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声:津川祝子(アニメ版)


概要

逆転裁判2』第2話『再会、そして逆転』に登場。身長165cm(頭込み185cm)。年齢不詳だが、『2』の時点で47歳となる妹の年齢からして、初登場の時点で48歳以上と思われる。


綾里春美の母親で『倉院流霊媒道』の家元・綾里舞子の姉。舞子の娘である千尋真宵の伯母に当たる。語尾に「~でござあます」を付けて、二人称には「ああた」を用いたりと、常に独特の丁寧な口調で話す。プロデューサーにして、脚本家である巧舟氏曰く、この口調はデヴィ夫人を意識したものであるとの事。若い頃はデヴィ夫人と同じく、顔の濃い美女だったのかもしれない。


『倉院流霊媒道』の家元の家に長女として生を受けたが、生まれつき霊力が弱い所か絶無であり、次女の舞子に遥かに劣っていた為、家元の座を彼女に譲った過去を持つ。DL6号事件の後に舞子が失踪してからは『倉院の里』の実質的な指導者となり、真宵や春美を始めとする、後進の育成に当たっている。里のマネージメント一般も請け負っている。


娘の春美を「春美ちゃん」と呼んで溺愛しており、箱入り娘として大切に育てている為、娘の話題には敏感。一方で『倉院流霊媒道』でも重要な立ち位置にある、娘や姪を他者が「ちゃん」付け等、砕けた呼び方をしようものなら「さま」付けで呼ぶ様に厳重注意する。


言葉を失う程、苦いお茶と、顎がひしゃげる程、甘い大福が好物。攻略本のインタビューで「もしかして甘党?」と尋ねられた際は「とびきり渋いお茶が好みで、甘いお菓子はそのお供」と答えている。


外見

非常に大きな結髪に、呪詞が書かれた(アニメ版では作画の都合上、省略されている)黒の着物を着用しており、よく湯呑み茶碗でお茶を飲んでいる。初期案では、役柄から「極道の妻を彷彿とさせる、和服姿の中年女性」として描かれていたが、インパクトを狙って現在のデザインに決定した。


関連タグ

逆転裁判2

逆転裁判・逆転検事シリーズキャラクター一覧

綾里春美 綾里真宵 綾里舞子




















ここから先は重大なネタバレがあります。閲覧にはご注意を!


















分家の執念

実は『逆転裁判2』第2話の事件の主犯・葉中未実の共犯者で、真宵を犯人に仕立て上げようとしていた張本人。


事の発端は、看護師の葉中未実が『霧崎医院』での激務で、いつ医療事故が起きてもおかしくない程、疲労していた事による。その結果として、彼女は14人もの人を医療ミスで殺してしまう。それに加えて数日後には、運転していた車で事故を起こし、同乗していた妹・のどかをも死なせてしまった。未実はもう「葉中未実」として生きて行く事が、辛くなっていた。そこで顔に酷い火傷を負った事が切っ掛けで、整形手術の際に自分の写真でなく、のどかの写真を渡し、彼女に成り代わって生きる事を決める。


ところが事故から1年経ち、『霧崎外科医院』の院長・霧崎哲郎は「葉中未実による医療事故で患者が激減した」と嘆き、「死んだ彼女を真宵に霊媒で呼び出して貰い、念書を書かせる」と言い出したのだ。焦った未実から相談を受けたキミ子は「霧崎医師の依頼を利用して、彼を殺害して口を封じると同時に、真宵を犯人に仕立て上げて、次期家元の座から引きずり下ろす計画」を講じて実行した。


表向きは真宵に対して友好的な態度を取っていたキミ子だが、腹の内では次期家元の彼女を疎ましく思っており、「真宵を排除して、自分の娘である、春美を次期家元の座に就ける事」を画策していた。事件の捜査中の成歩堂には「綾里家の一室で、舞子の写真を片手に「覚悟しなさいな、舞子‥‥!」と言い、邪悪な笑みを浮かべて、妹への憎悪を見せていた場面」を目撃されている。真宵と千尋も、伯母の本性には以前から薄々、気付いていた模様だが、信じたくないという思いが強かった様である。アニメ版では、キミ子が共犯者である事を知った際、真宵は激しく動揺しており、ゲーム版とは違い、完全にキミ子を信じ切っていたと思われる。


