声.山口由里子(PV)
概要
『逆転検事2』のメインキャラクターの1人。本作での主人公・御剣怜侍のライバルを担う。年齢26歳。
『検事審査会』に所属する美人裁判官。法を絶対のものとしているため、法に背く者には厳正に裁きの鉄槌を下す。
常に伸縮自在の木槌を持ち歩いており、地に叩きつけて相手を威圧する。対決のときのボイスは「異議あり!」ではなく「却下!」を用いる。
検事審査会の一員であり、前作逆転検事の事件(特に5話の大使館員殺人事件)について御剣の捜査方法に異議を唱え、捜査権や検事バッジの剥奪を警告するなど、幾度も御剣の前に立ちはだかる。これは有罪判決に拘っていたかつての御剣との対比であるとされる。
実際、該当の話においては「真実の追求のためなら法を踏み越える事もやむを得ない」とする御剣が描かれており、(どこぞの弁護士が割と気軽に踏み越えるので忘れがちだが)法曹関係者として一定の問題行為であるのは間違いない。
「真実を見逃すとしても法を遵守すべきなのか」「真実のためなら法は無視しても良いのか」と言う、本作のテーマの一つを体現するキャラクターと言える。
しかし御剣が美雲を助けるために検事バッジを捨てた時は、まさか御剣が自ら検事バッジを捨てるとは思っておらず驚きを隠せずにいた。
作中では一柳弓彦とよく行動を共にしており、イラストでも一柳弓彦との絡みが多い。
実は検事審査会の会長である一柳万才の悪事の証拠を掴むために息子の弓彦に近づいたのだが、検事としての実力はともかく弓彦の一生懸命さは認めており、万才が息子を「使えない駒」呼ばわりした時は激怒していた。
年齢は御剣と同い年の26歳で、矢張からは「ハカリちゃん」と呼ばれている。
基本的には自他共に厳しく常に冷静だが、養子である相沢詩紋のことになると取り乱す一面がある。
詩紋のことは実の息子同然に大切にしており、詩紋も実母のように慕っている。
ただし、スタッフに対して悪態をついた詩紋を叱り付けるなど甘やかしているわけでは無い。
なお、常識的に考えれば養子なのは分かるのだが、紹介の際「子供」としか表現されないので年齢差を確認してぶったまげるプレイヤーが多かった。
また余談だが、彼女の苗字である「水鏡」の本来の読み方は「みずかがみ・すいきょう」などであり、みかがみと読む事はない。
これはドラゴンクエストシリーズの「みかがみのたて」の読み方が、一般に定着したものである(DQ3まではアイテム名が7文字に制限されていた名残り)。