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ルー(ケルト神話)の編集履歴

2015-09-04 17:35:43 バージョン

ルー(ケルト神話)

るーぐ

ルグ、ルーグ、ルフ、またはルーとは、ケルト神話に登場する光の神。

概要

トゥアハ・デ・ダナーン(ダーナ神族)の太陽神で、「長腕のルー」の異名をとる。

キアンとエスリンとの子。父方の祖母はディアン・ケヒト、母方の祖父はバロール

アルスター・サイクルに登場する英雄クー・フーリンの父親でもある。

ルーの槍

神話上ではルーは槍を持っていたとされ、その一つは、トゥアハ・デ・ダナーンの四秘宝の一つでもある。

これについて日本では「ブリューナク」という呼称がついているが、実はこの名称は文献には登場せず、日本国外では言及されない。


ルーの槍として文献に登場するのは四秘宝の一つと、そのまま槍を意味する「ルイン(ルーン)」のほか「アッサルの槍」「アーラーワル(アラドヴァル)」「森一番のイチイの名木」「五尖槍と叉分かれの投槍」である。

・アッサルの槍

父親を殺された賠償としてトゥリル・ビクレオから得たもの。投擲した際にイチイの木を意味する「イヴァル」の言葉を唱えれば必ず命中する。

・アーラーワル

ペルシャ王ピサルが持っていたとされる毒の槍で、トゥリルの息子たちから賠償として得た。穂先が熱を持っており、大釜に入れた氷につけておかないと都市すらも焼き尽くしてしまうという。

・森一番のイチイの名木

アルスター・サイクルに登場する英雄ケルトハル・マク・ウテヒルが使う「ルイン(槍の意)」と同一のものとして写本で言及されている。

ケルトハルのルーンも「大釜で穂先の熱を抑えられる槍」というアーラーワルと共通する特徴を持つ。

・五尖槍と叉分かれの投槍

クアルンゲの牛捕りにおいて、疲労した息子クー・フーリンに替わって参加した際に携えていた得物。

元々持っていた槍がケルトハルに渡った後と考えるなら、三本以上は槍を持っていたことになる。

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