一条美雲
いちじょうみくも
鳥が飛べない闇夜の空もォ~、
自由に羽ばたく鳥がいるゥ~。
見せてくれよう、ギゾクのはからい!
大ドロボウ“ヤタガラス”とはわたしのことさ!
ゲーム『逆転検事』シリーズのメインヒロイン。御剣怜侍の助手を名乗りながら大泥棒を自称する少女。17歳の高校生である。
PV、ドラマCDの担当声優は藤村歩。
10年前に活躍していた怪盗“ヤタガラス”の後継者を自称し、世間の悪が隠している「真実」だけを盗む義賊を目指しているという。もっともまだ実際にものを盗んだことはないから立件できないため、カタブツの御剣からもその存在を許容されている。
『検事』第3話で登場した直後から御剣の押しかけ助手になろうとアピールを始め、相棒の座を盗まれた糸鋸圭介をやきもきさせる。どうやら当人は、昔から御剣の事を良く知っているらしい(無論、御剣には心当たりなどない)が・・・。『逆転検事2』では第1話から登場し、引き続き御剣の助手として活躍している。
性格は御剣とは対照的に活発で明るい。場を和ませようと冗談を言っては御剣に軽くあしらわれる。
その一方で正義感が強く、非情な人間に怒りを露わにし、また家族関係のことで苦しむ人物に同情したりする。糸鋸とは仲が良く、すぐ意気投合する。他の人物とも心を通わすのが得意で、御剣の代わりに聞き込みに活躍することもある。怪盗を目指すだけあって運動神経が良く、軽業にも優れている。何故か高い所から登場するのが好きで、記事冒頭の口上とともに現れる。ディレクター曰く、御剣の「静」に対して「動」のイメージとのこと。
先代ヤタガラスが潜入シミュレーション用に開発した携帯型の端末「ぬすみちゃん」を所持しており、「義賊の切り札」と自称する。事件当時の現場再現シミュレーションが行え、証言がおかしい、証拠がないなどの理由で情報が足りなかったり、解釈を間違えていると再現も当然おかしな事になったり(被害者が倒れた位置に加害者がいる、現在ある障害物貫通して人が立っている、宙に浮いている等)或いは再現そのものは正しくても検死結果や死因とのムジュンが発生(斜め上から銃弾が入っているのに、犯人らしき誰かは真正面から発砲しているところが目撃されている→本当の殺害現場は別?等)するため、事件解決の大きな手掛かりとなる。(逆説的に偽証や勘違い、捜査不足の存在も意味する)
ちなみに御剣は例によってと言うべきか、これを頑なに「ぬすみさん」と呼び、水鏡秤からは「ぬすみ様」と呼ばれていた。使う時には「鳥が飛べない闇夜の空もォ~闇を見通すマナコありィ~。ごらん召しませ、ギゾクの奥の手!」と口上を述べる。
特撮マニアであり、その点は御剣と同じ。ただし御剣はトノサマン派だが、美雲はどちらかと言えば忍者ナンジャ派である。高価な品物、貴重な美術品を見ると、実行こそしないがまず盗む計画を立てるので、御剣はツッコミに追われている。好物は甘いモノ、特にどら焼きが好きである。
首元には青いマフラーを巻き、自作のヤタガラスバッジを付けている。
『裁判123』のヒロイン・綾里真宵が「霊験あらたか、奥ゆかしさ」といった静的なイメージの和風スタイルであるなら、彼女はド派手で活動的な和風スタイルと言え、赤い唐草模様のシャツ、超ミニスカート、長い足袋といった服装が特徴。
全体的な印象としては、御剣曰く「この娘は大泥棒ではなく忍者を目指しているのか?」
超ミニスカートの中に夢など無い。キャラクターデザイナーの岩元氏曰く「がっかりスタイル」。
『逆転検事』では彼女の幼少期が拝める。多忙な父との約束が書かれた“やくそくノート”を守る、純真で元気な少女。
この検事1-4話では、第二のKG-8号事件の裁判中に父・一条九郎検事を殺害される。その後、父の遺品から、九郎が検事としての自分の立場に悩みながらも、義賊“ヤタガラス”を名乗って法で裁けない企業の悪事を追っていたことを知る。その父の遺志を継ぐために、二代目“ヤタガラス”を名乗るようになった。そして、父を殺した真犯人である“偽ヤタガラス”(ネタバレ注意)の行方を追っている。偽ヤタガラスの正体を暴いた御剣の活躍はよく覚えており、ずっと探していたらしい。「ぬすみちゃん」は九郎の遺品の一つであり、悪事を盗み出す切り札でもある。
検事1-5話では捜査の渦中で“ヤタガラス”の真実を知ることになる。それまで思い描いてきた義賊“ヤタガラス”像を打ち砕くような真相に、最初は拒絶するもののどうにか受け止め、父親の仇を討つことができた。
『逆転検事2』の第4話では、とある事件を切っ掛けに彼女のアイデンティティーが崩壊することとなるが(リンク先ネタバレ)、それについては実機でプレイする事をお勧めする。逆転検事2の最終話で、ついに自分の求めていた“ヤタガラス”像に一つの答えを見つける事が出来ている。
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