キミ子の思惑通り、霧崎は未実に殺害され、真宵が容疑者として逮捕された。そしてキミ子自身も真宵の容疑を強める為、目撃者の1人である証人として出廷する。春美に霊媒されて、成歩堂龍一の助手を務めた千尋からも「伯母様は、とても頭が良い」と評価と警戒を同時にされる程、キミ子自身の証言には隙が無かったが、後に続いた肝心の未実が偽証に失敗。成歩堂に犯行と正体を暴かれた、彼女の共犯者として逮捕された。


アニメ版では、最初は未実から「霊媒をせずに、上手く誤魔化して貰いたい」という相談を受けていたのだが、キミ子は「もっと良い方法がある」と言って、殺人計画そのものを発案していた事が語られている。また、その際、未実に霧崎の殺害を決意させる為に「協力しなければ、秘密を全て世間に公表する」と脅していた事も判明しており、余計に悪人になっている。また裁判後、去り際に成歩堂と千尋に「あたくし、諦めませんわよ」とゲームと違う形ではあるが「まだ目的を捨てていない事を意味する台詞」を残している。


更にアニメのSeason2第14話『逆転の潮騒が聞こえる』では、春美の回想で再登場した際は、真宵に対しての態度も、他所様の目が無い所では敬称を付けはするものの、露骨に悪かったと捉えられる様な描写をしている。仕舞いには春美の願いを叶える為に、掟を破ってまで彼女を里の外に連れ出した、真宵に注意する際にも、里を出て行った真宵の家族(舞子と千尋)の事まで引き合いに出し「ああたがた本家は倉院の恥さらしでござあます!!」と激しく罵倒し、深く傷付けている。


とはいえ、その後の自身の行動が「倉院の恥を通り越して、面汚しと評しても過言ではない有り様」をアニメ視聴者やゲームユーザーに見せつけるとは、何とも皮肉なものである。


キミ子の陰謀はこれで終わらず、続編の『逆転裁判3』第5話『華麗なる逆転』でも真宵の命を脅かす事になり、更に春美の他に、美柳ちなみ葉桜院あやめという2人の娘がいるという衝撃の事実が判明する。


『2』第2話での計画が失敗に終わった時、キミ子は既に「真宵の暗殺という最終手段」を考えており、自宅にその計画書を隠しておいた。その内容は「長女のちなみの死刑が執行された後、倉院流の分家筋にあたる山奥の道場『葉桜院』に真宵を修行に行かせ、そこで三女の春美にちなみを霊媒させて真宵を殺害させ、その罪を『葉桜院』に預けられていた次女のあやめに着せる」という残忍極まりないものであった。この計画の為にキミ子は、自分より先に刑務所に入っていたちなみに協力を約束させ、面会にやって来る春美に自分を完全に信じ込ませた上で、ちなみの死刑執行後に計画を実行させた。


しかし霧崎殺害事件から、事前に「キミ子の次の手」を予感して、彼女と春美の面会の様子を盗聴していたゴドーがその計画を察知し、絵本作家・天流斎エリスとして生きていた舞子と『葉桜院』のあやめに連絡を取り、計画阻止の為に3人は、春美が計画を実行する日に合わせて『葉桜院』を訪れていた。その後、春美の足止めに失敗してしまった事で、春美より先にちなみを霊媒した舞子が殺されてしまうも、真宵が助けを求めた千尋の機転によって、真宵はちなみから身を守る事に成功し、計画は失敗に終わる。裁判ではまたしても、成歩堂によって計画の全貌を暴かれ、キミ子の野望は完全に潰える結末を迎えた。


キミ子が、ここまで自分の娘を家元の座に就ける事に執着したのは、上述した様に自分が家元の座を継げなかった事に起因している。かつての『倉院流霊媒道』は政財界に対しても強い影響力を持っており、その頂点に立つ家元は栄華を誇っていた。また綾里家では代々、女性にのみ霊媒師の素質たる霊力が受け継がれ、しかも、その遺伝は基本的に長女の方が強いのだが、キミ子は長女でありながら、次女の舞子に霊力で劣っていた為に、家元の座を妹に奪われてしまい、「姉なのに妹に負けた」「家元を継げなかった」と里の人々に陰口を叩かれ続けて来た。


