声:朝井彩加(アニメ版)
概要
初登場は『逆転裁判2』第4話「さらば、逆転」。当時23歳。
被告人の俳優王都楼真悟のマネージャーで、事件の目撃者。
外見はノースリーブの徳利首の空色のホルターネックを着ており(メイン画像参照)、左手には常にスケジュール帳を携帯している。
眼鏡を掛けた小柄な女性であるが、頭脳明晰でしっかりとしたクールな性格をしており、王都楼からも非常に頼りにされている。
荷星三郎から好意を抱かれているが、印象は良い人だけど特に意識するほど好意的でもない。
続編の『逆転裁判3』第2話「盗まれた逆転」にも登場する。
マネージャー業を廃業し、創業200年をむかえる老舗デパート「高菱屋」に勤務している。
成歩堂さんたちに何かお礼をしたいということで、助手の真宵さんのふるさとを世間に知ってもらうため「倉院の里・秘宝展」の企画とプロモーションを手がけ、責任者を務めている。
以前と違って髪を後ろに結び、黒色のホルターネックを着用している。
半年前の事件で踏ん切りがついたと言っており性格も前作とは別人のように明るく、朗らかに笑うようになった・・・が、ドジっ子属性も追加されたようである。初登場時にも現場から重要な証拠品をなんとなく持って行ってしまったので、吹っ切れた事でより表面に出てきたのかもしれない。
テンパった時は口調がどもり眼鏡がずれて手帳を丸めるようになった。
・・・余談だが、彼女の人格形成、また現在の性格には「かなり小柄」という設定が強く影響していて、作中でも何度も低身長であることに言及されているのだが、霧緒の公式身長設定は161センチで、150センチ台の女性が多い逆転裁判の世界では割と高身長(狩魔冥も162センチで彼女より1センチしか変わらず)。
というか日本人女性全体の平均身長よりも大分大きい部類である。
関連イラスト
関連タグ
逆転裁判2 逆転裁判3
逆転裁判・逆転検事シリーズキャラクター一覧
王都楼真悟 天野由利恵
眼鏡
ここから先はネタバレを含みます!
逆転裁判2
実は王都楼を藤見野イサオ殺害の真犯人に仕立て上げようとした張本人。
その理由は、2年前に自殺した先輩マネージャー天野由利恵の復讐のためである。
霧緒は以前より自分に自信が持つことが出来ず、「依存」と言うある種の精神的な病を抱えており、対象に対して盲目的になる悪癖があった。そして、そんな彼女が当時依存していたのが、先輩マネージャーの由利恵だった。
由利恵は過去に交際していた王都楼に手酷く振られてしまった上に、所属事務所を変えて藤見野と婚約すると、今度は王都楼に過去の自分達の関係を藤見野にバラされて婚約を解消されてしまったのである。
婚約破棄された日の夜、由利恵は自殺してしまい、由利恵を心底慕っていた霧緒も彼女の後を追って自殺しようとした。
だが、由利恵の遺書を藤見野が隠した可能性があると知ると、霧緒は遺書を手に入れるために藤見野に近付き、王都楼をスターの座から引きずり下ろそうとしている彼に協力。
藤見野が王都楼になりすまして行う記者会見をセッティングし、王都楼が主演を務めている「トノサマン・丙!」の着ぐるみも用意するが、会見の直前に藤見野は殺害されてしまい、遺書が入っていたとされる熊のアクセサリーも現場から消えてしまう。
犯人が王都楼と考えた彼女は、藤見野に渡しておいた着ぐるみを着て顔を隠すと、現場である藤見野の楽屋と王都楼の楽屋を行き来し、王都楼が裁判で有罪となるように偽装工作を行った。
なお、この時彼女が何となく現場から持ち去ってしまったサザエのカードにより、事件は思わぬ方向へ進むことになる。
アニメ版では由利恵との関係が実の姉妹に変更されており、前述の彼女自身の依存癖の設定は消滅している。王都楼への復讐の動機も姉の敵討ちになっている。
本編では天野由利恵の他に狩魔冥にも依存してしまったことがあり、彼女を妄信するあまり裁判で沈黙を保ち、危うく(殺人の)有罪判決を受けてしまいそうになった。そのことについて狩魔冥も思う所があったらしく、2のエンディングでは冥から霧緒に手紙が送られており、その手紙には「出所したらなんでも相談に乗らせてほしい」と書いてあった。
逆転裁判3
上述の通り、吹っ切れったことで転職している。ドジなところが多くなったからか、ある目的から倉員の里の秘宝を狙う者を警備として雇ったり、秘宝を割ってしまいそれをごまかそうとしてしまった(もっともすでに何度も割れている秘宝であることが判明しており、正確には接着した破片がバラバラになっただけなのではあるが)。