声:藤原啓治(PV)
概要
『逆転検事2』のメインキャラクターの1人で、第2話『獄中の逆転』で初登場して以降、各話に登場する。
黒い帽子で茶色のシャツ、夏服では弁護士バッジをつけない趣味。女好きでしばしばハグをねだる悪癖がある。
会話の端々に両手の二本指を曲げ伸ばしするダブルクォーテーションのジェスチャーを交える癖を持つ。
敏腕弁護士とのことだが、飄々とした物腰で賢愚のほどが窺いしれないが、その腕前は確かであり警察検察の理不尽な捜査から依頼人を守ることに関しては、決して諦めない。
かつては御剣怜侍の父である御剣信弁護士の助手であり、依頼人の天海一誠を救うべくともにIS-7号事件の捜査を行っていた。
IS-7号事件の裁判が弁護側の敗訴で終わってしまった後、帰宅するために御剣親子と裁判所で別れた。しかしそれが信との最後の会話となり、その直後に起きたDL6号事件で信はある人物に殺されてしまった。信楽はあの時一緒に帰らなかったことを今でも後悔し続けている。
弁護士資格を取った直後の信楽は、残された御剣法律事務所の所長に就任し、その遺志を継いできた。事務所の名前を未だに御剣法律事務所にしているのも、御剣弁護士への尊敬の念からである。(なお、当時は「知識を取り入れる」をそのままの意味で実行しており、新しく知った事をメモして食べるという奇行にちょくちょく走っており、彼が何やら口をモグモグしていたら描写の有無に関わらず直前にメモを食べている)
不正捜査で御剣信と依頼人を苦しめた狩魔豪を憎んでおり、また彼の弟子となった信の息子御剣怜侍のことも裏切り者として憎んでいた。
怜侍の方も、自分と違い死後も父に寄り添った信楽の恨み言に関しては一切の反論はせず甘んじて受ける姿勢を取っており、周りの人間が怜侍の擁護のために信楽に反論しようとしても何も起こらぬよう制そうとするほと。普段は軽い態度がある相手には辛辣な堅物の怜侍の姿を知る人からも、異様に見えていたほど。
しかし、怜侍の捜査姿勢を見て考えを改め、態度を軟化。怜侍も自分の過ちに気付き、自分の本心を晒して謝罪し、真実を突き詰めるスタンスに変わったこともあり、和解する。
以降は父の跡を継いでくれることを望むようになるが、同時に調査の中で迷っている怜侍の心境も察して、無理強いはせず見守るスタンスを採る。
普段は昼行燈を装っているが、オンとオフの切り替えはしっかりしており、時として鋭い交渉術や尋問テクニックを見せる。怜侍も和解後は、本当にふざけている時は辛辣になるが、怜侍にとっては珍しいどこか寄りかかれるところがある人生の先輩として、敬意を見せる相手となる。
検事2では、父の過去を追う形で、様々な事件を時に共闘したり、あるいは外部の協力者として頼る事が多い。
また、信楽も怜侍の事を見守っていた結果、彼が検事として権力のある側が正しくなければ、救われない人が出る現実に立ち向かう覚悟を固めた事に、特に異論も唱えず、信に息子の成長を報告した。