概要
CV:西山宏太朗(アニメ版)
第2話に登場。病弱な王子様のような風貌の青年。「KB警備」に勤める警備員。年齢23歳。身長172cm。
怪盗「怪人☆仮面マスク」として自首した。
見た目のとおり弱弱しく消極的な性格。
何か疑問が生じると首を傾げて独り言をつぶやきながら考え込む癖がある。
その際、喋っているだけでも段々声が小さくなっていき、ついには聞こえなくなってしまう(ゲーム画面では白文字がウィンドウの濃灰色に近い黒文字へと変わっていく形で表現される)。
急に感情が爆発するとき、髪がバネのごとくビヨヨ~ンと伸びては縮み、弱々しい雰囲気はぬけていないまま大声で叫ぶ。
正反対な性格の希華を妻に持ち、彼女に依頼されて成歩堂龍一が弁護を行うことになる。
名前の由来は、「天杉」は「甘過ぎる」、「優作」は「優しい」から。
「逆転検事2」第3話でも、背景にて彼らしき人物が妻とともに登場している。メッセージ欄の表記は「オトコ」「オンナ」。
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以下、ネタバレ
仮面に隠した優しい素顔
実は本物の、怪盗「怪人☆仮面マスク」その人。
奥さんの浪費癖が激しくて、怪盗を生業としている。
気弱な性格だがいざという時の行動力は凄まじく、手先が器用で身体能力も非常に高い。
勤めていたKB警備でも若くして警備隊長に抜擢されたほどで、当時の活躍で人質にされていた希華を救い出し、それが彼女との馴れ初めとなった。
しかし、愛する妻の浪費に対応するためには警備員としての収入だけでは足りず、ついには会社の機密情報を売ってしまい、それがバレて会社をクビになってしまう。
その気の弱さゆえに、曲がったことが大嫌いな希華に自分が不正行為で懲戒免職になってしまったことを言えるはずもなく、生半可な収入の仕事では以前の生活を続けられなかったことから、いっそ子供の頃から密かに憧れていた怪盗になってしまおうと思い至ったのである。
そして、なんと実際に世にその名を轟かす大怪盗になってしまった。
警備員時代の知識を活かした天才的なセキュリティ破りの技術、怪盗の衣装からマスク、潜入用の道具まで自作する用意周到さ、如何なる難所にも潜り込む身体能力など、その無駄に高いスペックが思わぬ方向に発揮されてしまった結果であった。
しかし、実際は最初の事件を除き、仮面マスクの正体を知られた星威岳哀牙から脅迫され、指示を受けて動いていた。
仮面マスクとして自首したのは、同時刻に起きた殺人事件の犯人にされないため。
殺人事件の無罪を得る過程で、自首した件について倉院の壺窃盗ではなく仮面マスクではないということで無罪判決を受けたため、一事不再審により仮面マスクとしておこなった過去の窃盗事件は全て無罪扱いとなった。
アニメでは、一事不再審が原因で窃盗罪に問われなくなった説明はカットされており、真宵がおまけで無罪になったと言及するのみとなっている。そのため、無関与の事件による判決が別の事件にまで影響したことについては遠回しにしか触れられていない。
エンディングの後日談では、希華と2人で新企業『怪人コンサルタント』の起業を話していた。希華が語った活動内容は「街にはびこる怪人たちの大作戦を、華麗にブッ潰す」とのことだが、それに続いて優作が語ったところ「その怪人達に犯行計画を売っている」というマッチポンプであるらしく、社長自ら「一番悪いのって僕達なんじゃ‥‥」と罪悪感に悩まされている旨を吐露した。