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概要編集

逆転検事』第4話『過ぎ去りし逆転』に登場。年齢22歳。身長168cm。


今から7年前、新人検事時代の御剣怜侍が知り合った女性弁護士。『コードピア公国』の大使館職員ディード・マンの殺害容疑で逮捕された、真刈透の担当弁護士に着任し御剣と知り合う事となった。『天野河コンツェルン』の会社員である葛由卯子を妹に持つ。由卯子は「勤務先のコンツェルンでの密輸現場」を目撃してしまい、法廷で証人となる事で内部告発を図るも、口封じの為に当時の『コードピア公国』の大使館職員マニィ・コーチンに殺害されてしまった。現在では由卯子が殺害された事件は「KG-8号事件」と呼ばれ、容疑者とされたマニィ・コーチンは証拠不十分で無罪となり、今は『ババル共和国』大使館職員に転職し、のうのうと生活を送っている。この事件から氷見子は「妹の由卯子の仇討ちも目的の1つ」に加えて弁護士として働く様になり、妹の仇マニィに対しては尋常ではない恨みを抱いている。


青緑のスーツと赤茶色のシャツを着こなして、白いネクタイを締めているスーパーモデル体型の高身長美女。これまで『逆転』シリーズに登場した「スタイルの良い美人キャラ」は殆んどが巨乳なので、差別化の為に貧乳となっている。この設定に関して、キャラデザイナーの岩元辰郎は「氷見子の胸のサイズに関しては、スタッフの1人と一悶着あったが、小さめのサイズで押し切った」と設定資料集『逆転検事~公式捜査記録~』にて語っている。ちなみに現実でも顔とスタイルさえ良ければ、貧乳でもモデルになる事は可能である。短めの黒髪ロングで、両耳に付けた天秤のイヤリングが特徴的。天秤は弁護士のシンボルの1つで、弁護士バッジはヒマワリの中央に天秤の絵が描かれたデザインとされている。アニメ版の『逆転裁判』のOPとEDでヒマワリが象徴的に使われているのも、弁護士バッジのデザインに由来している。


鼻にはそばかすがあり、これも影響してなのか化粧が趣味で、細めに化粧直しをするのが癖。会話中しばしば自身の気を落ち着かせる為、化粧直しをする事もある。主な化粧道具はコンパクトファンデーション口紅の3つ。焦ったり図星を付かれると、化粧直しのスピードが上がったり、口紅を引く位置がズレたりする。花を象ったピンクの瓶に入った愛用の香水もあり、化粧道具の1つとして携帯している。


普段は落ち着いた大人らしい外見と性格をしているが、それに反して「非常に笑いの沸点が低い極度の笑い上戸」で、些細な事でも即座に笑い出してしまう。その笑い上戸ぶりは頻繁に大袈裟に腹を抱えて大爆笑し、どんなシリアスな雰囲気も瞬時にぶち壊す程で、ハッキリ言えば完全にキャラ崩壊を起こしている上、シリアスブレイカーと化している。「笑い上戸」という言葉には2つの意味があり、1つ目は「酒に酔うと常に笑い転げる状態になる人」を指し、2つ目は「しょっちゅう何らかの事で笑っている人」を指す。氷見子は後者に当たり、作中では彼女の飲酒に関する描写が不在だが、性格的に「両者共に該当する笑い上戸である可能性」は高いだろう。


特に西洋貴族の様な奇抜な格好、畏まった立ち居振舞いをしている御剣の姿は、とことん氷見子の笑いのツボを刺激する模様で、彼と顔を合わせただけで笑いを堪える程である。自分の服装や言動を笑い飛ばされた事で、屈辱感や羞恥心を植え付けられた御剣は「氷見子に対する苦手意識」を持つに至った。


