ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

板東ホテルのボーイ

ばんとうほてるのぼーい

板東ホテルのボーイとは、ゲーム『逆転裁判』及び『逆転検事』の登場人物である。
目次 [非表示]

曖昧さ回避

『逆転』シリーズでは『板東ホテル』及びその後身である『ホテル・バンドー・インペリアル』のボーイは2人登場している。

  • 1.『逆転裁判(無印)』等に登場する若い男性。
  • 2.『逆転裁判2』に登場した初老男性。

1の概要

「おかげさまで、当ホテルはこれから、ビッグになりますので」


「あんなお美しいレディですから‥‥お連れ様が羨ましゅうございました」


声:不明(アニメ版)

※一説には矢張政志役の奈良徹と言われているが、詳細は不明。


逆転裁判

第2話『逆転姉妹』に登場。年齢26歳。身長172cm。本名は不明。


成歩堂法律事務所』の向かいにある、ビジネスホテル『板東ホテル』のボーイ長。メッシュが入ったオールバックの髪型に、ベージュを基調とした、クロスタイの制服を着用し、「いつ如何なる時でも、お客様の喉を潤せる様」右手には常にティーセットを持っている。ホテルマンらしく、尊敬語主体の丁寧な口調を崩さず、「モチのロン」など、気取った言い回しをする事もある。


ある人物殺人事件があった折、宿泊客である松竹梅世が宿泊する、303号室にルームサービスを届けに来た所に、偶然、彼女から聞き込みをしようと再度、訪れた成歩堂龍一と出くわし、「『コナカルチャー』の小中という人物から電話があった事」を託ける様に頼み、その場を退室した。


丁度その時、梅世は入浴中で、こちらに気付いておらず、その隙に成歩堂が、ドライバーが挟まっていた引き出しから、盗聴器を発見している。直後、バスルームでシャワーを浴び、美しい脚を上げていた梅世は「ボーイさぁん。まだいるのぉ?」と呼びかけるが、ボーイ(と成歩堂)は今しがた部屋を後にしていた。


翌日の裁判にて、証人として召喚されると「梅世のチェックインを担当しており、その時に彼女の美貌に取り入り、ルームサービスのアイスコーヒーをきっかり9時に運んだ時、接吻を貰った事」を話し、梅世がアリバイ作りで自分を印象付けようとしていた事も露知らず「きっとワタクシにホの字だったのではないかと」と鼻を伸ばし、赤面しながら惚気気味に語る。しかし、この時いた「もう1人の宿泊客の事」は検察側から口止めされており、成歩堂の追求を受けて、その事をうっかり話してしまった時は御剣怜侍から「この‥‥バカボーイが!」と罵倒された。


更に翌日、ホテルを訪れた成歩堂に303号室を「殺人犯が盗聴に使っていた部屋」、自身を「殺人犯に茶を運んだボーイ」、さらにホテルそのものを「殺戮の館」として売り出し、事業拡大しようとしている事を話しつつ、改めて「宿泊客の男こと小中大に関する情報」を宣誓書として纏めている。ちなみに、あれだけ取り入っていた梅世に対しては、彼女が逮捕されるや、内心では「この人は、やる!」と手の平を返していた。そして程なくして鼻歌を歌いながら、バスルームを掃除していた。


この様な「事件を利用し、ホテルを発展させようと画策する」という思考や『丸儲けのブルース』なる鼻歌のフレーズ等から、商魂逞しさが窺える。成歩堂は「今回、一番の危険人物は、こいつなんじゃないか?」「悪い夢を見ているみたいだ。‥‥ぼくも、コイツも」とやや引き気味だった。


『蘇る逆転』の攻略本でも「如何にボーイが危険人物であるかを、雄弁に物語る説明文のオンパレード」だった。「礼儀正しいホテルのボーイは、実は危険な目立ちたがり屋」「見かけは一番まともだが、その脳内はある意味、一番危険」「一見、至極まともだが、会話を進めるにつれ、その壊れっぷりが解って来る」本当にそうとしか言い様がない人物である。


