ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
編集者:neko
編集内容:最新のものに沿った記述に変更

タリクシア

たりくしあ

日本のSF創作/ウェブ漫画「ビロウス」に登場する異生物及び異星人の分類。一部は無機物と有機物が融合したような姿をしているがメカ生命体ではない。最近は「タリクシアン」という表記のほうが主流。

タリクシアとは

タリクシアまたはタリクシアン(現在は「タリクシアン」表記のほうが主流)とは、「ビロウス」に登場する生物の分類。作中内ではこのタリクシアン種類に分類される生物を動物も植物も含めて「タリクシアン植生(Talyxian Biome)」および「外植生」や「エイリアン・バイオーム」などと称することもある。

英語表記:TalyxiaまたはTalyxian

物語の舞台である「惑星タル」の固有の生物であり、見た目も生態も含めて異型そのもの。

ビロウスにおいて主役側の種族及び人類側と言えるエルタス種族(サーガルアグドナネウリア)とは完全に対になる存在

目の数が地球の生き物のようにシンメトリーで二個あることは稀、血の色や内臓などは灰色をしている(赤い筋肉を持つものもいるがコアは灰色)、環境によって性別が変化したり、両性具有のものも多くいる、異なる種類同士でも生殖可能など地球の生物とは大きくかけ離れた摩訶不思議で不定形な姿と生態を持つ。

植物と動物の差が殆どなく、そのためタリクシアン生物に分類される植物は葉緑素を持たず、赤や灰色などの色合いと、まるで触手や筋肉の繊維のようなグロテスクで異様な見た目をしていたり、肉食植物のように動き回り人々を捕食するものもあるなど、異様な見た目と共にエルタス種族にとって基本的に脅威の存在である。

一部の種類は半機械のような姿をしているがちゃんと血や内臓があり、生殖や排泄なども行う、れっきとした「生物」であり、サイボーグや半メカ生命体やロボットの類ではない。

より詳しい情報は以下のページ参考推奨。

ビロウス公式wikiにおけるタリクシアンのメイン記事(日本語版)

種類

「タリクシアン・〇〇」という形式の名称で様々な種類がある。

特に有名で二次創作においてもよく描かれるのはネコ科のような姿をした種類の「タリクシアン・ストーカー」で、その次に「タリクシアン・ルーター」が有名。これはビロウスがシェアワールド展開を開始した初期の頃に発表されたていたタリクシアン種族はこの二種がメインだったことによる。

そのためタリクシアンと聞くとタリクシアン・ストーカーかタリクシアン・ルーターのどちらかを思い浮かべる人も多い。しかし現在ではタリクシアンという存在は惑星タルの多数を占める異型動植物ほぼ全体を示すものであり、この二種に限らない。

タリクシアン・ストーカー

センシティブな作品

ネコ科の動物ような身体に無機質で堅そうな外見の頭部をしている。

極単純に「ビロウスのネコ」という扱いをされる存在。作中のセリフで「ネコ」という単語が出てきた場合はこのタリクシアン・ストーカーのことを示している。

頭部の形状や毛の色などは個体差によって様々ある。目の数もモノアイ~複眼など様々で、アシンメトリーなことも多い。口がトレマーズのグラボイズのように4つに裂けるタイプなどもいる。

非常に頑丈で図太い身体の持ち主であるため簡単には死なない。血の色は灰色であるため、舌や内臓や生殖器なども灰色。

基本的にみんな両性具有で産まれてくるが、思春期の頃にどの性器を残しておくかを選べるため、成獣しているものにはペニスは無いものや膣のないもの、両方存在しているものなどで様々。

知能こそ高いが行動はほとんど野生動物そのものであるため文化などはなく、娯楽と言えば狩り(食事)と交尾と睡眠くらいしかない。一部は喋ることもできるが、それでもエルタス人達からは基本的に「喋る猫」の扱い。そのため、同性愛が普遍的であるなど性的傾向のバリエーションに寛容なエルタス人の文化であっても、タリクシアン・ストーカーとのそういう行為は獣姦の扱いに当たり、愛好家は変態扱いされる。

普段は野生の猫科動物同様に他の野生動物を食べるなどしているが、稀に人食いの性質を持つこともありうるため、エルタス人を捕食する人食いネコと化すものもいる。

タリクシアン・ルーター

人型の姿をしており、全員事実上の無性別

タリクシアンの中でも研究者の役割を持つ。そのため大人のルーターはみんな「Dr.」が名に付く。

基本的に常時屋内に引きこもってビロウス世界に関する研究をする。

タリクシアンの中でも特に謎めいているが、非常に高い知能と高度な技術を持っている。

権利や位も高く、他の種類のタリクシアン達の数や行動などを管理する役割も持つ。

そのため問題行動を起こしたタリクシアンを粛清したり、増えすぎたタリクシアンには去勢をしたり時には安楽死させるなどして間引くことで生態系を保っているらしい。

しかしながらルーターだけでは増えることが出来ないので、生殖のために他のタリクシアンをある程度残しておいている。

基本的にタリクシアンの生態管理にだけ関わるためエルタス人の文明に干渉することはまずしないが、一部は都会で医者などをやっている人もいる。

食事は行わず、また生殖器も無く、単体で生殖することは出来ない。

精子のような遺伝子媒体そのものは持っているため全員概念的に男性ではあるが、実際には性別を超越した存在と言った方が正しい。

ファンアート(二次創作)において

タリクシアンもまたビロウス世界観内に登場するオリジナル種族(特に有名なものではサーガル)の例にならって、既存の版権作品のキャラクターと同じ感覚で二次創作を行うファンが存在する。pixivなど国内でのファンアートはまだ少ないが、FurAffinityなどの海外SNS上においてはタリクシアン・ストーカーのファンアートが多い。

Googleイメージ検索でのTalyxianの検索結果

ただしタリクシアンはエルタス三種族(サーガルアグドナネウリア)とは違い、不定形で異型の存在であり、基本形となるデザインテンプレートが存在しないため、公式に近いものを描くとなるとかなり難易度が高いと思われる。

二次創作に関する規約は以下のページを参照。

ビロウスの二次創作や利用に関する規約

関連記事

編集者:neko
編集内容:最新のものに沿った記述に変更