夕霧・クニグンデ・モレンツ
ゆうぎりくにぐんでもれんつ
『オイレンシュピーゲル』のヒロイン。また、『スプライトシュピーゲル』『テスタメントシュピーゲル』の登場人物。
〈猋〉の遊撃手（ショート）。コードネーム「白犬（ヴァイス）」。通称「悪ふざけ（オイレンシュピーゲル）の夕霧」。
金髪に碧眼。ユダヤ系の少女。 腰の特大パイルバンカーと両手指から放射する幅2ミクロンのワイヤー10本で相手を切断する、歌って踊れる殺人ミキサー。
天真爛漫を通り越した、重度の天然ボケ電波娘で、歌とダンスと平和が大好き。
「銀行強盗シンフォニー」「テロリストソング」等、不謹慎な歌を全チャンネル無線で歌っては通信班にフィルターを掛けられている。
母親と2人で極貧ながら幸せに暮らしていたが、麻薬取引の金を掠め取った事で追われた母が娘を逃がすため、孤児の機械化児童として市の所有物とする道を選択。夕霧を児童福祉局前のビルから転落させられた過去を持つ。そして、収容された〈子供工場〉で涼月・陽炎と出会った。手足の操縦訓練では抜群の成績を叩き出し、ミリオポリス憲兵大隊（MPB)に入隊することとなる。
その朗らかさゆえか、三人娘の一番人気でマスコミに引っ張りだこになっている。 テレパシー並みの電波的直感で他人の心を察するが、第参巻以降は、あらゆる人間の「痛み」をも感じるようになる。