テトリス
てとりす
概要
上から落ちてくるブロックを積み重ね、横ラインを揃えて消す。ただそれだけの作業を無限に繰り返す。
無心に繰り返す。ただただブロックを消していく。
途中「なぜ、私はこんなことをしているのだろう?」と考えるも今まで積み重ねてきたスコアの事を思いブロックを消していく。
指の感覚がなくなってきても止めどなく降り続けるブロック・・・。
途中、縦棒が来てほしかったのにZ型3連続で涙を流した(とはいえ、最近のテトリスではほとんど起きえない)。
やっと縦棒が来たと思ったら、操作ミスで横向きに配置してしまい涙を流した。
それでも私達はブロックを消し続けるのだ。そこにブロックが在る限り・・・。
という悟りを開ければ、君も立派なテトリス神だ!
ちなみに、名称はテトロミノ(ドミノの四個版)+テニスらしい。
(モノ(1)リス→テト(4)リスといいたいところだがスペルが違う)
また只々不毛なだけではなく、一定の得点やハイスコアを更新した時にちょっとしたムービーが見られるものもある。
ライセンス
1996年にザ・テトリスカンパニーが設立され著作権を一括管理する事で様々な機種にテトリスを出す事ができるようになった。
それ以前は旧ソ連の外国貿易協会(ELOG)という機関が管理していた。英国のミラーソフトという会社がハンガリーの会社を経由してライセンス契約をしており、当時のテトリスはここからライセンス契約(の又貸し)していたのだが、任天堂がゲームボーイのテトリスを出す為になんと直接ソ連に渡航してELOGからライセンス契約を締結したのである。ちなみに時はまだ冷戦下であった為、交渉に向かった社員にはソ連の公安職員が常に付いていた中での緊張下におかれた交渉だったという。
実はミラーソフトが契約したのは「PCゲームのみ」の契約であった為、本来は家庭用ゲーム機・アーケードゲームではできないものだったのである。
ミラーソフトからのライセンス契約をしていたセガはメガドライブ版を完成・出荷目前にして発売中止を余儀なくされてしまい、同じくテトリスを販売していたテンゲンも任天堂相手に訴訟したがテンゲンのはミラーソフトのものだった為権利がないとの判決が下された。
この時は半ば任天堂の独占の形になってしまったが、考え方によってはミラーソフト経由でそのままいってた場合には万が一著作権でモメた場合は旧ソ連と日本で国際問題に発展する可能性もあったとも考えられる。
詳細は不明だが、バーチャルコンソールのテトリスは現在配信終了しており、バーチャルコンソールにもライセンスが有効な期間があったと推測される。
音楽
テトリスの音楽といえば、皆が口を揃えて答えるのがロシア民謡の「コロブチカ」であろう。
テトリスといえばコロブチカ、コロブチカといえばテトリス(もしくはフォークダンス)と言われるくらいである。
ただし、テトリスによってはコロブチカのアレンジが異なるものもある。
ちなみにゲームボーイのテトリスのBGMのTYPE-Aはコロブチカであるが、通信ケーブル同梱版のものは何故かTYPE-Aがメヌエットになっている。