詳細
冷たく冷やしたコーヒー。
氷で薄まる分豆はやや深めの焙煎をし、濃いめにいれる。
欧文表記は「iced coffee」。
日本では大正時代にコーヒーを冷やして飲み始めたのが始まりとされている。
その後1950年代後半に全国の喫茶店で提供されるようになり、1970年代以降に小売店での製品販売が一般化した。
ヨーロッパでの冷たいコーヒーの飲用については、1840年頃にはフランスで飲まれていたとする文献も存在。
1950年代のイタリアが舞台になった映画『ローマの休日』では、アメリカ人記者がオープンカフェでアイスコーヒーを飲むシーンが登場し作中で「cold coffee」と表現されている。
米国でも1920年頃に大手企業が冷たいコーヒー飲用の普及を試みたが、広く定着するには至らなかったとされる。
1990年代に入ってからアイスコーヒーを提供・飲用する慣習が全国化した。
略称
最近はあまり使用されなくなっているともされるが、関西地方を中心にアイコやレーコー(冷コー)と呼ぶ略称もある。