富士見の娘とは東方Projectに登場する西行寺幽々子のこと。
おそらく西行法師の歌「風になびく 富士の煙の空にきえて 行方も知らぬ我が思ひかな」、および画題のひとつである「富士見西行」を元にした呼び名。
さる歌聖の娘であったとされる幽々子だが、歌聖の明らかなモデルである西行に娘があったことと、その断片的なエピソードをもとにしたキャラクターであると思われる。ただし西行の娘の推定生没年は平安末期から鎌倉時代初期なので、「千年以上亡霊をやっている」という設定に食い違いが出るが、どうでもいい。
西行は人骨を集めて反魂の術を試したが失敗したという伝説があり、春を集めて桜の木の下に眠る人物を蘇らせようとした幽々子は、西行自身をもモデルにしていると言える。