概要
ゲーム『逆転裁判3』に収録されている5番目のエピソード。最終話。
作品を通じて繰り広げられた、弁護士・成歩堂龍一と検事・ゴドーの対決の決着を、綾里真宵らが属する霊媒師の家系・綾里家という舞台の中で描く。
他、成歩堂に代わり、御剣怜侍の視点から事件の真相に迫る場面も用意されている。
『逆転裁判123』こと「成歩堂編」の集大成とも言うべきエピソードであり、『1』や『2』で起きた事件も深く関わっている他、今までの主要人物たちも勢揃いする。公式人気投票の好きなエピソードランキングでは常に1位に入ってくる。
事件内容
- 事件現場‥‥葉桜院 境内
吾童山奥にある、そのスジでは少し有名な霊行道場の境内。
15分ほど歩いたところに《おぼろ橋》という吊り橋がかかっており、吊り橋の先の建物《奥の院》を繋ぐ唯一の道となっている。
- 事件発生日時‥‥2月7日
エピソードは同月6日、舞台となる《葉桜院》を訪れるキッカケとなる場面から描かれる。
裁判は、同月9,10日に行われる。
- 状況
夜間、被害者は背後より刺されて失血死。黄金像の宝刀《七支刀》で刺し抜かれた状態で発見された。
事件の通報は、《おぼろ橋》のたもとに設置された公衆電話から行われた。
関連情報
エピソードの“華麗”にかかるように用意された、事件当夜の夕食。
ナベからぶちまけられた影響により、現場に妙なフンイキがただよっている。
- 事件当夜の天候
雪が降り積もる中、落雷が発生。その影響を受けて《おぼろ橋》が焼け落ちてしまい、事件から2日間、通行止めとなっている。
- 過去の出来事
今回の事件では、第1話《思い出の逆転》や第4話《始まりの逆転》での出来事が背景に存在している。
さらに、『無印』第4話《逆転、そしてサヨナラ》等で語られた綾里家の失態や、『2』第2話《再会、そして逆転》で描かれた綾里本家と分家の争いについても交えながら、物語の展開が描かれていく。
関係者
担当弁護士。
修験者の同伴(20歳以上)という形で《葉桜院》を訪れ、事件に遭遇。
被告人の正体を確かめるという思惑から、事件に足を踏み入れることとなる。
ただし、事件に対する狼狽から、焼け落ちた《おぼろ橋》をムリヤリ渡ろうとして川へ転落。事件から9日の裁判が終わるまでの間は、代役を立てて病院に入院するハメになる。
入院中の成歩堂の頼みで、9日の裁判が終わるまでの間、事件の捜査および被告人の弁護を行う。
成歩堂の師匠。故人。
霊媒によって呼び出される形で、成歩堂の横に現れる。
担当検事。
《大事な用》を理由に9日の裁判をすっぽかしたが、10日の裁判ですべての決着をつけるとして、成歩堂の前に立ちはだかる。
連絡が取れない担当検事に代わり、9日の裁判にて検事席に立つ。
被告人。「葉桜院」尼僧。
どう考えても“彼女”にしか見えないとして、成歩堂が事件に足を踏み入れるキッカケとなった。
被害者。経歴不明の絵本作家。
その作風は読者に癒しを与え、最近感銘を受けた男性を弟子に取ったという。
1週間ほど前に《葉桜院》に姿を現し、新しい絵本を描こうとしていた。
第1話からおなじみの裁判長。
サイバンチョじゃない方の裁判長。
今回の裁判を担当していたが、体調不良により、10日の裁判で兄を代役に立てる。
証人
「葉桜院」住職。小柄でふくよかなオバサン。
被告人の母親的存在となっており、小さな霊場を2人で切り盛りしている。
境内で被告人の犯行を目撃したとして証言を行う。
エリスの著書「まほうのびん」を読んで感銘を受け、彼女に弟子入りした矢張政志。
成歩堂から事件発生を知らされ、《おぼろ橋》のたもとの公衆電話から事件を通報。
事件当夜、《おぼろ橋》付近で見た“トンでもないもの”について証言する。
霊媒師。倉院流霊媒道家元の真の後継者。
成歩堂に同行してもらい、修行のために《葉桜院》を訪れる。事件当夜の《奥の院》について証言する。
その他
霊媒師のタマゴ。
真宵に《葉桜院》を紹介し、彼女らに同行。
刑事。
御剣が事件を担当すると聞きつけてムリヤリ出張してきた。
成歩堂がかつて“コイビト”と呼んでいた人物。被告人と容姿が似ている。
真宵の母。倉院流霊媒道現家元。
17年前から姿を消している。
春美の母。
妹である舞子に《家元》の座を追われた。
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