敦芥
あつあく
概要
「文豪ストレイドッグス」の主人公・中島敦と、芥川龍之介のカップリングタグ。
イメージカラーが白/黒と正反対(髪のメッシュもまた黒/白と逆)で、
互いの呼び方は「お前」「芥川」/「貴様」「人虎」。
組合編(※最新巻までの内容を含みます)
初対面は一巻。敦は国木田独歩に「会ったら逃げろ」と芥川について注意を受けた直後に、懸賞金のかけられた彼を捉えるべくやってきた芥川に遭遇してしまい羅生門による攻撃をうける。敦も異能が発動し白虎になって芥川を襲った。(敦を捉える件に関して取り仕切っていたのは芥川であることが後に判明した)
とうとう敦は誘拐され、芥川が泉鏡花を利用していたことを巡って船上で戦った。芥川は自分の師であった太宰治が敦を認めていることを知り敦に嫉妬心を抱いていた。接戦の末芥川は敗れ、敦に殴られた勢いで海へ落ちた(直後に部下である樋口一葉が救出に来たため深手は負ったが辛うじて命は助かった)。
そのとき敦が叫んだ「人は誰かに『生きていていいよ』と云われなくちゃ生きていけないんだ、
そんな簡単なことがどうして判らないんだ!」という言葉を後に芥川が回想している。
敦もまた三社戦争が始まった後、Qの異能で芥川の幻が放った「これで判ったか?己が何者かを」という言葉で一時戦意を喪失、「僕は居ちゃいけなかった」と泣き崩れた。
なんとか立ち直った敦は組合による最終手段・白鯨落としを食い止めるべく向かったフィッツジェラルドの部屋の前にて、復讐にやってきた芥川と再会し最悪の三つ巴状態に陥る。太宰の名を使い一時は芥川から逃れるも一人ではフィッツジェラルドの強力な異能に敵うはずもなく、芥川も苦戦気味になったところで羅生門で床をくり抜き下階へと逃げ出す。
そこで芥川はかつて太宰からの十分な評価を得られなかったことと、己の幸福を素直に受け入れないから敦が気に食わないのだという本音をぶちまけた。一時は互いの考えや「よく似ている」と一括りにされたことが気に食わず連携も取れていなかったが、フィッツジェラルドの異能の最大出力を見て双方覚悟を決め、互いに過去に縛られるのをやめるよう諭し、最後の力を振り絞り二人の初の連携技となる「月下獣羅生門・虎叢」を繰り出した。
(太宰曰く、芥川は敦のような速度と丈夫さを持つ異能者と合わさって初めて本領を発揮できる異能者であり、この二人を次世代の双黒/コンビとし今後に備えたいらしい)
かくして作戦は阻止され、二人の強さが平等に太宰に認められたところで三社戦争は幕を閉じるのであった。