概要
声:森本73子(アニメ版)
『逆転裁判3』第5話『華麗なる逆転』に登場。年齢不詳。身長164cm。
昨年、デビューしたばかりの新人絵本作家。慈愛に満ちた表情をしている、物腰の柔らかい上品で心優しい女性。人を見る目が鋭い事に定評のある、成歩堂からも「とても優しい目をしている」と評された。
「子供向けの優しい作風」を持ち味としていて、彼女の描く絵本は「心が洗われる様な感動を覚える名作」と好評。昨年『まほうのびん』という作品で受賞して一躍、有名になった。しかし本名や年齢、作家になる前の経歴は一切不明。絵本を読んだ子供達のイメージを壊さない様に、普段から黒いローブに身を包み、水晶が埋め込まれた杖を携帯して、魔法使いに扮している。
綾里春美はエリスの作品の大ファンで、代表作の『まほうのびん』を愛読書としている。『葉桜院』で大好きな絵本作家と出会えた春美は大喜びし、すぐさま彼女に懐いた。エリスも快く春美を受け入れ、まるで娘の様に可愛がっていた。
『まほうのびん』は、あの矢張政志をも大いに感動させ、彼に「これまでの自身の生き方を反省させる」までに至った。そして今まで職を転々としていた矢張は「自分の天職は作家」と悟り、突如として彼女に懇願して弟子入りした。『3』の攻略本では、エリスの人柄は「矢張の様な怪しい人物を弟子入りさせてあげる器量と言い、本当に気持ちが優しい人だったのだろう」と称賛されているが、正にその通りである。
矢張が「自分がエリスの弟子である事」を主張する為、作ったペンネームは「天流斎マシス」。親友の成歩堂や御剣を始めとした、身内から「矢張」と呼ばれると「矢張じゃねえ!マシスだ!」と、即座に反論して訂正する様に促す。今や「誰に対しても、態度に多少の差があれど、ペンネームを主張して名乗るのが彼の口癖」と化している。『3』以降の作品でも「天流斎マシス」の名を引き継いで、作家活動に打ち込んでいる、矢張の姿が見られる。
弟子の彼と共に、次回作の構想を練るのを目的として、綾里家の遠縁に当たる霊術道場『葉桜院』を訪れており、そこで成歩堂、真宵、春美の3人と知り合った。その日の夜に『葉桜院』の境内で、遺体となって発見された。師匠であった彼女の死を心から嘆いた、矢張は涙ながらに「あんな良い人を殺すなんて信じられない」と語った。
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この先、重大なネタバレがあります。
読者に安らぎを与える絵本作家
その正体は、綾里千尋と真宵の実母にして、倉院流霊媒道の家元・綾里舞子である。アニメ版では彼女の正体を隠す為、失踪前と現在では声優が異なっている。以降の詳細は彼女の記事を参照されたし。