ヤングエースにて連載されていた、三部けいによるサスペンス漫画『僕だけがいない街』に登場する
八代学×藤沼悟のBLカップリング。
アニメ最終話で視聴者に衝撃を与えた。
物語の根幹に関わる二人は、因縁の強いカップリングであるといえる。
元の世界線で、事件を未然に防げなかった事に自責の念を感じる悟に対し、八代は卒業式当日に『心の中に空いた穴を埋めていくのが人生であると、ぼくは考える』という言葉を送り、当時の悟の心の穴を埋めた。
また再上映後の世界では、加代救出にアドバイスを送り協力してくれる矢代に対し、父親を知らない悟は父性を感じるなど、悟の八代に対する好感度は再上映前に比べて高くなっている。
八代も何度となく自身の計画を邪魔した悟に対し敬意を抱き、そして殺人を行えなかった代償行為として悟を殺害しようとするも、悟が奇跡的に生還したことに自らの『生』に意味を与えてくれる可能性を感じ、以降15年もの間悟を陰から援助・見守り続ける。
そして15年の時を経て目覚めた事実に、幼少期飼っていたハムスターが与えてくれた以上の歓喜を感じ、『正直シビれた』として、八代の中で悟は特別な意味を持つ存在となっていくのがポイントである。
また、悟の再上映前の世界線の性格と、八代の幼少期(御子原学)の思考が似ている点があったり、八代が小学校6年生の時に気まぐれに助けた白鳥潤に語った勇気の話を、数十年後に悟に話聞かせるなど、物語開始前からの繋がりも感じさせる二人である。