上田トシコ
うえだとしこ
日本の女流漫画家。満州出身。代表作はフイチンさん。
概要
日本漫画史に於いて手塚以前の漫画家として極めて重要な一人。
プロとしてのデビューは何と1935年、女性が働く事さえまだ珍しかった時代で漫画家と言う職業自体がまだまだ認知されていない時代に一年に渡り連載の経験を得る。
プロと言っても当時の収入など微々たるもので、その後10年以上絵の勉強を重ね生きるうちに終戦、日本に引き揚げ少女漫画を描くも、手塚治虫の登場により漫画界の潮流が明らかに変わっていた時代で有ったが、少女漫画家として大きな人気を得て多数の連載を得る、しかし後には後進の支援に比重を移したようだ。
現在彼女の生涯を元に描いた伝記漫画、フイチン再見が村上もとかによりビッグコミックオリジナルで連載されている。。
作風
代表作のフイチンさん(1955年)は満州出身らしく、当時の漫画としては大きく国際色に溢れた作風である。
関連イラスト
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