概要
逆転検事2に登場した小柄でふくよかなパティシエの格好をした女性。年齢不詳。
本編より18年前に開かれた天海一誠の主催する新薬のレシピが賞品の菓子コンテストに出場している。
「ヘイ!」が口癖のフランクな女性で、殆どの男性を名前の前二文字+クン付けで呼んでおり、信楽盾之や御剣信はおろか、当時50代近くの狩魔豪ですらクン付けしている。しかし、迂闊な面が多く、結果的に誰にも想定外の事態に及ぶことも。同話に登場するこの男とはある意味で似たタイプ。
また、当時から18年たったにもかかわらず容姿が一切変化していない。
しかし、プロのパティシエとしては疑問符が付くところが多く、菓子コンテストで菓子以外の道具を飾り付けに使ってはいけないと言うルールにもかかわらず使用していたり、生クリームの適温が分かっていなかったり、他人の作品の一部を勝手に食べたりしている。
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この先ネタバレ
偽りのパティシエール、その本業
パティシエールとして知識や実力も難があるのもそれもそのはず、実は彼女の本職は薬剤師であり、天下一グループからコンテスト賞品の新薬のレシピを獲得するために出場した製薬会社の社員である。
緒屋敷に裏から支援してもらって、決勝まで勝ち抜いたのが、実情。
また、大変な食いしん坊で、他の参加者の作品を少しずつつまみ食いしまくっており、それが原因で天海の大作の船の工芸菓子が一部倒壊して、宝箱に衝突。その中に隠されていた遺体が発見される事態が発生してしまった(なお、遺体が見つかったせいなのか、彼女の言動的に盗み食いに関して、他人の作品が壊れてしまった事よりも、盗み食いの発覚の方が心苦しかった様子である)。
本職の薬剤師としての腕は良く、殺人未遂事件で使われた劇薬をすぐに判別したり、有毒ガスの被害者に素早く対処したり、劇薬の素となる薬品の使用用途を解説したりしている。
しかし、上記の迂闊さゆえに、女性の敵となる虫対策のためとは言え危険な薬品を所持しておきながら、そのかばんを無防備にして盗まれている。
ちなみに、彼女の前述のつまみ食いがなければ、真犯人はデリシーに罪をかぶせる予定だったため、事件はデリシーが冤罪に陥るか、迷宮入りしていたと言える。