彼女と出会った当時、御剣は法廷デビューを直前に控えた身で、後に初裁判となった『逆転裁判3』第4話『始まりの逆転』で見せた刺々しさが欠けている。彼は後述の氷見子の担当した裁判の事情により、代理の検事として呼び出された身で、本来なら今回の裁判が初舞台となる筈だった。師匠・狩魔豪、その娘にして妹弟子・狩魔冥も「御剣の初裁判」を見学しようと彼に同行して来た。また御剣はこの時、後に自身の部下にしてパートナーとなる当時の新米刑事・糸鋸圭介と知り合った。真刈の裁判の本来の担当検事は一条美雲の父親・一条九郎であり、父の裁判の応援に駆け付けた美雲とも出会い、彼女も7年後もう1人のパートナーに加わるに至った。


当初の真刈の裁判は氷見子が担当弁護士、一条が担当検事となって滞りなく進行していた。事件当時、真刈の犯行と時を同じくして『コードピア公国』の大使館には大泥棒ヤタガラスが侵入しており、彼は逮捕されて以降「自分がヤタガラスの正体で、殺人は犯していない」との主張を一貫して来た。しかし裁判の最中、一条が検察側の証拠品として「事件当時の環視カメラの映像」を提出し、鮮明に「真刈の被害者殺害の瞬間」が記録されていたというのに、苦し紛れの逃げ口上なのか真刈は主張を翻し、全く異なる内容へと激変させた。何と真刈は突然「一条こそがヤタガラスの正体で、自分は彼に依頼されて殺人を犯した」という主張を始め、あろう事か一条の告発に踏み切ったのだ。真刈による唐突な暴走が原因で裁判は一時中断となり、窃盗と殺人の嫌疑が掛けられた一条は担当検事を除外され、彼の代役として御剣は任命されたのだった。


ところが、またしても異常事態が発生する。裁判の再開直前に検察側の控え室にて、一条と真刈の遺体が発見されたのだ。現場は荒れ放題で、一見すると「一条と真刈が争いを繰り広げた末に2人は相討ちとなって、命を落としたかの様に見える有り様」だった。だが捜査が進行するに伴って幾つもの不審点が見つかり、まるで現場は糸鋸を犯人に仕立て上げるかの様に細工されていた。氷見子は現場の状況から糸鋸を真犯人と断定し、彼の緊急逮捕を御剣に進言する。出会ったばかりとは言え「糸鋸の善良な人柄」を見抜いていた御剣は彼の無罪立証を目指して行動し、氷見子の意見を否定した。司法関係者としては後輩に当たる、御剣の姿勢を愚直に感じた氷見子は「犯罪者を野放しにしていると、とんでもない事になっちゃうわよ」という忠告も付け加えた。そして仕事内容が裁判の担当検事から、現在進行形の事件捜査へと変わった、御剣の働きかけによって今回の事件の真相が明らかにされた。




関連タグ編集

逆転裁判・逆転検事シリーズキャラクター一覧


逆転検事


馬堂一徹

一条九郎

一条美雲

御剣怜侍

狩魔冥


※第4話における重大なネタバレがあります!


































笑い上戸の女弁護士編集

第4話での一条九郎真刈透を殺害した真犯人。氷見子の正体は「国際的な密輸組織の幹部」であり、ディード・マン殺害も彼女が真刈に依頼して行わせたのが真相であった。


御剣たちに真相を解明されると、嘲笑いながら自分が本当の怪盗「ヤタガラス」であると告げ、銃を撃ち逃走。その後は行方不明となるが、第5話で再会する(※リンク先さらなるネタバレ注意)。

余談だが、この時の御剣は法廷デビュー前のため、成歩堂と再会した時に比べると、法廷で一条、真刈殺害事件が起こってしまったことも相成り、無関係を決め込む狩魔豪を冥と共に「カンペキな真実のため」と説得するなど幾分丸い性格であった。


悪徳弁護士である彼女の存在が御剣の弁護士への憎しみを更に増長させたのかもしれない。

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