右代宮楼座とは
うみねこのなく頃にの登場人物のひとりである。
楼座の項目も参考になさってください。
右代宮家での立場
大富豪右代宮家の序列第5位で、右代宮真里亞の母親。
金蔵と妻の間に生まれた4人兄妹の末っ子にあたる。
自身もデザイン会社『アンチローザ』の社長を務めているが、
誰かの連帯保証人となったことで、現在は莫大な借金を抱えている。
長男である蔵臼から現金を得ようとしている。
真里亞との関係
娘の真里亞との仲は、残念ながら良好ではない。
真里亞の口癖である「うーうー」を止めさせるため、
楼座は体罰などの乱暴な行動を繰り返している。
1986年当時は、今と比べれば体罰は「当たり前」だったとはいえ、
それが9歳の真里亞を幾度となく傷付けたのは、言うまでもないだろう。
真里亞はその様な一面を“黒い魔女”として“ママ”とは区別していた。
また、仕事を理由に家になかなか帰らない点も注意すべきである。
娘がオカルト趣味に傾倒したり、口癖を止めることが出来ないのは、
“ママ”が家に帰ってこない寂しさを紛らわすためとも考えられる。
楼座が真里亞に十分な愛情を注がなかった結果、
二人の関係は悪循環と呼ぶに相応しい状況になっている。
夫や兄弟達との関係
夫は楼座が娘を産む前に“蒸発”しており、
現在の彼女はシングルマザーとなっている。
右代宮の人間誰もが苦手とする金蔵はともかく、
物を奪われたり、壊されたりといった過去の理不尽な行動が、
現在でもトラウマとなって残っている。
兄弟から受けた陰湿な苛めの記憶は、娘に対する姿勢にも影響を及ぼしている。
さらに、従兄弟達と比べ極端に精神的成長の遅い真里亞を抱えていることが、
なおさら兄弟への劣等感に拍車を掛けているようだ。
ファンの間での「右代宮楼座」
大人組の描写がカットされがちなアニメ版において、
「幼い女児に暴力を振るうDV魔」として強烈な印象を残している。
原作版では右代宮親族の事情が詳しく描写されるため、
出題編において掘り下げが最も進んでいる彼女に対し、
プレイヤーの一部には同情的な肯定意見も見受けられる。
だが、楼座を語る上で外せないのはEP2本編クライマックスだろう。
迫り来る追手に黄金のインゴット(10㎏)と万年筆で対抗し、
最期に真里亞と互いを理解しあう場面がファンの心を掴んだ。
後に『楼座無双』と呼ばれることになるそのシーンは、
“魔法”が氾濫するEP2において唯一の救いだったのかもしれない。
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