CV.岸尾だいすけ
概要
謎の組織《デビル・ファング》のリーダー。
ナルシストで紳士な美男子で、優雅に振舞うが、事が上手く進まなかったり、気に入らない事が起こると
ヒステリックに起こす激情な一面と目的の為なら手段を選ばない冷酷さを併せ持つ。
ミスター金有に資金や罠を援助させるなど、各国の要人など影響力を持ち、全世界にジョーカー達の賞金の情報を与え、それを狙って怪盗や殺し屋などを集めさせた。
何故かジョーカーに対して憎悪を抱いており、命を狙っているが、その目的は不明。
以下ネタバレ
49話にて、かつてスペードが引き取られていたホストファミリーの息子であり彼の従兄弟でもある少年・ダンプが成長した姿だったことが判明した。
スペードと友人になりたかったのになれず、両親の愛が欲しかったのに省みてもらえず、その全てをスペードを怪盗の道に引き込んだジョーカーのせいとして憎悪していた。
あくまで欲しているのは愛であるためか、怪盗への憎しみを叫ぶ様はどこか痛々しく、スペードも「哀しい奴」と表現している。
子供の頃は肥満体型・そばかす・豚鼻の悪ガキであり、面影がほとんど残っていない。
しかしながら目つきや髪の色など共通点もあり、またスペードを本名のキングで呼ぶことなど伏線はしっかり張られていた。
続く50話では、デビル・ファング本拠地にて怪盗たちと再び対峙する。紆余曲折の末スペードの謝罪を受け、和解。反旗を翻したドクターネオに殺されかかるも、スパイダー・Aに庇われて命を拾った。
最終的に本拠地を失うも、友情と忠実な部下という最も欲しかったものを手に入れることができたのである。
51話ではツイン・サンダー・シャークで療養中のカットが出たのみであったが、52話ではパスコード入手のためにジョーカーたちに協力。スパイダー・Aともども強引にパスコードの一つを買い取るが、直後にコーヒー切れを起こしたスパイダーに突っ込みを入れながらコーヒーを挽くという、それまでなかったギャグシーンを初めて披露した。また、宇宙からの帰還手段を失ったジョーカーを迎えに行くためにスペースシャトルを用意するという活躍も見せた。
総じて、3~4シーズンで最も救われたキャラと言えるだろう。これからの彼の人生に幸あれ!
余談
少年ダンプ自体は漫画版にも登場しており、厳密にはアニメオリジナルキャラクターではない。
但し、プレジデントDとしてのキャラクターは(今後逆輸入されない限り)アニメのみのものである。