DL6号事件で『倉院流霊媒道』の権威が失墜し「こんな田舎にいる理由は何も無い」と言い捨て、離婚した宝石商の夫が2人の娘を連れて里を出て行っても尚、キミ子は家元の座を諦め切れず、再婚して三女の春美を出産した。詰まる所、双子の姉妹ちなみ、あやめと春美は異父姉妹にあたる。ちなみ、あやめと違って、春美は天才的な霊力を持って生まれて来た為に、キミ子はより一層、自分の娘を家元にする事に執着する様になった。また、ちなみやあやめの発言から「キミ子は霊力に恵まれなかった2人には冷たかった事」が窺え、春美に対する溺愛ぶりも「春美そのものよりも、彼女の才能を愛していた節」が多々、見られる。


長女のちなみも「春美の意思なんて関係ない」「キミ子にとって大切なのは家元の座だけ」と語っており、幼い春美に真宵殺害の片棒を担がせようとした事からも、キミ子が春美個人の事には関心を抱いていなかった事は明白である。その証左として「春美に第二策を起こさせる為の手紙が、幼い彼女には難読な漢字ばかりであったのが原因で、結果的にその解読の為、妨害者の舞子に読まれてしまう」という結果を招いてしまった。宝石商の元夫についても、権力目当てに結婚しておきながら「妻子には霊力が望めない、DL6号事件で綾里家の権力は皆無となった」と知るや手の平を返して離婚、引き取った娘の1人が「狂言誘拐」という形での復讐を企てた事から、彼自身もまた家庭崩壊の一因と言える。


そんな身勝手過ぎるキミ子の思惑から、真宵と春美を身を挺して守ったのが、かつて自分から家元の座を奪った舞子であったというのは、これまた皮肉な話である。


その後の動向は不明だが、春美との面会では「これが最後のお願い」と語り、成歩堂は「刑の執行を待っている」と説明している為、事件後は死刑に処されたと思われる。『逆転』世界は現実よりも、刑罰が重くなっている設定なので、死刑は回避出来たとしても、終身刑には科されるだろう。アニメ版の終盤では「独房での孤独な生活の中、春美の写真に「もうすぐ家元になれる」と語りかける彼女の姿」が描かれている。


その異常なまでに、いっそ狂気的とも言える程、家元に執着する姿は、実の娘であるちなみからも軽蔑される程で「キミ子の心は、とっくに壊れている」とまで言われている。


ただ舞子に家元の座を奪われるまでの、キミ子の性格は描かれてはいない。立場を利用する目的で近付いて来た上で、彼女をあっさり捨てた元夫や、里の仕来たりに凝り固まった『倉院の里』がキミ子にした仕打ち。家元を継ぎながらも、その責務を果たせず『倉院流霊媒道』を衰退させる結果を招いた舞子。家元の資格を持ちながらも、舞子が起こした事件の真相を突き止める為に、家元の座を放棄してしまった千尋。千尋に次いで家元の資格を得たが、前向きでなかった真宵の存在と、彼女を追い詰めた外的要因も少なくない。


また、いずれ春美に継がせる目論見があったとはいえ『倉院流霊媒道』の地位を貶めてしまった舞子が、後始末もせずに出奔した後の千尋と真宵の面倒や『倉院の里』の運営を一手に引き受け、支え続けて来たのがキミ子である事も、確かな事実である。そういう面では「自由に生きる事が出来なかった、哀しい人」と言えるかもしれない。


なお彼女は1度たりとも、ダメージモーションもブレイクシーンも見せない、稀少な犯人の1人。


英語版の名前は「Morgan・Fey(モーガン・フェイ)」。『アーサー王伝説』に登場する、魔女のモーガン・ル・フェイが由来と見られる。「モーガン・ル・フェイ自体が、英語版での綾里一族=フェイ一族の苗字の由来」と有力視されている。「モーガン・ル・フェイは姉妹の中では、最も美貌も才能も優れているという設定」なので、妹との霊力や権力の差に劣等感を抱いていた、彼女の名前に使われるのは皮肉にも捉えられる。名前のモデルと同じ位の魔力=霊力があれば、悲惨な境遇に陥る人生にはならなかっただろう。

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