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君はできない子の編集履歴

2015-08-27 17:50:40 バージョン

君はできない子

きみはできないこ

2013年3月23日にニコニコ動画に投稿された、きくお氏の14曲目。

題名の通り、できない子のことを歌っている。

きくお氏らしい明るいポップな曲調と悲しい歌詞はよく耳に残る。


この歌は、「できない子」より、上の立場の人物(母親?)である「わたし」の視点から語られている。

「わたし」は終始、「できない子」を、悪口で罵っている。


「できない子」は、勉強も運動も人との会話も上手くできない、

貧乏でのろまで汚い子であるらしい。


自分の名前すら言う事ができない、とにかく駄目な子である。


「ヨダレにハナクソ フケ クソ ショウベン

バイキン ナキムシ ヨワムシ」と、「できない子」は虐められ、無視されていた。

不登校にまで、なってしまっている。


「わたし」はその「できない子」に対し、

「この世で いちばん できない子」「わたしがいなけりゃ 死んでる子」「かなしい かなしい できそこない」と、

あらん限りの壮絶な言葉を、ぶつけている。


「できない子」は、ずっと黙ったままである。


そんな「できない子」も成長し、身体も「わたし」より大きくなる。

しかし、中身まで変わったわけではない。


相変わらず、何もできない「寂しい子」である。






「わたし」は一見、ただ「できない子」を虐待しているように見えるが、

言葉の端々で、「かわいい子」「私が一生 守るから」と言っている。


また、「私と一緒」と言っている事から、彼女も「できない子」と似たような境遇を抱えていた事が、垣間見える。


「わたし」は、「できない子」の傍にずっといて、いつまでも一緒に踊っていたい、と思っていた。




だがある日、「できない子」は、「わたし」の元から旅立った。


傷だらけになりながらも、彼女の前から、いなくなった。



何も出来なかったはずの「できない子」はいなくなり、「わたし」は一人、取り残された。



















果たして、


本当に「できない子」は、誰だったのだろうか・・・?













もしも、時間を戻せたら・・・。

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