ラわーん
うわーん
はだしのゲン…と言うよりかは中沢啓治氏の漫画に多く登場する表記である。
ラわーん、概要じゃ
はだしのゲンの第1巻から最終巻まで多く登場する擬声音で、厳密には「うわーん」と号泣する際に発せられる。如何にも泣いている悲しみや苦しさを表現するためか、「う」が「ラ」に見えてしまうためファンが好んで使うようになったものと思われる。
なお、はだしのゲン以外の中沢作品である「げんこつ岩太」や「お好み八ちゃん」、「進め!!ドンガンデン」、「ユーカリの木の下で」など多くの作品で人物が泣き叫ぶ場面に「ラわーん」が使われており、主に活動的なキャラ(幼児や少年少女、荒くれ者など)が発している。
ラわーん、主な使用場面じゃのう
- 1巻でゲン(中岡元)が弟とイモを奪い合い、父の大吉に叱られてげんこつを食らう場面(コミカルだが戦争による食糧難という悲哀がある)。
- 3巻で近藤隆太がゲンや君江の優しさに触れて改心し、共に暮らす喜びと迷惑をかけたことへの後悔が入り混じった号泣シーン。
- 4巻で林のばあさんの孫である辰夫と竹子がいじめの報復を受けてクソまみれのボロボロにされた時(コミカル路線。ざまあみろと罵るゲン達に感情移入しやすい場面)。
- 同巻で闇市において射殺事件を起こした隆太がヤクザに連れて行かれる際にゲンと隆太が互いを探して泣いている、或いは巻末で妹の友子が死んでしまう際にゲンが発する悲壮感に溢れた号泣。
…などなど、枚挙に暇がない