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矢張政志

やはりまさし

「矢張政志」とは、ゲーム『逆転裁判』『逆転検事』シリーズに登場するキャラクターである。
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「モダンじゃねー!ロダンだー!!」


逆転裁判』、『逆転裁判3』、『逆転検事』、『逆転検事2』、『逆転裁判6』(特別編)に登場する。


概要編集

事件の影にヤッパリ矢張」と言われるほどの巻き込まれ体質を持つトラブルメーカー。事件が起きた時に彼がいた場合、必ずと言っていいほど何かしらの形で関わっている。

成歩堂龍一御剣怜侍とは小学校時代のクラスメイト(アニメ版では少なくとも中学まで成歩堂と同じ)で仲も良く、彼らの幼少期をよく知っている。人物ファイル上の年齢は彼らの1歳下、成歩堂と御剣が24歳の時に矢張が23歳となっており、同級生にしても早生まれの可能性が高い。

現在はアルバイトを転々とするフリーター。成歩堂とはバイト先で会い、事件に関する聞き込みを受けることも。

ただし、この矢張が法廷に出てくると必ずと言っていいほど法廷が大混乱になり、関わり合いになるとロクなことにならないため、二人(特に御剣)はあまり自分から彼に関わろうとしない。それでも二人は彼の憎めない人柄と運の悪さと巻き込まれ体質を良く理解しており、彼に何かしらの容疑がかけられた時には何だかんだ言いつつも助けている。


ちなみに確かに彼が法廷に出ると大混乱となるが、『1』第4話や『3』第5話など、事件当日に間接的に事件に関わっていたり目撃していた結果、犯人もまるで想定していなかった証拠が生まれることになり(例:ヒョッシー)、それが積み重なって真相を暴く助けになるなど、ある意味では逆転裁判内のジョーカー的存在でもある。


本人曰く「中学は出てる」とのことで、もしその発言が本当なら中卒or高校中退の可能性が高い。

教養に疎い面もあり、とある人物にあてた手紙では宛名に「●●様 御中」と書いていたり(解説すると、「御中」は部署や会社などの団体に宛てる際に書くもの)、「前略」を「全略」と誤記していた(したら、もう書くことがないのは言うまでもあるまい‥‥)。

(その彼がバカと明言する人物が後々現れるのだが‥‥)


かなりいい加減な性格で女好き。

ことあるごとに女と付き合っては愛想をつかされてフラれており、その度に「もう女なんて信じねえぞ!」と口にしているが、すぐ新しい女性に目をつけるため、まるで懲りる様子がない。

美人とあらば誰彼かまわず馴れ馴れしく名前+ちゃん付けで呼びながら言い寄るため、狩魔冥などには度々制裁を喰らっているが、反省には乏しい。

「同じ名前の彼女はつくらない」という自分ルールを持っており、このお陰(?)で綾里春美は彼女候補から外れている(『3』第2話。ただし、この時春美が9歳であるという点については全く判断材料にしていなかった)。

本気で惚れた女には一転して一途に尽くす誠実さも持ち合わせてはいるのだが、大体そこまで熱が入る前にいい加減な性格に愛想を尽かされてしまうので、発揮された試しは少ないらしい。

思考が単純でウソをつくのが苦手なため、痛いところを突かれると逆ギレして誤魔化そうとする。


『3』第2話では自分のいい加減で女好きな性格によって殺人事件を防げなかったことを悔み(もっもと、被害者は、殺人被害に遭っても文句を言えないレベルの悪事を働いていた悪党だったとは言え)、性格改善のため第5話にて絵本作家の天流斎エリスに師事し、「天流斎マシス」のペンネームを名乗るようになる。師匠の選択は間違っていなかったが、いかんせん接した期間が短すぎた。(しかも、エリスと訪れた先で早速葉桜院あやめに目をつけている)

