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「名探偵・星威岳 哀牙! そして、怪人☆仮面マスク!」

「街は今、この2大巨人の一騎撃ちにそう! クギづけなのだッ!」

「魑魅魍魎の跳梁跋扈する頻闇の帷が帝都を包む宵、決闘の緞帳が開く!」


概要編集

逆転裁判3』第2話『盗まれた逆転』に登場。作中や『3』の攻略本では不明とされているが、正体である同一人物と年齢、身長、性別は共通している。


現在、世間を騒がせている怪盗。口元が笑っている銀色の仮面を付け、羽根付きの緑の帽子、中世の西洋貴族の様な豪華な緑の衣装を身に纏っている。胸元には「仮面と似たデザインの黄金のエンブレム」を身に付け、これを自身のシンボルとして扱い、予告状にも「仮面とエンブレムと類似したマーク」を描いている。西洋的な格好に反して、日本人が想像する「典型的な泥棒の象徴アイテム・唐草模様の風呂敷」を背負っていて、この中に盗品を収納していると思われる。警察には「エンブレムがシンボルとなっている事は機密事項」とされ、本物の犯行か判断する為の指標として扱われている。


犯行前には必ず盗難被害者となる人々へ、前述のシンボルマークを中心に据えて、四角に大文字で「怪人見参」と書かれた独特の予告状を送り、華麗な手口で目当ての品々を盗み出す。「犯行に及ぶのは満月の晩に限られている」ので、1ヶ月に1回のペースで事件を起こす。ターゲットの品を盗んだ直後、警備担当者を始め事件関係者達の遠方に現れて、満月を背後に据えて芝居がかった高笑いを上げると、空中へと舞い上がり飛び去って行くのが逃亡時のお約束。盗品を闇ルートで売り捌いて大金を獲得するのが主目的の模様。作中の描写からして、仮面マスク本人も「自分が引き起こした劇場型犯罪」を楽しんでいて、それも動機の1つとなっている事が窺える。


これまで4回もの窃盗事件を連続で引き起こし、4回目以外は成功させている。ターゲットとされた物はいずれも非常に芸術的価値・金銭的価値の高い芸術品ばかり。1回目は宝石『エマノンの涙』2回目は美術品『ボンゴラの宝冠』3回目は彫刻『悪魔の左手』4回目は絵画『メジーナ婦人像』が狙われた。直近の『メジーナ婦人像』だけは奪還されたものの、未だに手掛かりの1つも掴めず、警察関係者も困り果てている。


仮面マスクの追跡者の中では、代表的な人物として名探偵・星威岳哀牙が挙げられる。彼自身、仮面マスクに対しては極めて高いライバル意識を持ち、世間でも「名実共に宿命のライバル」と見られている。冒頭の彼の台詞にもライバル関係が色濃く表れていると言えよう。哀牙こそが『メジーナ婦人像』を巡る事件にて盗品の奪還に成功した唯一無二の存在である。この時『メジーナ婦人像』を管理する美術館からは哀牙の功績を称えた上で、お礼の品として『赤いダイヤの指輪』が贈られ、彼が常に身に付ける程の愛用品となっている。


仮面マスクによる一連の窃盗事件を担当する刑事・糸鋸圭介は「仮面マスクに歯が立たない所か、哀牙に先を越されている現状」に苛立ちを覚えていて、哀牙への対抗心も剥き出しにしているが、彼からは「取るに足らない存在」として見下されている。「仮面マスクの追跡者」としても哀牙の影に隠れてしまい、まともに注目される事すら無い事も苦々しく思っている。また毎回必ず事件の捜査に当たる警察関係者は勿論、以前に仮面マスクに対抗すべく雇用された毒島黒兵衛が社長を務める『KB警備会社』までもが「高級美術品の防衛失敗」によって、仮面マスクに大恥をかかされた挙げ句、世間からも失態を非難されるという惨状にある。特に毒島は現在、経営難に喘いでいる。


世間では盗難被害者・警備関係者の苦労もどこ吹く風で、仮面マスクは「今、最高にホットな怪人」と持て囃されて人気を博している。事件とは無関係の人間が『仮面マスクのブロマイド』等、関連グッズを勝手に自主制作して販売するという事態にも発展している。どのグッズも好評発売中である。


2018年9月中旬。霊媒師一族・綾里家の家宝の展覧会『倉院の里・秘宝展』が開催されるが、その代表格とされた秘宝『倉院の壺』が「仮面マスクによる5回目の犯行のターゲット」とされてしまい、綾里家の出身者である綾里真宵綾里春美、2人を助手とする弁護士・成歩堂龍一も事件に巻き込まれる事となった。予告状が送られた『秘宝展』の企画者・華宮霧緒の依頼により、今回も哀牙が警備を担当するも呆気なく『倉院の壺』は盗まれてしまい、真宵と春美と霧緒は悲嘆に暮れた。『倉院の壺』盗難事件の後日、自分が仮面マスクの正体と名乗る人物が自首し、その人物を被告人とする裁判が開始されるに至った。この裁判は成歩堂が担当弁護士に着任し、新人検事ゴドーの初舞台となった。裁判にて担当弁護士と担当検事の白熱した戦いが繰り広げられる内「仮面マスクの正体、関連事件の真相と黒幕」が明らかにされた。「今までの盗品の中では『倉院の壺』だけが、芸術的価値・金銭的価値が0である事実」も事件の謎を解く鍵になった。


余談編集

後日談に当たる『逆転検事』では「本物の仮面マスクは活動を休止した事」と「仮面マスクは関連事件の解決後も高い人気を維持している為、時の人となった2018年の忘年会シーズンには仮面マスクの仮装が流行した事」が語られている。


更に「怪人☆仮面マスク2世(本名・赤石葵)」も登場したが、彼は本物と同じ名前と衣装を用いているだけの摸倣犯にして愉快犯でしかない。自分では足下にも及ばない本物の犯行に便乗して、無関係の人間でありながら1人で勝手に後継者気取りをして、浅はかにも『犯行計画書』を手に持って行動する只のコソ泥である。所詮、真っ赤な偽物に過ぎない赤石は、その罪に対する罰を受けたとも言える末路を辿った。


関連タグ編集

逆転裁判3 天杉優作 星威岳哀牙 糸鋸圭介


ヤタガラス:『逆転検事』シリーズに登場する大泥棒。「あくまで盗品を換金して大金を得る為、多くの罪無き人々まで苦しめた犯罪に及んでいただけ」の仮面マスクとは正反対に、社会の膿を出す事を目的に活動し「真実を盗み出す」を信条に掲げる義賊である。犯行内容も「悪徳企業や悪人権力者のみを標的に据えて、彼らを失脚に追い込む情報を盗み出して世間に公表する」と全く異なる。

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