アメリカ独立戦争
あめりかどくりつせんそう
概要
英語表記はAmerican War of Independence。
1775年4月19日から1783年9月3日までのイギリス本国とアメリカ東部沿岸のイギリス領の13の植民地との戦争である。
アメリカではアメリカ独立革命(American Revolution)、または革命戦争(American Revolutionary War)と呼ばれる。
この戦争によって、植民地の者達がイギリスの支配を拒否しアメリカを政治的独立に導くことに成功した。
1775年、革命派は13植民地政府の全てを掌握すると共に、政治と立法を主に担当する第2回大陸会議で軍事を担当する大陸軍(Continental Army)を発足させた。
翌年の1776年7月4日に、トマス・ジェファソンらによって起草されたアメリカ独立宣言を採択し、イギリス本国からの独立を宣言した。7月4日は独立記念日として現在も祝われている。
戦争の全期間を通して、イギリスはその海軍の優越性によってアメリカ東海岸沿海を制し、海岸に近い幾つかの都市を占領したが、陸軍の兵力が数において比較的少なかったために支配地域は限られたものになった。
1777年、アメリカ大陸軍がサラトガの戦いでイギリス軍のバーゴイン将軍を降伏させ、勝利した。
1778年、サラトガでの勝利の報を聞いたフランスはアメリカと同盟条約を結び、フランスがアメリカ側に付いて参戦した。スペインやネーデルラント連邦共和国(オランダ)もその後の2年以内にアメリカ側に付いた。
1781年、フランス海軍がチェサピーク湾の海戦で勝利したことが引き金になり、アメリカ大陸軍はヨークタウンの戦いでイギリス軍を降伏させ、実質的な戦闘は終わった。
1783年のパリ条約で戦争が終結となり、イギリスは、13植民地の独立を正式に承認した。