ちなみに脚本家の巧舟は「『1』の証人の中では、ボーイが一番のお気に入り」と挙げている。また初期のシナリオでは、ホテルのみの登場だった。しかし急遽、証人に加わる事となり、新しい画像を制作する暇が無かった為、ティーセットを持ったまま入廷する事となった。これを切っ掛けに「現実の法廷では禁止されている、私物を持ち込む証人達」という、シリーズの恒例の1つが生まれた。今やボーイは、その先駆者に当たる存在である。


「彼の後に登場した、私物を持ち込んだ証人達」には、キセルは序の口で、弁当箱の詰まったバスケット科学薬品湯飲み腹話術の人形ペットの小鳥光線銃日傘と蝶々升に入れた豆画材道具を持ち込んだ面々が続く。現実の法廷で持ち込んでも問題視されない物は、レースのハンカチ手帳位だろう。


アニメ版では、法廷に立つ事も無ければ、出番自体も非常に少なく、ほぼモブキャラに近い扱いを受けている。『Season1』第2話では、梅世の宿泊する303号室にルームサービスを届ける時に丁度、同室から退室した成歩堂とすれ違っている。その梅世はルームサービスのワインを注文し、入浴中に彼が来たものと思って、飲みに誘おうとバスルームのドアから美脚を覗かせていた。第3話では、フロントで成歩堂から「もう1人の宿泊客」について聞き込みを受け、小中に関する情報を話した。その際に冒頭2行目の台詞を発言している。


その後

先述の事業拡大が功を奏してか、後に、『板東ホテル』は『ホテル・バンドー』→『ホテル・バンドー・インペリアル』へと発展。彼もボーイ長から支配人へと昇格しており、成歩堂に対しては度々、年賀状や暑中見舞いを送っているが、反面「ワタクシが宣誓書を書いてやった」と、やや見下した態度を見せている。おまけに『蘇る逆転』で再会した時に至っては、顔を忘れていた。


御剣からは贔屓にされているらしく、検事局の彼の執務室まで、わざわざ紅茶のセットを持って出向いている。後日、支配人が御剣の執務室を訪れると、部屋の主である御剣の姿は無く「検事・御剣怜侍は死を選ぶ」の書き置きが残されていた。


逆転検事』の時点では『バンドーランド』なるテーマパークを抱えたグループ企業と化しており、彼自身も更に役員に昇格している模様。プロトタイホくんの着ぐるみを着て園内を回っている。この事から幾ら出世しても、お偉方の仕事から平社員の雑務まで満偏なくこなす、彼はボーイとしても、経営者としても、大変優秀である事が解る。


2の概要

逆転裁判2』第4話『さらば、逆転』に登場。年齢不詳。身長184cm。同話時点で支配人である1のボーイと違い、この2のボーイは今回のみ登場する。


支配人の物と同じ制服を着用しているが、こちらは顔の中央を縦一文字に走る縫い目、左目に掛けたモノクルと、個性的な外見をしている。長身痩躯で柔和な顔に口髭を生やし、ショートヘアの前髪の中央部が白髪に染まっている、初老の男性で「ボーイ」と言うよりは「爺や」という呼称が似合う佇まい。


第3回『全日本ヒーロー・オブ・ヒーロー』授賞式に来ていた綾里真宵に「お電話が入っております」と呼びかけ、フロントまで連れて行った。なおボーイは、同じく授賞式に列席していた荷星三郎にトランシーバーを渡しており、彼を経由して成歩堂に渡している。

アニメ版では該当シーンが「館内放送での呼び出し」に変更された為に登場しない。


それっきり戻って来ない、真宵を心配する成歩堂達だったが、直ちに通信が入ったトランシーバーの向こうで、彼女の叫びが聞こえ、通信相手からは「真宵が何者かに誘拐された事」を知らされ、同時に発生した殺人事件の被疑者・王都楼真悟の無罪を要求される。


また藤見野イサオの控え室から、どういう訳か手ぶらで退室しており、藤見野が殺害される少し前には、王都楼の控え室を訪れ、彼からチップを貰っている。しかし、その正体は‥‥。


関連タグ

逆転裁判・逆転検事シリーズキャラクター一覧

逆転裁判 松竹梅世 小中大

逆転検事 プロトタイホくん

ホテル・バンドー

関連記事

親記事

ホテル・バンドー ほてるばんどー

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました