル・メイ)」と「4月・5月の英訳」が名前の由来になっている。英語圏では「エイプリル」は一般的な名前で、日本人に置き換えると「卯月」と名付けられた様なものだろう。全身ピンクの姿が「梅も含めたピンクの花々が咲き乱れる春」を連想させると言えなくもない。但し梅は品種により開花時期が分かれるが「早春の訪れを告げる花」なので、主な開花時期は1月と2月を始めとした冬の寒い時期に集中している。誕生花に制定された日付けも1月と2月に際立って多い。
初期設定
プロトタイプである『サバイバン』の企画書には「彼女らしき人物」が既に確認されており「普段は猫を被っているが豹変」というコンセプトも当時から確立していた模様。これを初稿とするならば『逆転』シリーズの登場人物では珍しく、デザインが第一稿で決定稿となっている。ラフスケッチでは、豹変がリストカットしているモーションで描かれていたり、ぶりっ子ポーズと某アイドルの様な口調で自らを「うめピー」と言う、その際御丁寧に擬音の「コツン」も口で言う徹底ぶりを見せる等が確認できる。これらのモーションは製品版では未使用に終わっているが、方向性としては概ね変化がない。
製品版では未使用とされた成歩堂のアクションには「両目がハートになるもの」があり、初期設定では「彼までもが梅世に魅了される場面」が挿入される予定だったと思われる。「幾ら何でも師匠の千尋を殺害された非常事態で、彼女を殺害した真犯人・小中の共犯者に成歩堂が虜になるのは不謹慎」と判断されたか、はたまた過去に女絡みで痛い目を見た反動か、製品版では状況が逆転して「成歩堂が梅世の虜となった傍聴人達に呆れる様子」が描かれるに至った。
おまけイラスト
本編には登場しないが、スエカネクミコによる公式イラストではナース服を着たものも存在する。
掲載された関連書籍には「特に看護婦だった訳ではない。潜入捜査する為の服装か」等の記述あり。欲望を満たす為ならば如何なる悪事も犯す『コナカルチャー』の凶悪な実態、普段から男を誘惑して狡猾に立ち回る梅世の振る舞いからして、ナース服は潜入捜査目的で着用しているのは確実だろう。実際『オフィシャルファンブック』には「かつて病院に潜入した時のもの」と明確に但し書きされている。医師等の病院関係者も、さぞ彼女の美貌に骨抜きになったことであろう。
同じく公式イラストには、初代に登場する貴重な若い美女キャラ同士として『綾里姉妹と梅世の3ショット』も描かれている。「小中と梅世の引き起こした事件で、綾里姉妹は共に人生を狂わされた被害者となった事」を考えると「ブラックジョークにも見える組み合わせ」である。これらのイラストは主に攻略本を始めとした関連書籍で見られる。関連イラストや「外見や設定がエッチだから」という理由で彼女のファンも多い。
『逆転』シリーズ豹変美女の系譜
松竹梅世→葉中のどか