概要
侵略した惑星のエネルギーを自身の力に変換する「宇宙石(コズミックキューブ)」を武器に宇宙支配を目論む アルタイル の配下、「マスカー3人衆」の1人。
緑色のボディを持ち、騎士の兜を思わせる金色の額当てと、胸元の×型の飾りが特徴。
かつてボンバー星を訪れる以前に征服され、アルタイルの根城である要塞「ブラックシティ」にエネルギーを供給する4つの惑星の1つ、「レッドマウンテン」で、ボンバーマンを迎え撃つ。
なお、名前の元ネタは、夏の星座であるみなみのうお座の主星、フォーマルハウト。
戦闘
レッドマウンテンのステージ2で対戦する。通常の爆弾とボムキックに加え、彼の最大の武器であるボンバーマンの身動きを取れなくする(いわゆる気絶状態)ドーム状のバリアを発生させる。この能力でこちらを足止めする間に、爆弾で攻撃を仕掛けてくる――のかと思いきや、何とそのままボンバーマンを持ち上げ、ステージ下のマグマに沈めるというとんでもない戦法を使用してくる。当然のことながらマグマに落とされれば一発即死であり、さらに気絶させられてからステージ外に投げ捨てられるまでほんの数秒しかなく、このバリアは気絶自体が協力なので解除も大変なので、多くのプレイヤーが必死のレバガチャで気絶からの回復を試みるも間に合わず、マグマの海に沈められた。
さらに、ハウトを撃破すると彼の足元から火柱が噴出し、直後爆風に吹き飛ばされながら敗走するのだが、この際に発生する火柱に触れてもミスとなってしまう。そのため、苦闘の果てに勝利したと安堵からの一瞬の隙を見せたこれまた多くのプレイヤーが、火柱に焼き尽くされる羽目になった。
これらの理不尽とも言える戦闘スタイルから、プレイヤーの間では「マスカー3人衆の中で最強はハウト」というのがほぼ共通の評価となっている。
そんなハウトだが、上記の戦闘スタイルそのもの全てが弱点でもある。こちらを気絶させて場外に投げ捨てる外道戦法だが、逆に言うと彼はそれしか考えていない。つまりこちら側の攻撃にまったく無防備であり、ボムキックで近づけさせないよう牽制しているだけでも、爆弾があろうが何だろうが突っ込んでくるので、案の定爆風に巻き込むことができ、カペラあたりと比べれば圧倒的な早さで決着をつけることが出来る。とくに遠距離から戦いたい慎重派なプレイヤーにとっては相手を近づけさせないよう牽制もするだろうから、このプレイスタイルにハウトはあっさりとハマり込んでくれる。
また、彼の持つゴールドカード獲得には「ショックバリアを喰らう」というとんでもない条件もあるが、これも溜めボムを持ちながらギリギリの距離でバリアを受ければ、気絶した拍子に溜めボムの直撃を喰らわせ、バリア+溜めボム命中+溜めボム爆破で計3枚のカードが一瞬にして手に入る。残ったカードは制限時間内に普通に倒せば自然と貰えるので、わずかな工夫でカードを総なめにすることができてしまう。
スプリガン
レッドマウンテンのステージ4で対戦する巨人型戦闘メカ。元々は採掘用に開発されたものだったが、ハウトによって兵器へと改造された。 マグマの中をも進むことができる堅牢なボディを持ち、巨大な腕によるパンチと目からのレーザー、頭部から発射される火山弾が武器。ステージ2での雪辱を晴らすべく、パイロットとして搭乗し、再びボンバーマンに挑む。(なお、ステージ4のタイトルは「ハウト リベンジ」)
両腕、および頭部は破壊可能。特に腕部を破壊するとスプリガンはマグマに潜り、頭部だけを出してレーザー攻撃を仕掛けてくるのだが、この時に頭部に溜めボムをぶつけるといわゆるピヨり状態となり、さらにコクピットのハッチが開く。そこにハウトがいるのでこの時に彼のいるコクピットに爆弾を投げ込むと内部から爆発し、ボムの種類にもよるが数発食らわせれば即死イベントが発生して倒せるようになる(わくわくモードで溜めボムを使えば一発で即死)。
撃破するとスプリガンは大爆発を起こし、パイロットのハウトはスプリガンから降りるどころか身動きをとれずマグマに沈んでいくというステージ2で使用した戦法とある意味同じような形で命を落とす(身動きを取れなくしてからマグマに沈める)結果となり皮肉な最期を遂げる。