意外と手先が器用で画力も高く、彼の作品や描いた絵が良い意味でも悪い意味でも重要な証拠品となることも多い。

『逆転検事』シリーズでも、自称絵本作家としていつも通り美女を口説いているばかりか、トンでもない役柄でも現れて御剣に精神的ダメージを与えている。


4』、『5』には登場しなかったが、最新作の『逆転裁判6』の特別編「時を越える逆転」で久しぶりに登場する。絵本作家・天流斎マシスとしてデビューしたものの、デビュー作の「メイちゃんのムチムチ大冒険」以降はヒット作に恵まれない一発屋で、絵描きとして小さな仕事をこなしながら細々と生計を立てている模様だが本屋で小さなサイン会を開いて貰える人気は残っていたり、ウェルカムボードの制作ではネットでも評判とのことで、大富豪・八久留間家の結婚式でも注文された程だからその腕前は侮れない。そもそも『1』の時点で考える人の置時計を作っているくらいだから芸術的センスはあると思われる。

しかも、成歩堂の弁護の十八番であるハッタリをとんでもない方向で使って余計不利な状況を作ってしまった。


ちなみにゲーム版の『逆転裁判2』には登場しないが、アニメ版の『さらば、逆転』では原作の大沢木ナツミに代わり同じ役割で登場しており、真宵が誘拐されたことを知っているため殺人犯の弁護をせざるを得ない成歩堂や誘拐された真宵の安否を終始心配する様子を見せたりと友達想いな一面も描かれていた。このため、春美ともゲームよりも早い段階で対面していたり、13話のアニメオリジナルエピソードにも登場したりと結果としてゲーム版に比べ出番が増加した。

逆転裁判Season2ではED2で成歩堂や御剣と一緒におでんの屋台で食事をしているカットが有り、接触を避けたがる事の多いゲーム版より仲が良さそうに見える。


容姿編集

上向きに尖った茶髪にあごヒゲが特徴。身長177cm。

髪型は幼少期から変わらない。

私服はオレンジ色のジャケットだが、他にもバイト先の服装で登場する。


演じた声優俳優一覧編集

小野坂昌也ドラマCD逆転検事2~宇宙からの逆転!?~』『CR逆転裁判』、特別法廷、『6』特別編
奈良徹テレビアニメ逆転裁判 〜その「真実」、異議あり!〜』
鳳翔大舞台逆転裁判』-蘇る真実-
中尾明慶実写映画版
凪七瑠海舞台逆転裁判3 検事マイルズ ・エッジワース』
林明寛舞台逆転裁判 逆転のスポットライト』『逆転裁判2~さらば、逆転』『逆転検事

関連イラスト編集

Larry Butz!
『逆転裁判6』クリアしました。逆裁絵まとめ その19-① 逆転裁判シリーズ絵


関連タグ編集

逆転裁判 逆転検事

成歩堂龍一 御剣怜侍 綾里真宵 トノサマン 天流斎エリス

高日美佳 狩魔冥 葉桜院あやめ 水鏡秤 緒屋敷司 大津部雫

大場カオル

逆転裁判・逆転検事シリーズキャラクター一覧


ネタバレ注意編集

給食費を盗んだ少年編集

「1」の4話で語られた、三人が仲良くなるきっかけとなった給食費盗難事件の真犯人。

当日は学校を休んでいたそうだが、暇でこっそり学校に来た際にたまたま目に入った御剣の給食費をちょろまかしたのが真相。

4話の終盤で御剣に勝訴祝としてちょろまかした給食費と同じ額を渡したことから真相が発覚した。

なお、御剣は矢張が犯人と感づいてたようだが証拠がなかったため追求していなかった。


アニメ版では原作通りだといろいろとマズイのだろうか、たまたま御剣が落とした給食費を交番に届け(実は最初はちょろまかそうとしていたが、野良犬(後の御剣の愛犬)に止められて交番に届けた)、その後落とし物の持ち主が現れなかったということで拾ったお金は合法的に矢張のものとなり、成歩堂と御剣の3人で遊ぶために使ったという形に変更された。余談だが給食費の値段は原作の3800円から3000円に変更されている。

逆転、そしてサヨナラの終盤で給食費がなくなった事件の真相を知り、御剣に同額を返そうとしたことで発覚した。(原作と違い、御剣は矢張が真犯人と知らなかった模様)。総じてアニメでは給食費盗難の件は不可抗力になっている。しかし成歩堂は「裁判だ!僕が検事になって有罪判決にしてやるっ!!」と冗談ではあるが原作以上に怒っていた。

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